5月国内旅行おすすめ完全ガイド｜花・新緑・温泉満喫プラン10選

過ごしやすい気候と豊かな自然に恵まれる5月は、国内旅行のベストシーズンです。

この記事では、ネモフィラや藤などの見頃の花々から、目に眩しい新緑スポット、おすすめの温泉地、ゴールデンウィークの計画術まで、5月の旅行を最高にするための情報を完全ガイドします。

• 5月ならではの花・新緑を楽しめる絶景スポット
• ゴールデンウィーク旅行の計画術と混雑回避のヒント
• 目的やエリア別のおすすめ旅行プラン
• 旅先の気候に合わせた服装選びのポイント

心地よい季節到来 5月国内旅行の魅力と準備

• 日本列島の5月の気候と最適な服装
• ゴールデンウィーク旅行の賢い計画術
• 混雑を避けて快適に過ごすヒント
• 早めの予約が鍵 交通・宿泊手配のコツ
• 旅行のテーマを見つけるヒント

5月の日本は、穏やかな気候と豊かな自然が魅力の絶好の旅行シーズンです。

新緑が目に眩しく、色とりどりの花が咲き誇り、心も体もリフレッシュできる旅が待っています。

この見出しでは、日本列島の気候と服装、ゴールデンウィーク（GW）の計画術、混雑回避のヒント、交通・宿泊手配のコツ、そして旅行テーマの見つけ方について解説します。

事前の準備をしっかり行い、快適で思い出深い5月の旅を実現しましょう。

日本列島の5月の気候と最適な服装

5月は春から初夏への移り変わりにあたり、多くの地域で過ごしやすい気候となりますが、地域による差が大きい点に注意が必要です。

例えば、北海道では平均気温が5～15℃程度と肌寒い一方、沖縄では平均気温約24℃とすでに夏のような陽気になります。

本州でも、標高の高い上高地などは市街地より5～10℃低いこともありますので、目的地の気候を事前に調べておくことが大切です。

地域	5月の気候目安	服装のポイント
北海道	平均5～15℃、朝晩冷え込む	重ね着必須、薄手ダウンやフリースも考慮
本州(平野部)	温暖、日中は20℃超えも、朝晩は肌寒い	長袖シャツ、カーディガン、薄手ジャケットで調整
本州(山間部)	平野部より5～10℃低い	防寒性のあるアウター、歩きやすい靴
四国・九州	温暖、初夏の陽気	長袖、半袖、羽織物で調整、日差し対策
沖縄	平均約24℃、梅雨入り時期	夏服、雨具、日焼け対策

旅行先の天気予報を事前に確認し、脱ぎ着しやすい服装を選ぶことが快適な旅のポイントとなります。

紫外線対策も忘れずに行いましょう。

ゴールデンウィーク旅行の賢い計画術

ゴールデンウィーク（GW）は、多くの人が旅行に出かける日本で最も混雑する時期のひとつです。

快適な旅行のためには、数ヶ月前からの予約と情報収集が不可欠となります。

特に航空券や人気の宿泊施設は、発売と同時に予約が埋まることも珍しくありません。

計画的に準備を進めることが求められます。

• 交通機関・宿泊施設の早期予約（理想は3ヶ月以上前）
• 混雑ピーク日（連休初日・最終日）を避けた日程調整
• 人気観光地の事前予約（入場券、アクティビティなど）
• リアルタイム混雑情報の活用（アプリなど）
• キャンセル規定の確認と旅行保険の検討

予算や時間に余裕を持たせ、柔軟に対応できる計画を立てることが、GW旅行を成功させる秘訣です。

混雑を避けて快適に過ごすヒント

人気の時期だからこそ、少しの工夫で混雑を避け、より快適に旅行を楽しむことができます。

例えば、観光地には開園・開場直後や閉園・閉場間際を狙う、食事はピークタイム（12時～14時頃）をずらすといった行動が有効です。

時間を意識するだけで、待ち時間を減らせる可能性があります。

• GW期間中の平日や連休前後を狙う
• 早朝や夕方の時間帯を活用する
• 有名観光地から少し離れた「穴場」スポットを選択する
• 公共交通機関を積極的に利用する（パーク＆ライドも検討）
• テイクアウトやデリバリーを活用して食事場所の混雑を避ける

事前に現地の情報をしっかり調べ、混雑状況を予測しながら行動計画を立てることが、ストレスなく旅行を楽しむための鍵となります。

早めの予約が鍵 交通・宿泊手配のコツ

5月、特にGW期間中の旅行では、交通機関と宿泊施設の早期予約が最も重要なポイントとなります。

新幹線の指定席や飛行機の人気路線、眺望の良いホテルの部屋などは、予約開始と同時に満席・満室になるケースが多く見られます。

一般的に交通機関は1ヶ月前、宿泊施設は3ヶ月～半年前からの予約が推奨されます。

早めの行動が選択肢を広げます。

項目	コツ	注意点
交通機関	公式サイトや比較サイトで早めに予約（目安: 1～3ヶ月前）	変更・キャンセル規定を確認、早割の活用
	スマートEXなど事前予約サービスも検討	事前予約枠は限られる
宿泊施設	予約サイト比較、口コミ確認（目安: 3ヶ月～半年前）	キャンセル料発生時期、プラン内容（食事有無等）
	会員プログラムの先行予約や特典もチェック	人気施設はさらに早い予約が必要な場合あり
セットプラン	旅行会社のパッケージツアーも選択肢	手配の手間は省けるが、自由度は低い場合あり

複数の予約サイトを比較検討し、キャンセルポリシーを確認した上で、できるだけ早く手配を進めることが、希望通りの旅行を実現するための確実な方法です。

旅行のテーマを見つけるヒント

行きたい場所が多すぎて迷ってしまう時は、まず旅行の「テーマ」を決めることから始めると良いでしょう。

5月は、「花」「新緑」「グルメ」「温泉」「祭り」「アクティビティ」など、魅力的なテーマが豊富にあります。

例えば、「一面のネモフィラ畑で写真を撮りたい」「新緑の渓流をハイキングしたい」など、具体的な「やりたいこと」から考えてみるのも有効です。

• 誰と行くか（カップル、家族、一人など）
• 何を一番楽しみたいか（自然、食事、文化、癒やしなど）
• 予算や日数はどれくらいか
• 行きたい方面（地域）はあるか
• 過去の旅行で楽しかったこと、残念だったこと

パートナーや家族と相談しながら、今回の旅行で最も重視したいテーマを決めることで、目的地やプランが自然と絞り込まれていきます。

色鮮やかな絶景 5月が見頃の花名所

• 青い絨毯 国営ひたち海浜公園のネモフィラ（茨城）
• 圧巻の藤棚 あしかがフラワーパーク（栃木）
• つつじの名所 葛城高原（奈良）
• 富士山と芝桜 富士芝桜まつり（山梨）
• 遅咲きの桜を楽しむ 函館・五稜郭公園（北海道）
• チューリップ畑 かみゆうべつチューリップ公園（北海道）
• 地域を彩る多様な花とイベント

5月は、日本各地で美しい花々が咲き誇り、息をのむような絶景を楽しめる季節です。

特に、この時期ならではの色鮮やかな風景は、旅行の記憶をより一層特別なものにしてくれるでしょう。

全国には魅力的な花の名所がたくさんあります。

例えば、国営ひたち海浜公園のネモフィラやあしかがフラワーパークの藤、葛城高原のつつじ、富士芝桜まつりの芝桜、北海道で見られる遅咲きの桜やチューリップなど、見頃を迎える花々が目白押しです。

花の種類	代表的な名所	所在地	見頃（目安）	特徴
ネモフィラ	国営ひたち海浜公園	茨城県	4月中旬～5月上旬	約530万本の青い絨毯
藤	あしかがフラワーパーク	栃木県	4月中旬～5月中旬	樹齢160年の大藤棚、ライトアップ
つつじ	葛城高原	奈良県	5月上旬～中旬	「一目百万本」と称される山の斜面
芝桜	富士芝桜まつり	山梨県	4月中旬～5月下旬	富士山を背景に関東最大級の約50万株
桜（遅咲き）	五稜郭公園	北海道	4月下旬～5月上旬	星形城郭を彩る約1500本
チューリップ	かみゆうべつチューリップ公園	北海道	5月上旬～下旬	約200品種70万本の色とりどりのチューリップ

これらの花の名所を訪れることで、5月ならではの美しい自然を満喫できます。

青い絨毯 国営ひたち海浜公園のネモフィラ（茨城）

ネモフィラは、小さな青い花が一面に咲き広がる様子が美しい植物です。

国営ひたち海浜公園の「みはらしの丘」では、例年4月中旬から5月上旬にかけて、約530万本のネモフィラが丘全体を青く染め上げます。

空と海の青と溶け合うような絶景は、訪れる人々を魅了します。

広大な園内では、ネモフィラの他にもチューリップやポピー、バラなどが季節ごとに咲き、サイクリングやバーベキューなども楽しむことが可能です。

アクセスはJR常磐線勝田駅からバスを利用するのが便利です。

事前に開花状況と混雑予測を確認して訪れると良いでしょう。

圧巻の藤棚 あしかがフラワーパーク（栃木）

藤は、優雅な紫や白の花を長く垂れ下げて咲かせる、つる性の植物です。

あしかがフラワーパークでは、樹齢160年を超える大藤棚をはじめ、長さ80mにおよぶ白藤のトンネルや、きばな藤のトンネルなど、息をのむような藤景色が広がります。

例年の見頃は4月中旬から5月中旬で、この時期に合わせて「ふじのはな物語」というイベントが開催され、夜間には幻想的なライトアップも実施されます。

同時期には5000株以上のつつじも満開を迎えます。

JR両毛線の「あしかがフラワーパーク駅」から徒歩すぐとアクセスも良好です。

入園料は花の開花状況によって変動します。

つつじの名所 葛城高原（奈良）

つつじは、赤やピンク、白など色鮮やかな花を咲かせるツツジ科の植物の総称です。

奈良県と大阪府の境にある葛城高原は、「一目百万本」と称されるツツジの大群落で知られています。

例年5月上旬から中旬にかけて、山の斜面が燃えるような赤色に染まる光景は圧巻です。

標高約960mの高原からは、天気が良ければ遠く淡路島まで見渡せる素晴らしい眺望も楽しめます。

山頂付近の葛城高原ロッジでは、食事や宿泊も可能です。

ハイキングコースも整備されているため、自然を満喫しながら散策するのもおすすめです。

富士山と芝桜 富士芝桜まつり（山梨）

芝桜は、桜に似た形の小さな花が地面を覆うように密集して咲くことからその名がつきました。

山梨県で開催される「富士芝桜まつり」は、首都圏最大級となる約50万株の芝桜が咲き誇るイベントです。

ピンク、白、紫など色とりどりの芝桜が絨毯のように広がり、雄大な富士山との共演はまさに絶景です。

例年4月中旬から5月下旬にかけて開催され、会場内では「富士山うまいものフェスタ」なども同時開催されます。

会場へは、河口湖駅から専用のシャトルバス「芝桜ライナー」を利用すると便利です。

遅咲きの桜を楽しむ 函館・五稜郭公園（北海道）

5月は、本州では桜の季節は終わっていますが、北海道ではソメイヨシノなどの桜が見頃を迎えます。

函館市の特別史跡・五稜郭公園は、星形の城郭が約1500本の桜で彩られる、道南随一の桜の名所です。

例年ゴールデンウィーク前後に見頃を迎え、多くの花見客で賑わいます。

隣接する五稜郭タワーの展望台からは、ピンク色に染まった星形の公園全体を見渡すことができます。

夜にはライトアップも行われ、幻想的な夜桜を楽しむこともできます。

市電「五稜郭公園前」停留場から徒歩約15分です。

チューリップ畑 かみゆうべつチューリップ公園（北海道）

チューリップは、色や形が非常に豊富な、春を代表する球根植物です。

北海道紋別郡湧別町にある「かみゆうべつチューリップ公園」では、約200品種、70万本の色とりどりのチューリップが広大な畑を埋め尽くします。

例年5月上旬から下旬にかけて見頃を迎え、「チューリップフェア」が開催されます。

園内にはオランダ風車型の展望台もあり、メルヘンチックな景色を楽しめます。

公園へのアクセスは、遠軽駅からバスを利用するか、車での訪問が便利です。

開花時期に合わせて訪れたいスポットです。

地域を彩る多様な花とイベント

5月は、これまで紹介した花以外にも、日本各地で様々な花が見頃を迎え、関連するイベントも開催されます。

地域や気候によって見られる花は多岐にわたります。

例えば、ボタンやシャクナゲ、ポピー、バラなども5月に美しい姿を見せてくれます。

各地の植物園やフラワーパーク、寺社仏閣などで、季節の花々を楽しむことができます。

花の種類 (主な例)	代表的な名所例	所在地例
バラ	京成バラ園	千葉県
バラ	ぎふワールド・ローズガーデン	岐阜県
ポピー	ポピー・ハッピースクエア（埼玉県鴻巣市）	埼玉県
ポピー	国営昭和記念公園	東京都
ユリ（早咲き）	伊江島リリーフィールド公園	沖縄県
菖蒲・花菖蒲・杜若	水郷佐原あやめパーク	千葉県
すずらん	すずらんの里	山梨県
菜の花	菜の花公園 (飯山市)	長野県
ミヤマキリシマ	雲仙・仁田峠	長崎県

旅行先の情報を事前に調べて、花の見頃やイベントに合わせて計画を立てることで、より充実した旅を楽しめます。

生命力あふれる緑を満喫 新緑とアウトドア体験

• 緑のトンネル 奥入瀬渓流の散策（青森）
• 山岳景勝地 上高地の清々しい空気（長野）
• 神秘的な苔の森 屋久島トレッキング（鹿児島）
• 青もみじが美しい京都の庭園巡り
• 絶景ドライブ＆サイクリング しまなみ海道（広島・愛媛）
• 雪の壁ウォーク 立山黒部アルペンルート（富山・長野）
• 水上散歩 釧路湿原カヌー（北海道）
• 初夏のマリンアクティビティ（沖縄）

5月の自然の主役は生命力あふれる新緑です。

全国各地で木々が一斉に芽吹き、鮮やかな緑色が目に眩しい季節になります。

奥入瀬渓流の散策、上高地の清々しい空気、屋久島の神秘的な森、京都の庭園、しまなみ海道でのサイクリング、立山黒部の雪の壁、釧路湿原でのカヌー、そして沖縄でのマリンアクティビティなど、多様なアウトドア体験を通じて、日本の豊かな自然を体感しましょう。

スポット名	主なアクティビティ	アクセス（主な起点から）	特徴
奥入瀬渓流（青森）	渓流散策、写真撮影	JR八戸駅からバス約90分	緑のトンネル、滝、遊歩道
上高地（長野）	ハイキング、自然観察	松本駅からバス・タクシー約90分（要乗換）	北アルプス、梓川、マイカー規制
屋久島（鹿児島）	トレッキング	鹿児島から飛行機または高速船	世界遺産、苔むす森、屋久杉
京都の庭園	庭園散策、写真撮影	京都市内各所（バス・電車）	青もみじ、静寂、歴史的建造物との調和
しまなみ海道（広島・愛媛）	サイクリング、ドライブ	JR尾道駅/今治駅からアクセス	瀬戸内海、多島美、サイクリングロード
立山黒部アルペンルート	ウォーキング、乗り物体験	富山駅/信濃大町駅からアクセス	雪の大谷、山岳景観、標高が高い
釧路湿原（北海道）	カヌー、展望台からの観察	JR釧路駅からバス・タクシーまたはツアー	日本最大の湿原、野生動物、雄大な自然
沖縄	マリンスポーツ、海水浴	那覇空港から各地へ	エメラルドグリーンの海、サンゴ礁、初夏

まぶしい緑の中での体験は、心身ともにリフレッシュさせてくれます。

緑のトンネル 奥入瀬渓流の散策（青森）

緑のトンネルという言葉がぴったりの、日本屈指の新緑の名所です。

十和田湖から流れ出る約14kmの渓流沿いには遊歩道が整備されており、清流のせせらぎを聞きながら、大小様々な滝や美しい苔を眺めて歩くことができます。

木漏れ日がきらめく中での散策は、忘れられない思い出になります。

山岳景勝地 上高地の清々しい空気（長野）

標高1,500mに位置する北アルプスの山岳景勝地で、5月はまさに新緑のハイシーズンにあたります。

穂高連峰の雄大な山並みを背景に、梓川の清流や河童橋、大正池といった絶景ポイントが点在し、訪れる人々を魅了します。

見どころ	特徴
河童橋	上高地のシンボル的な存在
大正池	焼岳の噴火によってできた神秘的な池
明神池	穂高神社奥宮の神域にある静寂な池
梓川	透き通った清流と美しい景色
穂高連峰	日本アルプスの雄大な山々

市街地より気温が低いため、羽織るものがあると安心です。

神秘的な苔の森 屋久島トレッキング（鹿児島）

世界自然遺産に登録されている神秘的な島です。

樹齢数千年を超える屋久杉や、一面を覆う苔むした森は、まるで別世界のような雰囲気を醸し出しています。

人気のトレッキングコース	特徴
縄文杉コース	樹齢推定7200年の縄文杉を目指す（往復約10時間）
白谷雲水峡コース	苔むす森など映画のモデルにもなった景観
ヤクスギランドコース	気軽に屋久杉や森を楽しめる

5月はトレッキングに適した気候ですが、雨が多い島なので雨具の準備は必須です。

青もみじが美しい京都の庭園巡り

新緑が美しい「青もみじ」の季節で、古都の寺社仏閣が瑞々しい緑に包まれます。

特に東福寺の通天橋から望む渓谷の青もみじや、春の特別拝観が行われる瑠璃光院の、磨かれた床に映り込む緑の絶景は格別です。

青もみじが美しい主な寺社	見どころ
東福寺	通天橋からの眺め、方丈庭園
瑠璃光院	書院からの庭園、床もみじ（要特別拝観期間確認）
祇王寺	苔庭と青もみじのコントラスト
大原三千院	苔庭「聚碧園」と往生極楽院周辺
貴船神社	新緑の参道と奥宮

しっとりとした緑の中で、心静かな時間を過ごせます。

絶景ドライブ＆サイクリング しまなみ海道（広島・愛媛）

本州の尾道市と四国の今治市を結ぶ、全長約70kmの海の道です。

瀬戸内海に浮かぶ島々を結ぶ6つの橋を渡りながら、多島美の絶景を楽しめるサイクリングは、この時期最高の爽快感を味わえます。

しまなみ海道の主な島	特徴
向島	尾道から最初の島
因島	水軍城、はっさく屋
生口島	瀬戸田サンセットビーチ、平山郁夫美術館
大三島	大山祇神社、多々羅しまなみ公園
伯方島	伯方の塩ラーメン
大島	亀老山展望公園からの絶景

途中の島でご当地グルメを楽しんだり、カフェで休憩したりするのもおすすめです。

雪の壁ウォーク 立山黒部アルペンルート（富山・長野）

4月中旬に全線開通する山岳観光ルートでは、5月は「雪の大谷」が最大のハイライトです。

除雪によってできた雪の壁は、高さが20mに迫ることもあり、その迫力は圧巻です。

アクセス方法	乗り物の種類
富山県側から	地方鉄道、ケーブルカー、高原バス
長野県側から	関電トンネル電気バス、ロープウェイ、ケーブルカー

標高2,450mの室堂平はまだ冬の気候なので、しっかりとした防寒対策と歩きやすい靴が必要です。

水上散歩 釧路湿原カヌー（北海道）

日本最大の湿原である広大な釧路湿原を、カヌーに乗って水上から体感するアクティビティが人気です。

釧路川やその支流をゆったりと下りながら、湿原ならではの雄大な景色や、タンチョウ、エゾシカといった野生動物との出会いが期待できます。

カヌーツアーの種類	特徴
半日コース	気軽に参加できる初心者向け
1日コース	より深く湿原の自然を堪能できる
早朝・夕暮れコース	神秘的な景色や動物との遭遇率が高い

大自然に抱かれ、日常を忘れる特別な時間を過ごせます。

初夏のマリンアクティビティ（沖縄）

日本で最も早く夏を迎える沖縄では、5月は本格的なマリンアクティビティシーズンです。

シュノーケリングやダイビングで、透明度の高いエメラルドグリーンの海と色鮮やかなサンゴ礁、熱帯魚の世界を堪能できます。

人気のマリンアクティビティ	おすすめスポット例
シュノーケリング/ダイビング	真栄田岬「青の洞窟」、慶良間諸島
SUP（スタンドアップパドル）	穏やかな湾内、マングローブ川
シーカヤック	無人島探検、サンセットツアー
パラセーリング	各地ビーチ

「ケラマブルー」と称される慶良間諸島の海の美しさは特におすすめです。

目的別で探す 5月の国内旅行おすすめプラン10選

• 1. 花と光の競演 あしかがフラワーパークと周辺散策（栃木）
• 2. 北アルプスの新緑 上高地と松本・安曇野めぐり（長野）
• 3. 青の絶景 ひたち海浜公園と那珂湊おさかな市場（茨城）
• 4. 世界遺産の森 屋久島ネイチャートレッキング（鹿児島）
• 5. 青もみじと古都散策 京都・貴船や大原へ（京都）
• 6. 温泉と湯けむり情緒 草津温泉街を満喫（群馬）
• 7. しまなみ海道サイクリングと瀬戸内グルメ（広島・愛媛）
• 8. 雪の大谷とアルペンルート横断（富山・長野）
• 9. エメラルドグリーンの海 沖縄本島マリン体験（沖縄）
• 10. 遅咲き桜と異国情緒 函館・五稜郭と元町（北海道）

5月の旅行、どこへ行こうか迷いますよね。

過ごしやすいこの季節は、美しい花や新緑、温泉、アクティビティなど、楽しみ方がたくさんあります。

目的や気分に合わせて選べる、おすすめの国内旅行プランを10個厳選してご紹介します。

花と光を楽しむプランから、新緑と自然を満喫するプラン、青い海や絶景を体験するプランまで、きっと気になる旅先が見つかります。

各プランの詳細を見ていきましょう。

1. 花と光の競演 あしかがフラワーパークと周辺散策（栃木）

5月は藤（ふじ）の花が咲き誇る季節です。

栃木県のあしかがフラワーパークでは、樹齢160年を超える大藤棚や、長さ80mにも及ぶ白藤のトンネルなど、息をのむような藤景色を楽しめます。

園内には同時期に見頃を迎える5,000株以上のつつじもあり、色とりどりの花々に囲まれます。

夜には幻想的なライトアップも実施され、昼間とは違ったロマンチックな雰囲気を味わえます。

JRあしかがフラワーパーク駅から徒歩約3分とアクセスも良好です。

周辺には、佐野プレミアム・アウトレットや、歴史ある足利学校など、合わせて立ち寄りたいスポットもあります。

春の花々と光が織りなす絶景を堪能できる、思い出に残る旅になります。

2. 北アルプスの新緑 上高地と松本・安曇野めぐり（長野）

雄大な自然の中でリフレッシュしたい方には、長野県の上高地がおすすめです。

新緑（しんりょく）とは、冬を越えた木々が一斉に芽吹く、生命力あふれる緑のこと。

標高1,500mに位置する上高地では、5月はまさに新緑のピークです。

梓川の清らかな流れと、河童橋から望む穂高連峰の景色は格別です。

大正池や明神池などを巡るハイキングコースも整備されており、初心者でも安心して清々しい空気の中での散策を楽しめます。

ただし、上高地はマイカー規制が実施されているため、沢渡（さわんど）または平湯あかんだな駐車場からシャトルバスやタクシーを利用します。

標高が高いため、5月でも朝晩は冷え込むので、羽織るものがあると安心です。

周辺には、国宝松本城のある松本市や、アートな雰囲気が漂う安曇野もあり、合わせて訪れることで充実した旅行になります。

北アルプスの壮大な自然と澄んだ空気に癒される、特別な時間を過ごせます。

3. 青の絶景 ひたち海浜公園と那珂湊おさかな市場（茨城）

まるで青い絨毯を敷き詰めたような絶景を見たいなら、茨城県の国営ひたち海浜公園がおすすめです。

ネモフィラという青い花が、約530万本、みはらしの丘一面に咲き誇ります。

見頃は例年4月中旬から5月上旬で、青空とネモフィラの青が溶け合う景色は圧巻です。

広大な園内には、チューリップやバラ、ポピーなども咲き、サイクリングロードや遊園地、バーベキュー広場も整備されています。

特にゴールデンウィーク期間中は多くの人で賑わうため、早めの時間帯に訪れるなどの工夫がおすすめです。

公園の近くには、那珂湊おさかな市場があり、新鮮な海の幸を味わえます。

旬の魚介を使った海鮮丼や浜焼きなど、美味しいグルメも旅の楽しみの一つです。

息をのむほどの青い絶景と、新鮮な海の幸を堪能できる、満足度の高い旅になります。

4. 世界遺産の森 屋久島ネイチャートレッキング（鹿児島）

神秘的な自然に触れる、特別な体験を求めるなら世界自然遺産の屋久島へ。

苔むした森と、樹齢数千年といわれる屋久杉が広がる光景は、訪れる人を圧倒します。

5月は気候が比較的安定しており、縄文杉トレッキングや、映画『もののけ姫』のモデルになったともいわれる白谷雲水峡のハイキングに最適なシーズンです。

深い緑の中を歩けば、日常の喧騒を忘れ、心身ともにリフレッシュできます。

ただし、屋久島は「月に35日雨が降る」と言われるほど雨が多い島です。

トレッキングには、レインウェアや防水のトレッキングシューズなど、しっかりとした装備を準備しましょう。

5月は台風シーズンにも入り始める時期なので、天気予報の確認も欠かせません。

太古から続く生命の息吹を感じる、忘れられない感動体験が待っています。

5. 青もみじと古都散策 京都・貴船や大原へ（京都）

桜や紅葉の時期とは違う、落ち着いた京都の魅力を発見しませんか。

5月は青もみじ、つまり若葉の頃のカエデが美しい季節です。

鮮やかな緑のグラデーションが古都の風景を彩り、清々しい雰囲気に包まれます。

特におすすめなのが、京都市街の北部に位置する貴船（きぶね）と大原（おおはら）です。

貴船神社では、緑のトンネルのような参道が美しく、水の神様としても知られています。

大原三千院では、苔の庭園と青もみじのコントラストが見事です。

川床（かわどこ）料理が始まるのもこの時期。

貴船川のせせらぎを聞きながらいただく食事は格別な体験です。

市街地からは少し離れているため、バスや叡山電車を利用して訪れます。

初夏の爽やかな風を感じながら、青もみじ輝く古都の奥深い魅力を満喫できます。

6. 温泉と湯けむり情緒 草津温泉街を満喫（群馬）

日本三名泉のひとつ、群馬県の草津温泉で、日頃の疲れを癒やすのはいかがでしょうか。

湯畑（ゆばたけ）を中心に広がる温泉街は、湯けむりが立ち上り、風情たっぷりです。

毎分約32,300リットル以上もの自然湧出量を誇り、強酸性の泉質は殺菌力が高く、古くから多くの人々に親しまれてきました。

温泉街には無料で利用できる足湯や、共同浴場、日帰り入浴施設も充実しています。

草津温泉ならではの「湯もみと踊り」ショーも見逃せません。

ショーが行われる熱乃湯の周辺には、土産物店や飲食店が軒を連ね、散策するだけでも楽しめます。

豊富な湯量と活気ある温泉街で、心も体もリフレッシュできる癒やしの旅が叶います。

7. しまなみ海道サイクリングと瀬戸内グルメ（広島・愛媛）

アクティブな旅を楽しみたいなら、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」でのサイクリングがおすすめです。

瀬戸内海に浮かぶ島々を繋ぐ、全長約70kmの道は、サイクリストの聖地とも呼ばれています。

海の上を走っているかのような爽快感を味わいながら、多島美（たとうび）と呼ばれる美しい景色を満喫できます。

全ルートを走破するのは体力が必要ですが、途中の島まで行って折り返すなど、体力や時間に合わせて様々な楽しみ方が可能です。

レンタサイクル施設も充実しており、初心者でも気軽に挑戦できます。

サイクリングの後は、瀬戸内海の新鮮な魚介類を使った海鮮丼や、ご当地柑橘を使ったスイーツなど、美味しいグルメを堪能しましょう。

美しい景色と潮風を感じながら、サイクリングとグルメを満喫する、爽快な旅を楽しめます。

8. 雪の大谷とアルペンルート横断（富山・長野）

春なのに雪景色？そんなダイナミックな体験ができるのが、富山県と長野県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」です。

4月中旬に全線開通し、5月は「雪の大谷（おおたに）」が見どころです。

道路を除雪してできた高さ20mにも迫る雪の壁の間を歩くイベントは、この時期ならではの特別な体験です。

標高2,450mの室堂平（むろどうだいら）周辺では、まだ一面の銀世界が広がり、美しい「みくりが池」などを楽しむことができます。

アルペンルートは様々な乗り物を乗り継いで横断するため、事前に時刻表を確認し、特にゴールデンウィーク期間中は予約をしておくのがおすすめです。

標高が高いため、真夏のような日差しでも気温は低いので、防寒着やサングラス、日焼け止めは必須アイテムです。

春と冬が同居する、ダイナミックな自然の驚異を体感できる、非日常の旅が待っています。

9. エメラルドグリーンの海 沖縄本島マリン体験（沖縄）

一足早く夏を感じたいなら、沖縄へ。

5月は、梅雨入り前であれば比較的気候が安定し、海水浴やマリンアクティビティを楽しむのに絶好のシーズンです。

エメラルドグリーンに輝く海で、シュノーケリングやダイビングを体験してみませんか。

カラフルな熱帯魚やサンゴ礁に出会えます。

恩納村（おんなそん）にある「青の洞窟」は、シュノーケリングやダイビングの人気スポットです。

他にも、SUP（スタンドアップパドルボード）やカヤック、パラセーリングなど、様々なマリンスポーツを楽しめます。

美しいビーチでのんびり過ごすだけでも、最高の贅沢です。

ただし、例年5月中旬頃から梅雨入りすることが多いため、旅行日程と天気予報の確認は重要です。

透明度抜群の美しい海で、思い切りマリンアクティビティを楽しむ、開放的なバカンスが過ごせます。

10. 遅咲き桜と異国情緒 函館・五稜郭と元町（北海道）

本州では桜の季節は終わっていますが、北海道の函館では5月上旬に遅咲きの桜が見頃を迎えることがあります。

特に有名なのが、星形の城郭「五稜郭（ごりょうかく）公園」です。

約1,500本の桜が一斉に咲き誇る様子は圧巻で、公園内のタワーから見下ろすピンク色の星形は格別です。

函館は、幕末の開港以来、異国情緒あふれる街並みが魅力。

元町（もとまち）エリアには、旧函館区公会堂やハリストス正教会など、歴史的な洋風建築が立ち並び、散策するだけでも楽しめます。

函館山の夜景は、日本三大夜景のひとつにも数えられ、旅のハイライトとなるでしょう。

新鮮な海の幸が味わえる函館朝市での朝食も外せません。

遅咲きの桜と異国情緒、そして美しい夜景と美食を一度に楽しめる、魅力満載の旅が待っています。

地域別ハイライト 日本縦断おすすめスポット

• 北海道: ライラック香る札幌と爽やかな道東
• 東北: 奥入瀬の新緑とみちのくの春祭り
• 関東: 都心から日帰りも可能な花と緑の名所
• 中部・北陸: 立山連峰と歴史薫る金沢・高山
• 関西: 古都の新緑と活気ある都市の魅力
• 中国・四国: 瀬戸内の絶景と歴史ある街並み
• 九州: 温泉と雄大な自然、活気ある祭り
• 沖縄: 一足早い夏と独特の文化体験

5月の日本は地域ごとに気候や見どころが大きく異なり、旅の目的に合わせて最適な場所を選ぶことが重要です。

ここでは、北の北海道から南の沖縄まで、各エリアの5月ならではの魅力とおすすめスポットをダイジェストでご紹介します。

エリア	5月の気候・特徴	代表的な見どころ・体験	おすすめグルメ
北海道	遅い春、爽やか、梅雨なし、ライラック	遅咲き桜(函館)、チューリップ(かみゆうべつ)、カヌー(釧路湿原)	海鮮丼、ジンギスカン、乳製品
東北	爽やか、美しい新緑、遅咲き桜(北部)	奥入瀬渓流、角館、春祭り(仙台青葉まつりなど)	きりたんぽ、牛タン、わんこそば
関東	温暖、快適、花の名所多数	ネモフィラ(ひたち海浜公園)、藤(あしかがFP)、新緑(箱根)	もんじゃ焼き、宇都宮餃子、海鮮(千葉・神奈川)
中部・北陸	山岳景観(残雪)、歴史的街並み(新緑)	立山黒部アルペンルート(雪の大谷)、上高地、金沢、高山	飛騨牛、ほうとう、海鮮(富山・石川)、蕎麦
関西	温暖、快適、古都の新緑(青もみじ)	京都(寺社・葵祭)、奈良(公園・鹿)、神戸(異人館)	京料理、抹茶スイーツ、たこ焼き、神戸ビーフ
中国・四国	穏やか、瀬戸内の島々、歴史的街並み	しまなみ海道、角島大橋、倉敷美観地区、宮島	牡蠣、讃岐うどん、鯛めし、かつおのたたき
九州	初夏の陽気、温泉、雄大な自然、祭り	博多どんたく、別府・黒川温泉、阿蘇、屋久島	博多ラーメン、もつ鍋、馬刺し、とり天
沖縄	初夏、海水浴シーズン、梅雨入り注意	マリンアクティビティ(慶良間、青の洞窟)、美ら海水族館、那覇ハーリー	沖縄そば、ゴーヤチャンプルー、海ぶどう

各地域の特色を知ることで、あなたにぴったりの旅行先が見つかります。

北海道: ライラック香る札幌と爽やかな道東

北海道の5月は、本州より遅い春の訪れを感じられる季節です。

特に札幌ではライラックが見頃を迎えます。

平均気温は15℃前後と肌寒い日もありますが、梅雨がないため湿度が低く爽やかな気候の中、広大な景色や遅咲きの花々を楽しむことができます。

スポット・体験	見どころ	アクセス例
札幌大通公園	さっぽろライラックまつり（5月下旬）	JR札幌駅から徒歩約10分
函館・五稜郭公園	遅咲きの桜、星形の城郭	函館市電「五稜郭公園前」から徒歩約15分
かみゆうべつチューリップ公園	約200品種、70万本のチューリップ	JR遠軽駅からバス
東藻琴芝桜公園	丘一面を覆うピンクの芝桜	女満別空港から車で約40分
釧路湿原国立公園	カヌー体験、雄大な湿原風景、タンチョウなどの野鳥	JR釧路駅からバスや定期観光バス

遅咲きの花々と雄大な自然、そして新鮮な海の幸を満喫できる北海道は、爽やかな初夏の旅におすすめです。

東北: 奥入瀬の新緑とみちのくの春祭り

東北地方の5月は、息をのむほど美しい新緑が山々を彩る季節です。

青森の奥入瀬渓流では、約14kmにわたって緑のトンネルと清流のコントラストが楽しめます。

また、各地で春の祭りも開催され、活気にあふれます。

スポット・祭り	見どころ・特徴	場所 (都道府県)	時期目安
奥入瀬渓流	鮮やかな新緑、滝、遊歩道散策	青森	5月全般
弘前公園	遅咲きの桜 (GW頃まで)、桜の絨毯・花筏	青森	5月上旬
角館武家屋敷通り	新緑に映える黒板塀の武家屋敷	秋田	5月全般
仙台・青葉まつり	伊達政宗公、武者行列、すずめ踊り	宮城	5月第3土・日
徳仙丈山	約50万本のヤマツツジとレンゲツツジ	宮城	5月中旬～下旬

豊かな自然と歴史、そして地域に根ざした祭り文化に触れることができる東北で、心洗われる旅を楽しめます。

関東: 都心から日帰りも可能な花と緑の名所

関東地方の5月は気候が安定し、都心から気軽にアクセスできる花や緑の名所が豊富です。

茨城の国営ひたち海浜公園ではネモフィラが丘一面を青く染め、栃木のあしかがフラワーパークでは大藤棚が見頃を迎えるなど、写真映えする絶景スポットが人気を集めます。

スポット・体験	見どころ	場所 (都道府県)	アクセス例
国営ひたち海浜公園	ネモフィラの丘、チューリップ、サイクリング	茨城	JR勝田駅からバス約15分
あしかがフラワーパーク	大藤棚、白藤・きばな藤トンネル、夜間ライトアップ	栃木	JRあしかがフラワーパーク駅から徒歩約3分
箱根	新緑、美術館、芦ノ湖、温泉	神奈川	新宿から小田急ロマンスカーで約85分
羊山公園（芝桜の丘）	約40万株以上の芝桜が咲き誇る	埼玉	西武秩父駅から徒歩約20分
裏高尾・景信山	比較的空いている新緑ハイキング	東京	JR高尾駅からバス

アクセスの良さと見どころの多さが魅力の関東で、日帰りや週末旅行を楽しむことができます。

中部・北陸: 立山連峰と歴史薫る金沢・高山

中部・北陸地方の5月は、雪の残る雄大な山岳景観と、新緑に彩られた歴史的な街並みの両方を楽しめる時期です。

富山と長野を結ぶ立山黒部アルペンルートでは、高さ20mにも迫る雪の壁「雪の大谷」を歩く貴重な体験ができます。

一方、金沢や高山では、風情ある街並みを散策するのもおすすめです。

スポット・体験	見どころ・特徴	場所 (都道府県)	時期目安・注意点
立山黒部アルペンルート	雪の大谷ウォーク(～6月下旬)、室堂平の絶景	富山・長野	GWは要予約、防寒必須
上高地	北アルプスの新緑、梓川、河童橋	長野	マイカー規制あり
金沢 (兼六園・ひがし茶屋街)	日本三名園の新緑、歴史的な街並み、金箔体験	石川	街歩きに最適
高山 (古い町並)	江戸時代の町家、朝市、飛騨牛グルメ	岐阜	散策が楽しい
富士芝桜まつり	富士山を背景に関東最大級約50万株の芝桜	山梨	5月下旬までが見頃

壮大な自然と歴史文化が融合した中部・北陸エリアで、ダイナミックな景色と落ち着いた街並みの両方を満喫できます。

関西: 古都の新緑と活気ある都市の魅力

関西地方の5月は、京都や奈良の古都が美しい新緑（青もみじ）に包まれ、一年で最も風情が増す季節の一つです。

京都では葵祭（5月15日）などの伝統行事も行われます。

また、大阪のような活気ある都市の魅力や、神戸の異国情緒あふれる街並み散策も楽しめます。

スポット・イベント	見どころ・特徴	場所 (都道府県)	時期目安
京都 (東福寺、瑠璃光院など)	青もみじ、庭園拝観、特別拝観	京都	5月全般
葵祭	平安時代の優雅な行列、京都三大祭のひとつ	京都	5月15日
奈良公園	東大寺、春日大社、鹿とのふれあい	奈良	通年
葛城高原自然つつじ園	一目百万本といわれるツツジの大群落	奈良	5月中旬
神戸北野異人館街	明治時代の洋館巡り、おしゃれなカフェ	兵庫	通年

歴史深い寺社仏閣を彩る新緑と、都市のエネルギーが融合した関西で、多様な魅力を体験できます。

中国・四国: 瀬戸内の絶景と歴史ある街並み

中国・四国地方の5月は、穏やかな気候の中、瀬戸内海の多島美や歴史情緒あふれる街並みをゆっくりと楽しめる季節です。

広島と愛媛を結ぶしまなみ海道は、絶景サイクリングロードとして国内外から人気を集めています。

山口の角島大橋や岡山の倉敷美観地区なども、この時期に訪れるのに最適です。

スポット・体験	見どころ・特徴	場所 (都道府県)	おすすめアクティビティ
しまなみ海道	瀬戸内海の島々を結ぶサイクリングロード	広島・愛媛	サイクリング、ドライブ
角島大橋	コバルトブルーの海にかかる絶景の橋	山口	ドライブ、散策
倉敷美観地区	白壁の蔵屋敷、柳並木、川舟流し	岡山	街歩き、美術館鑑賞
宮島 (厳島神社)	海に浮かぶ朱塗りの大鳥居	広島	参拝、ロープウェイ
栗林公園	国の特別名勝、広大な日本庭園	香川	庭園散策、和船

穏やかな海と豊かな自然、そして歴史が息づく中国・四国で、心安らぐ時間を過ごせます。

九州: 温泉と雄大な自然、活気ある祭り

九州地方の5月は、一足早い初夏の陽気を感じられることも多く、豊富な温泉や雄大な自然、そして活気ある祭りが魅力です。

福岡では博多どんたく港まつり（5月3・4日）が開催され、国内最大級の祭りとして多くの人で賑わいます。

阿蘇の草原や高千穂峡の神秘的な自然、別府や黒川などの名湯めぐりもおすすめです。

スポット・イベント	見どころ・特徴	場所 (都道府県)	時期目安・ポイント
博多どんたく港まつり	約200万人が訪れるパレード、演舞台	福岡	5月3日・4日
別府温泉	源泉数・湧出量日本一、地獄めぐり	大分	温泉めぐりが楽しい
黒川温泉	渓谷沿いの風情ある温泉街、入湯手形	熊本	湯めぐり
阿蘇山・草千里ヶ浜	広大な草原、火口見学 (規制状況確認要)	熊本	ドライブ、乗馬
屋久島	世界自然遺産、縄文杉トレッキング	鹿児島	トレッキング最適期

温泉でリフレッシュし、ダイナミックな自然に感動し、地元の祭りでエネルギーをもらえる九州は、五感を満たす旅ができます。

沖縄: 一足早い夏と独特の文化体験

沖縄の5月は、本州よりも早く夏の訪れを感じられる季節です。

美しい海でのマリンアクティビティを楽しむには絶好のタイミングです。

平均気温は24℃前後と暖かく、すでに海水浴が可能です。

ただし、5月中旬頃からは梅雨入りすることが一般的なので、天気予報のチェックは欠かせません。

那覇ハーリーなどのイベントも開催されます。

スポット・体験	見どころ・特徴	場所 (エリア)	時期目安・注意点
慶良間諸島	世界屈指の透明度「ケラマブルー」、ダイビング	離島	梅雨入り前に
青の洞窟 (真栄田岬)	神秘的な青い光景、シュノーケリング・ダイビング人気	本島 (恩納村)	人気スポットで混雑も
美ら海水族館	巨大なジンベエザメ、多様な海の生き物	本島 (本部町)	雨の日でも楽しめる
那覇ハーリー	沖縄最大のドラゴンボートレース、体験乗船

よくある質問（FAQ）

まとめ

この記事では、5月の国内旅行を計画する上で役立つ情報をご紹介しました。

5月は気候が良く、全国各地で美しい花々や鮮やかな新緑が楽しめる絶好のシーズンです。

• 5月ならではの花（ネモフィラ、藤など）や新緑（奥入瀬、上高地など）の美しい景色
• ゴールデンウィーク期間中の早期予約の重要性と混雑を避ける工夫
• 温泉、地域ごとの旬のグルメ、各地の祭りやアクティビティといった多様な楽しみ
• あなたの目的に合わせた具体的な旅行プランや地域別のおすすめ情報

さあ、このガイドを参考に、思い出に残る素晴らしい5月の国内旅行を計画してみませんか。