家族のためのミニバンとして人気のセレナですが、中古車選びで後悔しないために最も重要なのはモデルごとの弱点を理解し、状態の良い一台を見極めることです。
この記事では、価格と性能のバランスが最も良いC27型を中心に、世代別の特徴や相場、購入後に失敗しないための具体的な注意点まで網羅的に解説します。

故障のリスクを避けて、自分の家族に合うセレナを見つけたいな

この記事で、あなたに最適な一台を見つけるための知識がすべて手に入ります
- 世代別の特徴と狙い目のモデル
- 「買ってはいけない」中古車の見分け方
- C26・C27型で注意すべき定番の故障箇所
- e-POWERとガソリン車の違いや年間の維持費
セレナ中古車の狙い目と世代別相場
ファミリー層から長く支持される日産セレナ。
中古車市場には多くのモデルが流通しており、どの世代を選べば良いか迷うかもしれません。
ご自身の予算やライフスタイルに合った一台を見つけるためには、世代ごとの特徴と価格相場を把握することが重要です。
世代 | 主な年式 | 中古車価格相場の目安 | 特徴 |
---|---|---|---|
C27型 | 2016年~2022年 | 150万円~250万円 | 価格と性能のバランスが良く最もおすすめの狙い目モデル |
C26型 | 2010年~2016年 | 50万円~120万円 | 100万円以下でも購入可能で価格重視の方におすすめ |
C28型 | 2022年~ | 300万円~ | 最新装備が魅力だが、まだ高価で流通量も少ない |
結論として、予算200万円前後で探すならC27型が最適な選択肢です。
100万円以下で探すならC26型、最新モデルにこだわりたいならC28型となります。
なぜ日産セレナの中古車は人気なのか?
日産セレナが長年にわたり人気を保ち続けている理由は、徹底した家族目線のクルマづくりにあります。
なかでも、同クラスのミニバンでトップクラスを誇る室内の広さは、最大の魅力と言えるでしょう。
チャイルドシートを乗せても余裕のある空間や、多彩なシートアレンジは、お子様の成長や利用シーンに合わせて柔軟に対応できます。
3列目シートでも視界が広く、車酔いしにくい工夫がされている点も、家族での長距離移動には嬉しいポイントです。

今のコンパクトカーだと、子どもが2人になって本当に手狭で…。セレナはそんなに広いのでしょうか。

はい、セレナの室内空間の広さと使い勝手の良さは、多くのファミリーから支持されている一番の理由です。
こうした家族のための機能が満載であるため、セレナは中古車市場でも高い人気を維持し、幅広い年式やグレードから自分に合った一台を探しやすい状況にあります。
【C27型】コスパ最強の狙い目モデル
現在、中古のセレナを検討するうえで最も有力な候補となるのが、C27型(2016年〜2022年販売)です。
流通量が豊富で価格がこなれてきた一方で、現代的な装備も充実しており、性能と価格のバランスが最も優れています。
ご予算が150万円~250万円あれば、運転支援技術「プロパイロット」を搭載したコンディションの良い車両を十分に探すことが可能です。
特に2019年のマイナーチェンジでプロパイロットの性能が向上しているため、長距離運転の負担を減らしたい方には後期型がおすすめです。
比較項目 | 前期型(2016年~2019年) | 後期型(2019年~2022年) |
---|---|---|
プロパイロット | 渋滞時の追従停止は非対応 | 全車速追従機能付きに進化 |
デザイン | Vモーショングリルが標準的なサイズ | グリルが大型化し、より迫力のあるフロントマスク |
安全装備 | 一部機能がオプション設定 | 360°セーフティアシストが全車標準装備 |
C27型は、価格を抑えつつも新しい機能を使いたいと考える、まさに「賢い選択」をしたい方にぴったりのモデルです。
【C26型】100万円以下で買える格安モデル
とにかく購入費用を抑えたい方にとって魅力的なのが、C26型(2010年~2016年販売)です。
年式が古くなった分、価格が大きく下がっており、手頃な一台を探せます。
車両本体価格であれば100万円以下、中には総額で100万円を切る個体も見つかります。
基本的な室内の広さや使い勝手はC27型にも通じるものがあり、ミニバンとしての実用性は十分です。

安く買えるのは嬉しいけれど、年式が古いと故障が心配です…。

おっしゃる通り、価格は魅力的ですが、C26型には注意すべき特有の弱点があるため、購入前の確認が不可欠です。
C26型は、車の状態をある程度ご自身で見極められる知識があるか、信頼できる販売店で念入りに整備された車両を選ぶことが前提となります。
価格を最優先する方向けの選択肢と言えるでしょう。
【C28型】最新モデルの中古車も流通開始
最新の機能を求めるなら、C28型(2022年〜現在販売)の中古車も視野に入ります。
まだ市場に出回り始めたばかりで高価ですが、新車に近い状態の車を手に入れることが可能です。
市場に流通しているのは、ディーラーの試乗車だった登録済み未使用車や、走行距離が1万km未満の低走行車が中心です。
特に第2世代へと進化した「e-POWER」や、手放し運転も可能になった「プロパイロット2.0」を搭載する最上級グレード「ルキシオン」は注目の的です。
C28型中古車のポイント | 詳細 |
---|---|
中古車価格相場の目安 | 300万円~450万円 |
主な流通個体 | 登録済み未使用車、低走行車 |
注目ポイント | 第2世代e-POWER、プロパイロット2.0(ルキシオン) |
まだ選択肢は限られ、価格も新車と大きくは変わりません。
しかし、少しでも早く、そして少しでも安く最新モデルを手に入れたい方にとっては、今後が期待される選択肢です。
e-POWERとガソリン車は中古で選ぶならどっち?
セレナの中古車選びで多くの方が悩むのが、モーターで走るe-POWERと、マイルドハイブリッドのガソリン車(S-HYBRID)のどちらを選ぶかです。
これはご自身の車の使い方や何を重視するかによって答えが変わります。
e-POWERはエンジンを発電にのみ使用し、100%モーターで駆動するのが特徴です。
そのため、静かで滑らかな加速フィールと、優れた燃費性能を両立しています。
一方、ガソリン車は車両価格が安く、仕組みがシンプルなためメンテナンス面で安心感があります。
比較項目 | e-POWER | ガソリン車(S-HYBRID) |
---|---|---|
燃費(WLTCモード) | 18.4km/L~20.6km/L | 13.2km/L~13.6km/L |
走行フィール | 静かで滑らかな加速 | 一般的なガソリン車と同様の感覚 |
中古車価格 | ガソリン車より高め | e-POWERより手頃な価格 |
バッテリーの懸念 | 駆動用バッテリーの劣化を考慮する必要あり | 補機バッテリーの消耗に注意 |

e-POWERの燃費はとても魅力的ですが、中古だとバッテリーの劣化が心配です。

はい、e-POWERの中古車を選ぶ際はバッテリーの状態確認が重要になります。確認方法は後の章で詳しく解説しますのでご安心ください。
高速道路を使った長距離移動が多い方や、静かな乗り心地を重視する方はe-POWERがおすすめです。
反対に、街乗りが中心で初期費用を抑えたい方はガソリン車が合理的な選択となるでしょう。
人気グレード「ハイウェイスター」とは?
セレナの中古車を探していると、必ず目にするのが「ハイウェイスター」というグレードです。
これは標準グレードに専用のエアロパーツやインチアップしたアルミホイールなどを装備し、よりスポーティで洗練された内外装を持つ上級グレードを指します。
その人気は圧倒的で、中古車市場に流通しているセレナのおよそ8割がこのハイウェイスターとその関連グレードです。
見た目の格好良さだけでなく、装備が充実している点も人気の理由となっています。
比較項目 | 標準グレード(X、XVなど) | ハイウェイスター |
---|---|---|
外装 | シンプルで落ち着いたデザイン | 専用エアロパーツ、大型フロントグリル |
ホイール | 15インチのスチールまたはアルミホイール | 16インチまたは17インチの専用アルミホイール |
内装 | グレードによりシンプルな内装 | 専用シート地、本革巻きステアリングなどを装備 |
ハイウェイスターは新車価格が高い分、中古車になっても標準グレードより高めの価格設定です。
しかし、見た目の満足度や、将来手放す際のリセールバリューを考えると、多くの方にとって選んで間違いのないグレードと言えます。
ライバル車(ノア・ステップワゴン)と比較
ミニバン選びでは、トヨタのノア/ヴォクシーやホンダのステップワゴンといったライバル車の存在も気になるところです。
セレナがこれらの強力なライバルと比べてどこに強みを持っているのかを知っておきましょう。
セレナの最大の武器は、独自のハイブリッドシステム「e-POWER」がもたらす走りと、徹底的に追求された家族のための使い勝手です。
ライバル車が一般的なハイブリッドシステムを採用するのに対し、e-POWERの静かで力強い加速感はセレナでしか味わえません。
比較項目 | 日産 セレナ | トヨタ ノア/ヴォクシー | ホンダ ステップワゴン |
---|---|---|---|
パワートレイン | 独自のe-POWERによる静かで力強い走り | バランスの取れたトヨタのハイブリッドシステム | 2モーター式のe:HEV |
室内空間 | クラスNo.1の広さ | 十分な広さと質感の高い内装 | 3列目シートの視界の良さが特徴 |
シートアレンジ | 多彩で実用的なアレンジが可能 | 使いやすいキャプテンシートが人気 | 独自の「わくわくゲート」(旧型) |
運転支援 | 「プロパイロット」の先進性と信頼性 | 最新のToyota Safety Sense | Honda SENSING |

他のミニバンも良さそうですが、セレナを選ぶ決定的な理由は何でしょうか?

モータードライブならではの運転の楽しさと快適性、そして家族みんなが便利に使える工夫が両立している点が、セレナならではの強みです。
もちろん、デザインの好みやブランドイメージも重要ですが、セレナは「走り」と「実用性」の両面でライバルにはない独自の価値を提供しています。
- なぜ日産セレナの中古車は人気なのか?
- 【C27型】コスパ最強の狙い目モデル
- 【C26型】100万円以下で買える格安モデル
- 【C28型】最新モデルの中古車も流通開始
- e-POWERとガソリン車は中古で選ぶならどっち?
- 人気グレード「ハイウェイスター」とは?
- ライバル車(ノア・ステップワゴン)と比較
セレナ中古車おすすめの選び方
中古車選びは、価格の安さだけで判断すると後悔につながることがあります。
特にファミリーカーとして長く使うセレナは、購入後の安心感にかかわる車両の状態を見極めることが何よりも重要になります。
修復歴の有無やモデル特有の弱点を事前に把握し、賢い一台を見つけましょう。
チェック項目 | 特に注意すべきポイント |
---|---|
車両の状態 | 修復歴、冠水、塩害、整備記録の有無 |
定番の故障箇所 | C26型:CVT、C27型:アイドリングストップ用バッテリー |
e-POWERの状態 | 駆動用バッテリーの劣化具合と保証の継承 |
プロパイロット | 世代による性能差(特に渋滞追従機能の有無) |
年間維持費 | e-POWERとガソリン車の燃費・税金の違い |
試乗時の確認点 | 異音、異臭、スライドドアなど電装品の動作 |
これから解説するポイントを一つひとつ確認することで、故障のリスクを大幅に減らすことが可能です。
ご自身の目でしっかりと確かめ、納得のいくセレナ選びを実現してください。
「買ってはいけない」中古車の見分け方
中古車を探していると、「買ってはいけない」といった言葉が気になり、不安な気持ちになりますよね。
失敗を避けるために最も重要なのは、車の骨格部分を修理・交換した「修復歴車」を避けることです。
修復歴車は、たとえきれいに直っていても、走行安定性に問題を抱えていたり、後々トラブルが発生したりする危険性が高まります。
相場に比べて極端に安い価格、例えば同条件の他車より30万円以上安いといった車両には、必ず何かしらの理由が隠されています。
価格だけで飛びつかず、なぜ安いのかを冷静に見極める必要があります。
以下のリストを参考に、避けるべき中古車の特徴を覚えておきましょう。
特徴 | 確認方法 |
---|---|
修復歴車 | 販売店の車両状態評価書、フレーム部分の歪みや再塗装の跡 |
冠水車・水没車 | シート下のサビ、室内のカビ臭、電装系の不具合 |
塩害・雪害車 | 下回りのサビ、エンジンルームのアルミ部品の腐食 |
走行距離不明・改ざん車 | 整備記録簿や車検証の記載と現車メーターの不一致 |
整備記録簿がない車 | これまでのメンテナンス履歴が不明なためリスク大 |

素人でも修復歴とかって見抜けるものなの?

販売店に「車両状態評価書」を見せてもらうのが一番確実です
中古車の状態を正直に開示してくれる信頼できる販売店を選ぶことが、結果的に良い買い物への一番の近道です。
C26・C27型で注意すべき定番の故障箇所
セレナは信頼性の高いミニバンですが、年式やモデルによっては特有の「ウィークポイント」が存在します。
特に中古車市場の中心であるC26型とC27型では、注意すべき箇所が異なります。
代表的なのは、C26型で報告の多いCVT(自動変速機)の不具合です。
例えば、C26型でCVTのジャダー(ガクガクする振動)が発生した場合、修理には30万円以上の高額な費用がかかることも珍しくありません。
購入前にモデルごとの弱点を把握し、試乗時に重点的にチェックすることが重要です。
型式 | 定番の故障箇所 | 症状 | 修理費用の目安 |
---|---|---|---|
C26型 | CVTの不具合(ジャダー、異音) | 発進時や低速走行時のガクガクとした振動 | 20万~50万円 |
C26型 | S-HYBRID用サブバッテリーの劣化 | アイドリングストップしなくなる、警告灯の点灯 | 5万~8万円 |
C27型 | アイドリングストップ用バッテリーの消耗 | バッテリー上がりの頻発、燃費の悪化 | 3万~5万円 |
C27型 | オートスライドドアの不具合 | ワイヤー切れによる開閉不良 | 2万~4万円 |

やっぱり中古は故障が心配だな…

弱点を理解して、保証が手厚いディーラー認定中古車を選ぶのも一つの手です
これらの故障リスクは、全ての車両で発生するわけではありません。
しかし、事前に知識として持っておくことで、購入後の「こんなはずでは」という事態を防ぐことができます。
e-POWERのバッテリー劣化は大丈夫?
静かで燃費の良いe-POWERは魅力的ですが、中古車で最も懸念されるのは駆動用リチウムイオンバッテリーの劣化です。
高価な部品だけに、その寿命や状態は誰もが気になるところでしょう。
バッテリーは消耗品であるものの、日産は駆動用バッテリーに対して「8年または16万km走行まで」の容量保証を設けています。
2016年登場のC27型e-POWERも、多くがまだ保証期間内にあります。
中古車購入時には、この保証が継承できるかを確認することが大切です。
確認方法 | チェックするポイント |
---|---|
整備記録簿 | バッテリー関連の交換履歴や点検記録の有無 |
ディーラーでの診断 | 購入前にバッテリーの健康状態(セグメント)を診断してもらう |
燃費計の数値 | 試乗時に、実際の燃費がカタログ値から大きく乖離していないか |
保証の継承手続き | 購入する販売店で、新車特別保証の継承が可能か確認する |

バッテリーが劣化すると、どうなっちゃうの?

主に発電頻度が上がって燃費が悪化しますが、走行不能になることはまずありません
購入後に安心してe-POWERの走りを楽しむためにも、バッテリーの状態と保証の有無は必ず確認しましょう。
プロパイロット搭載車を選ぶ際の注意点
セレナの代名詞ともいえる運転支援システム「プロパイロット」。
中古車でもこの機能を重視する方は多いですが、搭載されているモデルの年式によって性能が異なる点は見落としがちなポイントです。
C27型の中で最も大きな違いは、2019年8月のマイナーチェンジです。
後期型では機能が向上し、高速道路での渋滞時に車両が停止した後、約30秒間は停止状態を保持してくれるようになりました。
前期型にはこの停止保持機能がなく、利便性に差があります。
機能 | C27前期型(~2019年7月) | C27後期型(2019年8月~) |
---|---|---|
作動速度域 | 約30km/h以上 | 0km/hから作動(全車速追従) |
渋滞時の停止保持 | 不可(約3秒でブレーキ解除) | 可能(約30秒間停止を保持) |
主な活躍シーン | 流れの良い高速道路での巡航 | 渋滞の多い高速道路でも疲労を軽減 |

プロパイロットが壊れたら修理は高い?

カメラやセンサーの交換で10万円以上かかる場合もあるので保証加入がおすすめです
高速道路の渋滞によく遭う環境でお使いになるなら、停止保持機能が追加された後期型を選ぶと満足度が高くなります。
年間の維持費はいくら?燃費や税金
マイホームと同じように、車も購入費用だけでなく、その後の年間の維持費を考慮して選ぶことが重要です。
セレナの場合、e-POWERとガソリン車(S-HYBRID)では、特に燃料代と税金で差が出ます。
C27型で比較すると、実燃費と自動車税の違いから、年間1万km走行した場合で年間約5万円のコスト差が生まれる計算になります。
ご自身の使い方と照らし合わせて、どちらが家計に合っているかシミュレーションしてみましょう。
項目 | e-POWER (C27型) | S-HYBRID (C27型) |
---|---|---|
実燃費(目安) | 17.0km/L | 12.0km/L |
年間ガソリン代(※1) | 約100,000円 | 約141,700円 |
自動車税 | 30,500円 | 36,000円または39,500円(※2) |
車検時法定費用(2年分) | 約45,000円(重量税1.5t超) | 約53,000円(重量税2.0t超) |
年換算の合計(目安) | 約153,000円 | 約203,200円 |
- ※1:レギュラーガソリン170円/L、年間1万km走行で計算
- ※2:2019年10月1日以降の登録車は36,000円

e-POWERの方が断然お得ってこと?

車両本体価格の差額を、この維持費の差で何年乗れば回収できるか考えるのがポイントです
初期費用とランニングコストの両方を天秤にかけ、トータルで見てご自身のライフスタイルに最適なパワートレインを選びましょう。
試乗時に必ず確認すべきチェックリスト
中古車選びの総仕上げは、何と言っても「試乗」です。
カタログやデータだけでは決して分からない、車のコンディションを五感で確かめるための最後の砦といえます。
短い時間の中でも、確認すべきポイントはたくさんあります。
エンジンをかけてすぐ動かすのではなく、5分ほどアイドリング状態を保ち、エンジン音や車体の振動に異常がないかじっくり観察することから始めましょう。
確認項目 | チェックポイント |
---|---|
エンジン・モーター | 不快な異音や振動、マフラーからの白煙や黒煙がないか |
加速・減速 | スムーズに加速するか、CVTのガクつきやe-POWERの回生ブレーキの効き具合 |
ハンドリング | 平坦な道でハンドルを軽く握り、まっすぐ走るか |
足回り・ブレーキ | 小さな段差を越えた時の異音、ブレーキペダルのしっかりとした踏み応え |
電装品 | 電動スライドドア、エアコンの冷暖房、ナビ、全てのパワーウィンドウの動作 |
室内の状態 | シートのへたり具合、タバコやペット、芳香剤などの気になる臭い |

家族も連れて行って試乗した方がいい?

はい、特に2列目や3列目の乗り心地は同乗者にしか分からないのでぜひご一緒に
試乗中に少しでも「おかしいな」と感じた点は、決して遠慮せずに販売店の担当者に質問してください。
すべての疑問を解消し、心から納得できる一台を見つけましょう。
- 「買ってはいけない」中古車の見分け方
- C26・C27型で注意すべき定番の故障箇所
- e-POWERのバッテリー劣化は大丈夫?
- プロパイロット搭載車を選ぶ際の注意点
- 年間の維持費はいくら?燃費や税金
- 試乗時に必ず確認すべきチェックリスト
よくある質問(FAQ)
- Qセレナの中古車に4WDモデルはありますか?
- A
はい、セレナには4WDモデルも用意されています。
主に降雪地域にお住まいの方や、アウトドアレジャーでの悪路走行を想定する方におすすめです。
ただし、中古車市場では2WDモデルに比べて流通量が少なく、価格もやや高くなる傾向があります。
また、C27型ではe-POWERに4WDの設定がなく、ガソリン車のみの選択肢となる点に注意が必要です。
- Q7人乗りと8人乗り、どちらのグレードを選べばいいですか?
- A
ご家族の人数や使い方によって選び方が変わります。
8人乗りは2列目がベンチシートのため、家族全員でくつろぎたい場合や、いざという時に多くの人数を乗せたい場合に便利です。
一方、7人乗りは2列目が独立したキャプテンシートになっており、3列目への乗り降りがしやすいという利点があります。
チャイルドシートを2つ設置する場合でも、中央の通路を確保できるため、小さなお子様がいるご家庭には7人乗りをおすすめします。
- Q「走行距離」と「年式」、どちらを重視して選ぶべきですか?
- A
基本的には「走行距離」よりも、これまでの「メンテナンス履歴」を重視することをおすすめします。
年式が新しくても、オイル交換などの基本的なメンテナンスを怠っていた車両は故障のリスクが高まります。
反対に、年式が古く走行距離が伸びていても、定期的に点検・整備されてきた車両は良い状態を保っていることが多いです。
購入時には必ず整備記録簿を確認し、過去のメンテナンス状況を把握することが後悔しない選び方のポイントです。
- Qディーラーの認定中古車は価格が高いですが、選ぶメリットはありますか?
- A
はい、ディーラーの認定中古車には価格以上のメリットがあります。
最大の利点は、手厚い保証が付いていることです。
メーカーの厳しい基準をクリアした質の高い車両のみを扱っており、購入後の万が一の故障にも対応してもらえます。
専門のメカニックによる徹底した点検・整備も行われるため、中古車に不安を感じる方や、安心して長く乗りたい方には最適な選択肢です。
- QC27型とライバルのヴォクシー、乗り心地で比較するとどうですか?
- A
乗り心地の感じ方は人それぞれですが、セレナ C27型は静粛性の高さに定評があります。
特にe-POWERモデルはモーター駆動ならではの静かで滑らかな走りが魅力です。
対してトヨタのヴォクシーは、しっかりとした足回りで安定感のある乗り心地を提供します。
家族での長距離移動を考えるなら、静かな車内を重視するならセレナ、安定感を求めるならヴォクシーという視点で比較検討し、両方試乗してみるのが良いでしょう。
- Q古い年式のセレナでも純正ナビを新しいものに交換できますか?
- A
はい、多くの場合は市販のナビゲーションシステムに交換することが可能です。
ただし、一部のグレードではエアコン操作パネルとナビが一体になっているなど、交換に専門的な知識や追加の部品が必要なケースもあります。
特にアラウンドビューモニターなどの純正機能と連携させたい場合は注意が必要です。
ナビの交換を検討している場合は、購入前に販売店のスタッフやカー用品店に相談することをおすすめします。
まとめ
日産セレナは、家族みんなが快適に過ごせる工夫が詰まった人気のミニバンです。
中古車選びで後悔しないためには、モデルごとの特徴や弱点を理解し、車の状態を正しく見極めることが何よりも大切になります。
- 価格と性能のバランスに優れたC27型などの狙い目モデル
- 年式ごとの定番の故障箇所と「買ってはいけない車」の見分け方
- e-POWERとガソリン車の維持費や特徴の違いと選び方
この記事で解説したポイントを参考に、まずは中古車情報サイトを開いて、あなたの希望に合うセレナがどれくらいあるか探してみましょう。
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