生産終了から15年以上が経過した今も、多くのファンを魅了し続けるトヨタ ハイラックスサーフ。
現代の車にはない武骨で個性的なスタイルは、唯一無二の存在感を放ちます。
この記事では、中古のハイラックスサーフで人気の185系と215系の違いから、気になる燃費や維持費、購入前に知っておきたい弱点、そしてカスタムの魅力まで、後悔しない一台を選ぶために必要な情報を網羅的に解説します。

古いモデルだけど、本当に買って後悔しないかな?

大丈夫です、この記事で年間の維持費から弱点まで正直にお伝えします
- 歴代モデル、特に人気の185系と215系の具体的な違い
- エンジン別のリアルな燃費と具体的な年間維持費
- 購入後に後悔しないためのモデルごとの弱点と故障箇所
- リフトアップなど代表的なカスタムのスタイルと費用
色褪せない名車ハイラックスサーフの魅力
生産終了から15年以上が経過した今なお、多くのファンを惹きつけるハイラックスサーフ。
その理由は、現代の車にはない唯一無二の存在感にあります。
見た目の格好良さだけでなく、本格的な四駆性能とカスタムの自由度の高さが、時代を超えて愛される理由です。
この章では、そんなハイラックスサーフの魅力を、歴代モデルの歴史から人気の185系と215系の比較、燃費の実態、そしてカスタムベースとしての可能性まで、多角的に掘り下げていきます。
比較項目 | 3代目 185系 | 4代目 215系 |
---|---|---|
デザイン | 角張った武骨なフォルム | 流線的でモダンなフォルム |
コンセプト | よりオフロード志向 | オンロード性能と快適性を向上 |
乗り心地 | トラックに近いダイレクト感 | 乗用車に近いマイルドさ |
カスタム | クラシックスタイルやナローボディ化が人気 | リフトアップやUSDMスタイルが人気 |
おすすめの人 | レトロな雰囲気を愛し、オフロード感を楽しみたい人 | 街乗りでの快適性も重視し、洗練されたSUVを求める人 |
なぜ今人気?歴代モデルを振り返る
ハイラックスサーフが今なお人気なのは、各モデルが持つ時代を象徴する個性的なデザインと性能が、現代の価値観に新鮮に映るためです。
単なる移動手段ではなく、ライフスタイルを表現するアイコンとして多くの人に選ばれています。
1984年に登場した初代から2009年に国内販売を終了した4代目まで、それぞれのモデルが独自の魅力を持っています。
特に中古車市場で中心となるのは、丸みを帯びたスタイルが特徴の2代目(130系)、武骨なスクエアボディが人気の3代目(185系)、そして洗練されたデザインの最終モデル4代目(215系)です。
これらのモデルが持つ本物の道具感は、現代のSUVにはない特別な魅力です。

古いモデルなのに、どうしてこんなに人気があるんだろう?

現代の車にはない無骨なデザインとタフさが、多くの人を惹きつけているからです
歴代モデルが持つそれぞれの強い個性が、現代においても多くのドライバーの心を掴んで離さないのです。
185系と215系の違いを徹底比較!
中古のハイラックスサーフを選ぶ上で、多くの方が悩むのが185系と215系のどちらを選ぶかという点です。
この2つのモデルは、見た目も乗り味も大きく異なるため、ご自身のライフスタイルに合った一台を見つけることが重要になります。
185系は角張ったデザインとコンパクトなナローボディ仕様も選べることから、クラシックな雰囲気を好む方に人気です。
一方、215系は全長で約100mm、全幅で約70mm大きく、より現代的で迫力のあるデザインをしています。
内装も215系の方が乗用車に近く、快適性は向上しました。
走破性ではどちらも高いレベルを誇りますが、185系はよりダイレクトな乗り味、215系はオンロードでの安定性を高めた乗り味になっています。

見た目以外に、乗り味もやっぱり違うのかな?

はい、185系はよりトラックに近い武骨な乗り味、215系は乗用車に近い快適性を備えています
どちらのモデルが優れているという訳ではなく、あなたが車に何を求めるかで最適な選択は変わります。
「燃費が悪い」は本当?実燃費を公開
ハイラックスサーフを検討する上で、避けて通れないのが燃費の問題です。
大きなボディとパワフルなエンジンを搭載しているため、燃費が良いとは言えません。
しかし、事前に実燃費を把握しておくことで、購入後のギャップをなくすことができます。
オーナーの報告を参考にすると、エンジンの種類によって実燃費は異なります。
特に人気のガソリンエンジンとディーゼルエンジンの実燃費の目安は以下の通りです。
エンジン種類 | 市街地での実燃費 | 高速道路での実燃費 |
---|---|---|
2.7L ガソリン (2TR-FE) | 約6~7km/L | 約8~10km/L |
3.4L ガソリン (5VZ-FE) | 約5~6km/L | 約7~9km/L |
4.0L ガソリン (1GR-FE) | 約5~6km/L | 約7~8km/L |
3.0L ディーゼル (1KD-FTV) | 約8~9km/L | 約10~12km/L |

やっぱり燃費は良くないんだ…維持できるか心配。

確かに良くはありませんが、用途や乗り方次第で変わります。ディーゼルモデルは比較的経済的ですよ
「燃費が悪い」というのは事実ですが、その数値を理解した上で、ご自身の年間走行距離と照らし合わせて検討することが後悔しないための第一歩です。
武骨でかっこいい!カスタムベースとして
ハイラックスサーフの持つ大きな魅力の一つが、自分だけの一台を創り上げるカスタムの楽しさです。
豊富なカスタムパーツが流通しており、オーナーの個性を表現するための最高のキャンバスとなります。
定番のリフトアップカスタムでは、サスペンションやスペーサーを使って2~3インチ(約5~7.6cm)車高を上げることで、迫力あるオフロードスタイルを実現します。
また、ゴツゴツしたブロックパターンのオールテレーンタイヤやマッドテレーンタイヤへの交換も人気です。
さらに、185系ではフェンダーを取り外してスリムに見せるナローボディ化や、トヨタの文字が印象的なTOYOTAグリルへの換装で、クラシカルな雰囲気を楽しむカスタムも定番です。

自分だけのオリジナルな一台にできるのは魅力的!

ええ、パーツも豊富なので、理想のスタイルを追求する楽しさがあります
ハイラックスサーフは、単に乗るだけでなく、育てていく喜びを感じさせてくれる車なのです。
乗り心地や荷室の広さはどう?
ハイラックスサーフはトラック譲りの頑丈なラダーフレーム構造を持つため、乗り心地は少し硬めに感じるかもしれません。
しかし、その分、タフな走行性能と広大な荷室空間という大きなメリットがあります。
特に後席を倒したときの荷室の広さは圧巻で、大人が足を伸ばして寝転がれるほどのスペースが生まれます。
5人乗車時でも約1,000L以上の容量を確保しており、キャンプ道具一式やサーフボードといった大きな荷物も余裕で積み込めます。
後部座席を倒せば、車中泊も快適にこなせるため、アウトドアアクティビティの拠点として活躍します。

キャンプ道具一式とサーフボードも積めるかな?

後席を倒せば長尺物も余裕で積載でき、車中泊も可能な広さを確保できます
路面の凹凸を拾いやすい乗り心地は、この車の個性です。
それを上回る積載能力と使い勝手の良さが、多くのアウトドア好きに支持される理由です。
新型はいつ?2025年復活の噂は?
ファンの間では、ハイラックスサーフの新型モデル復活が絶えず噂されています。
特に、北米で販売されているトヨタ『4Runner』がモデルチェンジしたことで、その日本市場への導入、つまりサーフの復活に期待が高まっています。
2024年に発表された新型『4Runner』は、ハイラックスサーフを彷彿とさせる角張ったデザインと最新のパワートレインを備えています。
しかし、2025年現在、トヨタから日本国内でのハイラックスサーフ復活に関する公式なアナウンスはありません。
ライバル車である三菱『パジェロ』の復活が噂されるなど、市場環境は整いつつありますが、確定的な情報はないのが現状です。

もし新型が出るなら待った方がいいのかな?

現時点で国内復活の公式発表はありません。今ある魅力的な中古車を選ぶのも一つの選択です
新型への期待は尽きませんが、現行の中古モデルが持つ魅力は、今だからこそ味わえるものです。
自分の理想の一台と出会えたなら、それが最高のタイミングと言えます。
ハイラックスサーフ購入と維持の秘訣
ハイラックスサーフを最高の相棒にするためには、購入後のカーライフ、特に維持に関わる現実的な問題と向き合うことが大切です。
中古車価格の相場から、避けては通れない弱点、そして具体的な維持費まで。
事前に知識を深めることで、購入後の後悔を防ぎ、安心してカーライフを楽しむことができます。
この章では、長く乗り続けるための秘訣を一つひとつ解説していきます。
中古車価格の相場と狙い目のモデル
ハイラックスサーフの中古車価格は、年式、走行距離、グレード、そしてカスタム内容によって大きく変動します。
自分の予算と求めるスタイルのバランスを見極めることが、満足のいく一台を見つけるための第一歩です。
185系は100万円台から探せますが、状態の良い後期型やカスタム車両は300万円を超える個体も珍しくありません。
一方、比較的新しい215系は150万円あたりからが中心となり、低走行の後期最終型になると400万円近い価格で取引されることもあります。
モデル | グレード例 | 年式目安 | 中古車価格相場 | 狙い目のポイント |
---|---|---|---|---|
185系 | SSR-G 後期型 | 1998年~2002年 | 150万円~300万円 | 最終型、走行10万km前後、内外装の綺麗さ |
215系 | SSR-X 前期型 | 2002年~2005年 | 150万円~250万円 | 比較的安価、カスタムベースに最適 |
215系 | SSR-G 後期型 | 2005年~2009年 | 200万円~400万円 | 完成度が高く故障が少ない、リセールバリュー |

どのモデルがリセールで有利なの?

クラシックな魅力と信頼性から、状態の良い185系後期モデルは値崩れしにくい傾向にありますよ
価格だけでなく、リセールバリューも考慮に入れると、より賢い車選びができます。
特に丁寧にメンテナンスされた185系や、215系の後期型は資産価値としても期待できるでしょう。
「やめとけ」と言われる故障と弱点
「ハイラックスサーフはやめとけ」という声の背景には、年式の古さからくる特有の故障や弱点の存在があります。
購入後に後悔しないために、定番のウィークポイントを事前に把握しておくことが何より重要です。
特に215系で多発するダッシュボードのひび割れは、約8割以上の車両で発生すると言われるほど有名な弱点です。
これをはじめ、モデルごとに起こりやすいトラブルを知っておく必要があります。
モデル | よくある故障・弱点 | 確認方法・対策 |
---|---|---|
185系 | 背面タイヤキャリアのガタつき | 納車前に揺すって確認、ブッシュ交換で改善可能 |
185系 | AT(オートマ)の変速ショック | 試乗でDレンジでのショックを確認、ATFの定期交換が有効 |
215系 | ダッシュボードのひび割れ | 直接目視で確認、専用のダッシュボードマットで保護・目隠し |
215系 | 4WD切り替えアクチュエーターの固着 | 試乗時に2WDと4WDの切り替え操作を試す |
共通 | フレームのサビ・腐食 | 下回りを覗き込み、特にフレームとボディの接合部をチェック |
これらの弱点は、ハイラックスサーフを専門に扱う販売店であれば、対策や修理のノウハウを持っています。
購入時に修理履歴を確認したり、保証を付けてもらったりすることで、安心して乗り出せるでしょう。
年間維持費は?税金や車検代を解説
ハイラックスサーフの武骨なスタイルに憧れる一方で、気になるのが年間の維持費です。
購入前に自動車税や車検代、ガソリン代を含めたトータルのコストを把握し、無理のない計画を立てることが、長く楽しむための秘訣となります。
例えば、人気の2.7Lエンジン(2TR-FE)を搭載したモデルの場合、自動車税は年間51,000円です。
これに車検費用やガソリン代などを加えると、年間の出費が見えてきます。
費用項目(2.7L/3ナンバーの場合) | 金額(年間目安) | 備考 |
---|---|---|
自動車税 | 51,000円 | 毎年4月1日時点の所有者に課税 |
自動車重量税 | 20,500円 | 車検時に2年分(41,000円)を納付 |
自賠責保険料 | 10,005円 | 車検時に24ヶ月分(20,010円)を支払う |
車検基本料金 | 50,000円 | 工場による、交換部品代は別途発生 |
ガソリン代 | 約192,000円 | 年間1万km、燃費8km/L、レギュラー160円/Lで計算 |
任意保険料 | 60,000円 | 年齢や等級、車両保険の有無で変動 |
年間維持費 合計 | 約383,505円 | あくまでシミュレーション上の参考値 |

やっぱり結構かかるんだな…

決して安い金額ではありませんが、事前に把握すれば計画的に楽しめますし、維持費を抑える工夫もできます
このシミュレーションはあくまで一例です。
走行距離や加入する任意保険によって金額は変わります。
しかし、年間でおおよそ40万円前後の維持費がかかることを念頭に置いておくと、購入後の資金計画が立てやすくなります。
1ナンバー登録で税金は安くなる?
ハイラックスサーフの維持費を抑える有効な手段として、乗用車登録(3ナンバー)から貨物車登録(1ナンバー)へ変更する方法があります。
最大のメリットは、自動車税の大幅な節約です。
3ナンバーでは年間51,000円(2.7Lの場合)の自動車税が、1ナンバー登録にすると年間16,000円まで安くなります。
ただし、車検が毎年になる、高速道路料金が割高になるなどのデメリットも存在します。
比較項目 | 3ナンバー(乗用車) | 1ナンバー(貨物車) |
---|---|---|
自動車税(年額) | 高い(2.7Lで51,000円) | 安い(16,000円) |
自動車重量税 | 車両重量で決まる | 車両総重量で決まる |
車検の有効期間 | 初回3年、以降2年ごと | 初回2年、以降1年ごと |
高速道路料金 | 普通車料金 | 中型車料金(普通車の約1.2倍) |
乗車定員 | 5名(または7名) | 5名(構造変更による) |
メリット | 毎年車検の手間がない | 自動車税が圧倒的に安い |
デメリット | 自動車税が高い | 毎年車検、高速料金が割高 |
1ナンバー登録は、年間の走行距離が少なく、高速道路をあまり利用しない方にとって、税金を抑える有効な選択肢です。
自分のカーライフと照らし合わせて、メリットが大きいかを慎重に判断しましょう。
後悔しないためのチェックポイント
カタログスペックやネットの情報だけではわからない車の状態を確かめるために、中古車販売店での実車確認は欠かせません。
プロでなくても、自分の目で見て、触って、動かして確かめるべきポイントを知っておけば、失敗のリスクを大きく減らせます。
特に雪国や沿岸部で使われていた車両の場合、車の骨格であるフレームのサビは致命傷になりかねないため、下回りのチェックは絶対に行うべきです。
確認場所 | チェックするべき項目 | 判断のポイント |
---|---|---|
車両の下回り | フレームや足回りのサビ・腐食 | 表面的な茶サビか、穴が開くほどの腐食か |
エンジンルーム | オイル漏れや滲みの痕跡 | エンジン本体や周辺部品がオイルで濡れていないか |
内装(特に215系) | ダッシュボードの状態 | ひび割れの有無、大きさ、進行具合 |
タイヤ | 摩耗状態と製造年 | スリップサインが出ていないか、4本の銘柄が揃っているか |
試乗時(走行) | 変速ショックや加速のスムーズさ | ATの滑りや異音がないか |
試乗時(操作) | ハンドルのブレや異音、直進安定性 | ブレーキをかけた時に変な挙動をしないか |

素人でもここまで見ていいのかな?

もちろんです。高価な買い物ですから、販売店のスタッフに許可を得て、遠慮なく隅々までチェックしましょう
これらのチェックリストを手に、気になる点はすべて販売店のスタッフに質問する姿勢が大切です。
誠実に対応してくれる店舗であれば、安心して購入の相談ができるでしょう。
人気のカスタムパーツとスタイル紹介
ハイラックスサーフを手に入れたら挑戦したいのが、自分だけの一台に仕上げるカスタムです。
この車の大きな魅力は、オーナーの個性を反映できるカスタムパーツの豊富さと、スタイルの自由度の高さにあります。
手始めに、フロントの印象をガラリと変えるトヨタのカタカナロゴやアルファベットロゴが入ったクラシックなグリルへの交換は、初心者にも人気のカスタムメニューです。
カスタムスタイル | スタイルの特徴 | 定番のカスタムパーツ例 |
---|---|---|
オフロードスタイル | 車高を上げて悪路走破性を追求したワイルドなスタイル | リフトアップキット、マッドテレーンタイヤ、ルーフラック |
クラシックスタイル | ヴィンテージな雰囲気を演出するレトロなスタイル | ナローボディ化、TOYOTAロゴグリル、スチールホイール、各所メッキパーツ |
USDMスタイル | アメリカ市場の仕様を真似た都会的でクリーンなスタイル | US仕様バンパー、サイドマーカー、大径アルミホイール |
どのスタイルを目指すかによって、選ぶパーツは変わってきます。
まずはタイヤとホイールの交換から始めてみたり、グリルを変えてみたりと、少しずつ自分色に染めていく過程もハイラックスサーフの楽しみ方のひとつです。
- 中古車価格の相場と狙い目のモデル
- 「やめとけ」と言われる故障と弱点
- 年間維持費は?税金や車検代を解説
- 1ナンバー登録で税金は安くなる?
- 後悔しないためのチェックポイント
- 人気のカスタムパーツとスタイル紹介
よくある質問(FAQ)
- Qよく比較されるランドクルーザープラドとの違いは何ですか?
- A
主な違いは、車の成り立ちとコンセプトにあります。
ハイラックスサーフはトラック譲りのラダーフレームを持つ本格的な四駆で、より武骨でオフロード志向が強い乗り味が特徴です。
一方、プラドは同じく頑丈な作りですが、より乗用車としての快適性や内装の質感を重視したSUVになります。
荒々しい雰囲気を楽しみたいならハイラックスサーフ、高級感や快適性も求めるならプラドが向いています。
- Q街乗りや駐車場で、ハイラックスサーフの大きさに困ることはありませんか?
- A
確かに国産SUVの中では大きい部類に入りますので、慣れるまでは注意が必要です。
特に215系は185系よりも一回り大きいため、都心部の狭い道や機械式駐車場では扱いにくさを感じる場面もあるでしょう。
購入前に、自宅や職場の駐車場サイズを確認しておくと安心です。
ただ、運転席からの見晴らしがとても良いため、車両感覚は掴みやすいと感じる方が多いですよ。
- Qガソリン車とディーゼル車では、年間の維持費はかなり変わりますか?
- A
はい、年間の燃料代に大きな差が出ます。
ディーゼルモデルは燃料が軽油で安価な上に、燃費もガソリン車より良いため、特に走行距離が長くなるほど経済的なメリットが大きくなります。
自動車税は排気量で決まるため、エンジンが違っても大きくは変わりません。
ご自身の年間の走行距離を考えて、どちらが合っているか検討することをおすすめします。
- Q人気のカスタム、リフトアップやタイヤ交換の費用はどれくらいですか?
- A
選ぶパーツや依頼するショップによって費用は大きく変動しますが、一般的な目安として参考にしてください。
サスペンションなどを使って2〜3インチ車高を上げるリフトアップは、パーツ代と工賃を合わせて15万円〜30万円程度が相場です。
また、見た目が大きく変わるオフロードタイヤとホイールのセットは、新品であれば20万円以上は見ておくと良いでしょう。
- Q走行距離が10万kmを超えた中古車は避けたほうがいいですか?
- A
ハイラックスサーフは非常に丈夫な車なので、走行距離の多さだけで判断する必要はありません。
大切なのは、これまでどのようなメンテナンスを受けてきたかという点です。
たとえ10万kmを超えていても、定期的なオイル交換や消耗品の交換がきちんとされてきた車両は、まだまだ長く乗ることができます。
購入の際は、整備記録簿の有無やフレームの錆の状態などをしっかり確認しましょう。
- Q内装の質感や使い勝手は、現代の車と比べてどうですか?
- A
185系や215系の内装は、現在の車と比べるとシンプルで、豪華な装備は少ないです。
プラスチック製のパーツが多く使われていますが、それが逆に道具のようなタフな雰囲気を感じさせます。
スイッチ類は大きくて直感的に操作できるため、実用性は非常に高いです。
収納スペースも十分に確保されており、アウトドアシーンでの使い勝手も良好ですよ。
まとめ
この記事では、中古のハイラックスサーフを購入するために必要な情報を、良い点も悪い点も含めて網羅的に解説しました。
燃費や古い年式ならではの弱点は確かにありますが、それを補って余りある無骨なデザインと、自分だけの一台を創り上げるカスタムの楽しさがこの車の真価です。
特に、購入後に後悔しないための具体的な維持費や故障リスクまで正直にお伝えしている点が、あなたの車選びの確かな指針となります。
- 185系と215系のデザインや乗り心地の違いと、ライフスタイルに合わせた選び方
- エンジン別のリアルな燃費と、税金やガソリン代を含めた年間の維持費シミュレーション
- モデルごとの定番の弱点・故障箇所と、購入時に必ず確認すべきチェックポイント
この記事でハイラックスサーフの全体像を掴んだら、次はぜひ専門店で実車に触れてみてください。
プロの意見を聞きながら本物の魅力を体感することが、最高の相棒と出会うための最も確実なステップです。
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