キャンプや車中泊、突然の停電や災害への備えとして、ポータブル電源の購入を考えていませんか。
けれど、いざ探してみると多くのメーカーから様々な容量や出力の製品が販売されていて、どれを選んでいいのがわからないですよね。
初心者の方は特に「何を基準に選べばいいの?」「自分に合ったおすすめはどれ?」と迷ってしまうことも少なくありません。
この記事ではそんな悩みを解決するために、ポータブル電源の基本的な選び方から厳選おすすめランキングまでを詳しく解説します。
大容量モデルから安い価格帯で手に入る小型モデルまで、利用シーンに合わせて比較検討できるよう網羅的にご紹介します。
なお、この記事で紹介するおすすめ製品は家庭用ACコンセントを備え、単体で持ち運び可能な100Wh以上のモデルに限定しています。
安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用した長寿命モデルなども含め、明確な基準で公平に評価した比較結果なので、安心してあなたのポータブル電源選びの参考にしてください。
きっとこの記事を最後まで読めば、あなたの使い方に最適な、後悔しない一台が見つかるはずです。
- 自分に合ったポータブル電源の選び方
- 利用シーンや目的に合わせた具体的なおすすめ製品
- アウトドアや防災時など様々な場面での活用方法
- 製品の寿命や安全な使い方などの基本的な知識
- ポータブル電源のおすすめの選び方は?
- ポータブル電源のおすすめ12選
- 12.SmartTap PowerArQ mini【片手で運べる3.5kg】
- 11.ALLPOWERS R600【600WインバータとLFPセルを5.8kgに凝縮】
- 10.SmartTap PowerArQ2【ミリタリーカラー6色×ランタン機能】
- 9.Goal Zero LLC Yeti 500X【米国発ブランドの堅牢シャーシ】
- 8.Jackery Japan ポータブル電源 600 Plus【容量632Wh×7.3kgで持ち歩けるミドル機】
- 7.BLUETTI EB70S【716Wh&12ポート同時給電】
- 6.EcoFlow RIVER 2 Pro【AC70分満充電の超時短モデル】
- 5.JVCケンウッド BN‑RF1100【国内家電メーカー製・18.3kgの大容量】
- 4.BLUETTI AC180【1152Whを1.3時間で満充電】
- 3.アンカー・ジャパン Solix C1000【1056Wh×80%充電43分の最速クラス】
- 2.EcoFlow DELTA 2【1,024Wh×拡張2,048Wh対応の伸びしろ】
- 1.Jackery ポータブル電源 1000 Plus【1264Wh&2,000Wで定番を超えた万能機】
- 目的別!ボータブル電源おすすめ3選
- ポータブル電源のおすすめの使い方は?
- ポータブル電源のよくあるQ&A
- まとめ
ポータブル電源のおすすめの選び方は?
ポータブル電源を選ぶ際には、以下の3つのポイントを確認することが重要です。
利用目的に合ったバッテリー容量(Wh)で選ぶ

ポータブル電源を選ぶ際は、まず利用目的に合ったバッテリー容量(Wh)を確認することが最も重要です。
なぜなら、容量は「どれくらいの電力を蓄えられるか」を示す指標であり、これが不足すると使いたい電化製品を必要な時間動かすことができないからです。
容量が大きければ長時間の利用や複数の機器への給電が可能になりますが、その分、本体は重く高価になる傾向があります。
例えば、スマートフォンの充電や扇風機など消費電力の少ない機器を短時間使う程度なら300Wh前後でも十分です。
しかし、キャンプで電気毛布を一晩中使ったり、災害時に備えて小型冷蔵庫を動かしたりしたい場合は、1000Wh以上の大容量モデルが必要になります。
このように、ご自身の利用シーンを具体的に想定し、それに合わせた十分な容量を持つモデルを選ぶことが、後悔しないポータブル電源選びの第一歩となります。
使いたい家電に対応できる定格出力(W)で選ぶ

次に重要なのが、使いたい電化製品に対応できる「定格出力(W)」を備えているかを確認することです。
定格出力とは、ポータブル電源が安定して供給できる電力の大きさを示す値です。この数値が、使用したい電化製品の消費電力(W)を下回っていると、製品を動かすことができません。
特に消費電力の大きい製品を使いたい場合は注意が必要です。
例えば、定格出力が500Wのモデルでは、消費電力80Wの電気毛布は使えますが、消費電力1200Wのドライヤーや電子レンジは使用できません。
また、冷蔵庫やポンプなどのモーターを搭載した製品は、起動時に消費電力の数倍の「起動電力」が必要なため、定格出力に余裕のあるモデルを選ぶ必要があります。
そのため、ポータブル電源でどのような家電を使いたいかをあらかじめ明確にし、その消費電力を上回る定格出力を持つモデルを選ぶことが不可欠です。
バッテリーの種類と安全性で選ぶ

長く安心して使うためには、搭載されているバッテリーの種類と、安全機能の有無を確認して選ぶことが大切です。
ポータブル電源の心臓部であるバッテリーにはいくつか種類があり、それぞれ寿命や安全性に違いがあるためです。
また、過充電や過放電、ショートなどを防ぐ「BMS(バッテリーマネジメントシステム)」などの安全機能は、万が一の事故を防ぐ上で欠かせません。
例えば、近年主流の「リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)」は従来のリチウムイオン電池に比べて熱暴走のリスクが低く安全性が高いとされ、充放電サイクル寿命も長いのが特長です。
製品を選ぶ際にはPSEマークはもちろんのこと、国際的な安全規格の認証を取得しているかも確認すると、より安心して使用できます。
したがって、価格や容量だけでなく、安全性が高く長寿命なバッテリーを採用し、保護機能が充実した信頼できる製品を選ぶようにしましょう。
ポータブル電源のおすすめ12選
それではいよいよ、おすすめのポータブル電源を12選ご紹介していきます。
今回のランキングは、
評価項目 | 配点 | 主な確認ポイント |
---|---|---|
バッテリー容量 (30%) | 30 | 1,000Wh前後を中心に、同サイズ帯では容量が大きいほど高評価。 |
定格AC出力 (20%) | 20 | 瞬間最大ではなく“連続出力”を比較。 |
可搬性=質量 (20%) | 20 | 20 kg未満のモデル限定。軽いほど高評価。 |
急速充電性能 (15%) | 15 | ACフル充電時間とソーラー入力許容量。 |
コストパフォーマンス (15%) | 15 | 1Wh当たり価格と保証年数を加味。 |
この根拠に沿ってポータブル電源をご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
12.SmartTap PowerArQ mini【片手で運べる3.5kg】
容量 | 346Wh |
出力 | 200W |
質量 | 3.5kg |
PowerArQ miniの特徴
PowerArQ mini 2は本体質量3.5 kg・容量346 Whと非常持ち出し袋に収まるサイズながら、AC 200 W・USB‑C PD60 W・15 Wワイヤレスの3系統出力を備えています。リン酸鉄リチウム電池を採用し、約2,500回の充放電サイクルに耐える長寿命設計です。AC充電は約3.5時間、120 Wソーラーパネルなら約4時間で満充電できます。背面LEDライトは調光・SOS・ストロボの3モードに対応し、IP54相当の防塵防滴ボディと滑り止めラバーフットで屋外使用時も安心です。コヨーテタンほか3色をラインアップし、デザイン性と実用性を両立した超小型モデルです。
- 非常持ち出し袋に入る最軽量クラスが欲しい
- 車中泊はスマホ充電とLED照明が中心
- 予算3万円台で試したい
11.ALLPOWERS R600【600WインバータとLFPセルを5.8kgに凝縮】
容量 | 299Wh |
出力 | 600W |
質量 | 5.8kg |
R600の特徴
R600は299 Whのコンパクトボディに定格600 W(ピーク1,200 W)のインバータを搭載し、USB‑C PD100 W×2と15 Wワイヤレスを含む最大8台同時給電が可能です。Turboモードでは60分で80%まで急速充電でき、リン酸鉄リチウム電池3,000サイクルと5年保証で長期運用も安心です。専用アプリでは充電上限や温度保護を細かく設定でき、ドローン撮影やロードトリップ中のノートPC作業を強力にサポートします。ソーラー最大300 W入力に対応し、晴天時は日中だけでフル充電できるため、サブ機でも妥協したくないガジェットユーザーに最適です。
- 5kg台で600Wクラスを探している
- ノートPCをUSB‑C一本で急速充電したい
- 3万円前後のコスパを重視
10.SmartTap PowerArQ2【ミリタリーカラー6色×ランタン機能】
容量 | 500Wh |
出力 | 300W |
質量 | 6.2kg |
PowerArQ 2の特徴
PowerArQ 2は全6色のミリタリー調カラーと背面LEDランタンを備え、キャンプサイトで映えるデザインが魅力です。容量500 Wh・定格300 W(瞬間450 W)の出力で、電気毛布やコンプレッサー式冷蔵庫も一晩駆動できます。USB‑C PD60 Wやワイヤレス充電、パススルー運転に対応し、別売120 Wソーラーパネルなら快晴時4.5時間で満充電可能です。静音ファン制御で夜間も眠りを妨げず、防災時はSOSフラッシュ機能が役立ちます。「デザイン・実用・コスパ」を高水準で満たす初めてのポータブル電源としておすすめできるモデルです。
- 見た目重視でギアを揃えたいソロ・デュオキャンパー
- 電気毛布やプロジェクターを使いたい
- 5万円台で防災も兼ねたい
9.Goal Zero LLC Yeti 500X【米国発ブランドの堅牢シャーシ】
容量 | 505Wh |
出力 | 300W |
質量 | 5.85kg |
Yeti 500Xの特徴
Yeti 500Xは米軍規格を想定した堅牢ボディと高効率MPPTソーラーコントローラを備え、過酷な環境での信頼性に定評があります。USB‑C PD60 W入出力や12 V 10 A高安定車載出力を搭載し、オーバーランド走行やベースキャンプで活躍します。外部急速充電器使用時は約4.5時間で満充電でき、5.85 kgの軽量筐体により持ち運びも容易です。北米UL認証取得と豊富な専用アクセサリをそろえ、ギアを統一したいユーザーに最適です。堅牢性とソーラー効率を重視する方にお勧めできる“タフネスモデル”です。
- ラフな環境でも壊れにくいモデルが欲しい
- ソーラーパネルと組み合わせて無補給キャンプ
- 車の12Vアクセサリを多用する
8.Jackery Japan ポータブル電源 600 Plus【容量632Wh×7.3kgで持ち歩けるミドル機】
容量 | 632Wh |
出力 | 800W |
質量 | 7.3kg |
ポータブル電源 600 Plusの特徴
Jackery 600 Plusは7 kg台の軽量筐体に800 Wインバータとリン酸鉄リチウム電池を搭載し、AC急速充電2.2時間・ソーラー最大400 Wなら1.8時間でフル充電できます。USB‑C PD100 Wやスマホアプリ連携を備え、遠隔で残量確認やポート制御、ファームウェア更新が可能です。静音ファン制御は27 dBと図書館レベルで、室内利用でも快適です。IP41相当の防滴構造と難燃ABS筐体、LED懐中電灯+SOS搭載で、防災・車中泊・キャンプのいずれにも対応します。「日常充電ステーション」と「非常時ライフライン」を一台で実現できるミドルクラスの新定番です。
- 600Whクラスを“最軽量級”で探している
- 急速充電&スマホアプリ管理を重視
- 電気毛布・ミニ調理家電を安心して使いたい
7.BLUETTI EB70S【716Wh&12ポート同時給電】
容量 | 716Wh |
出力 | 800W |
質量 | 9.7kg |
EB70Sの特徴
EB70Sは10万円以下で手に入る716 Wh/800 Wクラスとして抜群のコストパフォーマンスを誇ります。USB‑C PD100 W×2、ワイヤレス充電×1を含む12ポート同時給電が可能で、ガジェット類の一括急速充電に便利です。リン酸鉄リチウム2,500サイクル、LEDフラッシュライト、照明付きDC5521端子など停電時に役立つ装備を多数搭載しています。エコモードで待機電力を削減し、ソーラー250 W入力時は晴天3時間台でフル充電が可能です。9.7 kgの持ち運びやすいハンドルと堅牢ボディで、車中泊やドローン撮影を行う方にも好適な“高機能・低価格”モデルです。
- ノートPCやドローンなどUSB‑C機器を多数充電
- 停電備蓄とアウトドア兼用でコストを抑えたい
- ワイヤレス充電付きが欲しい
6.EcoFlow RIVER 2 Pro【AC70分満充電の超時短モデル】
容量 | 768Wh |
出力 | 800W |
質量 | 7.8kg |
RIVER 2 Proの特徴
RIVER 2 Proは768 Wh×7.8 kgの軽量設計で、X‑Stream急速充電により0→100%をわずか70分で完了します。リン酸鉄リチウム3,000サイクル、TÜV Rheinland安全認証、20 ms EPS切替機能で自宅サーバーや冷蔵庫を瞬断から保護できます。Bluetooth/Wi‑Fiアプリでは消費電力グラフや充電上限、スケジュールON/OFFを設定でき、ピークシフトにも便利です。X‑Boost機能でピーク1,600 Wに対応し、ソーラー220 Wや車載充電にも対応します。充電忘れに強く、キャンプ・災害備蓄・車中泊など“取り回し最優先”のユーザーに最適です。
- 急速充電で“出発直前の充電忘れ”を防ぎたい
- UPS代わりに自宅サーバーを保護したい
- 10kg未満・800Wクラスで迷っている
5.JVCケンウッド BN‑RF1100【国内家電メーカー製・18.3kgの大容量】
容量 | 1,152Wh |
出力 | 1,500W |
質量 | 18.3kg |
BN‑RF1100の特徴
BN‑RF1100は木目調パネルを採用し、リビングにも溶け込むデザインが魅力です。自動給電切替機能を搭載しており常時コンセント接続が可能で、停電時は約0.02 秒でバッテリー運転へ移行し冷蔵庫やルーターを保護します。ACフル充電7.5時間、ソーラー200 W入力に対応し、5年保証と国内修理センターのサポートで長期運用も安心です。LEDライト/SOSフラッシュ、防滴設計、大型ハンドルを備え、災害時の持ち出しや屋外作業にも対応します。国内メーカー品質と手厚いサポートを重視されるご家庭に最適な1 kWh超クラスです。
- 国内メーカー&手厚いサポートを求める
- 冷蔵庫や炊飯器など定格1,000W超の家電を長時間使いたい
- 停電バックアップ用に常時スタンバイさせたい
4.BLUETTI AC180【1152Whを1.3時間で満充電】
容量 | 1,152Wh |
出力 | 1,800W |
質量 | 16kg |
AC180の特徴
AC180は1,152 Wh×1,800 Wを16 kgで実現し、AC入力1,440 Wのターボチャージで約80分、フルでも1.3時間という高速充電を誇ります。リン酸鉄リチウム3,500サイクル、UPS20 ms切替、IP65相当防塵フィルターを装備し、5年保証で長期の安心を提供します。Ecoモードにより待機電力を削減し、電子レンジやIH調理器に対応するAC3,000 Wサージで“家庭家電を屋外へ持ち出す”使い方が可能です。最大500 Wソーラー入力とスマホアプリ遠隔制御により、防災・アウトドア・DIYの三役を1台で兼ねる万能高出力モデルです。
- 電気ケトル・IH・電子レンジを屋外で使いたい
- 急速充電とUPSを重視
- 10万円前後で1kWh超を狙いたい
3.アンカー・ジャパン Solix C1000【1056Wh×80%充電43分の最速クラス】
容量 | 1,056Wh |
出力 | 1,500W |
質量 | 12.9kg |
Solix C1000の特徴
Solix C1000は1,056 Wh・1,500 Wを12.9 kgに凝縮し、独自HyperFlash充電で0→80%を43分、満充電を58分で完了する超高速モデルです。リン酸鉄リチウム3,000サイクル・10年保証・20 ms未満シームレスUPS搭載で、自宅サーバーやテレワーク環境のバックアップに最適です。ソーラー600 W入力、USB‑C PD100 W×2、AC100 V×6など豊富なポートを備え、外出先でもマルチデバイスを一括急速充電できます。自動ファン制御により図書館レベルの静音性を実現し、“速さとスマートさ”を兼ね備えた最新鋭モデルです。
- 一時間以内のフルチャージが必須
- UPS+ソーラー拡張で停電対策を強化したい
- 国内サポートと長期保証を最優先
2.EcoFlow DELTA 2【1,024Wh×拡張2,048Wh対応の伸びしろ】
容量 | 1,024Wh |
出力 | 1,500W |
質量 | 12kg |
DELTA 2の特徴
DELTA 2は本体1,024 Wh・1,500 Wに別売エクストラバッテリーを接続すると2,048 Whへ拡張できるモジュラー設計です。リン酸鉄リチウム3,000サイクルと5年保証で総コストを抑えつつ、AC80分満充電・ソーラー500 W約3時間の高速リカバリを実現します。20 ms EPSにより冷蔵庫も瞬断なく保護でき、Wi‑Fi/Bluetoothアプリでは出力制限・充電スケジュール・睡眠モードを細かく設定可能です。USB‑C PD100 W×2を含む15ポートを搭載し、将来のファーム更新で機能拡張も期待できる“万能ベストセラー”です。
- 将来の容量拡張も視野に入れたい
- 1,500Wクラスで“重量12kg”にこだわる
- 家庭UPS・キャンプ・車中泊を一台でこなしたい
1.Jackery ポータブル電源 1000 Plus【1264Wh&2,000Wで定番を超えた万能機】
容量 | 1,264Wh |
出力 | 2,000W |
質量 | 14.5kg |
ポータブル電源 1000 Plusの特徴
Jackery 1000 Plusは定格2,000 Wで電子レンジやIH調理器も駆動しつつ、本体1,264 Whを拡張バッテリー4台で5 kWh超までスケールアップできます。リン酸鉄リチウム約4,000サイクル・5年保証・27 dB静音ファン制御・20 ms以下UPS切替を備え、在宅バックアップにも最適です。AC1,800 W入力で約1.7時間、ソーラー800 W入力で約1.8時間と復帰が迅速で、USB‑C PD100 W×2を含む12ポートを搭載しています。スマホアプリから残量・ポートを遠隔制御でき、防災・車中泊・アウトドアを一台で完結できるフラッグシップモデルです。
- 高出力家電(IH・エアコン)もフルで使いたい
- ソーラー併用で半日以内に再充電したい
- 将来は拡張バッテリーで家庭バックアップを強化
目的別!ボータブル電源おすすめ3選
急速充電で時間を短縮したいなら「Anker Solix C1000」
Anker Solix C1000は独自のHyperFlash技術により0 %→80 %を43分、満充電でも58分という驚異的なスピードでチャージできます。
大容量1,056 Wh・定格1,500 Wを備えながら12.9 kgと可搬性にも優れ、出発直前に充電を忘れていてもすぐ戦力化できる点が魅力です。
3,000サイクル対応のリン酸鉄リチウムと10年保証で長寿命を確保しつつ、20 ms未満のシームレスUPSがPCやルーターを停電から守ります。
USB‑C PD100 W×2、AC×6、ソーラー600 W入力など拡張性も十分で、ビジネス現場から週末レジャーまで“充電待ちのストレス”をほぼゼロにしてくれる一台です。
家庭用家電をフルに使いたいなら「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」
Jackery 1000 Plusは定格2,000 W・瞬間4,000 Wの高出力を誇り、電子レンジやIH調理器、ドライヤーなど家庭用100 V家電を屋外でもフルパワーで駆動できます。
容量1,264 Whの本体は拡張バッテリーを4台まで増設でき、最大5 kWh超までスケールアップ可能なため、停電時でも冷蔵庫や洗濯機を長時間動かせます。
AC入力1,800 Wで約1.7時間、ソーラー800 Wで約1.8時間と復帰も迅速。
5年保証付きリン酸鉄リチウムセル、20 ms以下のUPS切替、静音27 dBファン制御を備え、日常と非常時の両方で活躍します。
家庭用家電を「どこでも」「長く」使いたい方に最適です。
防災バッグに入る軽量モデルが欲しいなら「SmartTap PowerArQ mini」
SmartTap PowerArQ miniは重量3.5 kgの超軽量ボディに346 WhとAC200 Wインバータを内蔵し、非常用持ち出し袋や車のラゲッジにも余裕で収まります。
リン酸鉄リチウム電池は約2,500回の充放電に耐え、長期保管後でも劣化しにくいため防災備蓄に好適です。
家庭用ACから約3.5時間、120 Wソーラーパネルなら約4時間で満充電でき、停電時にはスマホ約30回、LEDランタン約80時間分の電力を確保できます。
背面LEDライト(SOS/ストロボ対応)やIP54相当の防塵防滴性能、USB‑C PD60 Wと15 Wワイヤレス充電を備え、最小限の荷物で多機能を求める防災派ユーザーを力強くサポートします。
ポータブル電源のおすすめの使い方は?

ポータブル電源は、コンセントがない場所でも電化製品を使えるようにする便利なアイテムです。その用途は幅広く、さまざまな場面で活躍します。
アウトドアやレジャーでの活用
キャンプや車中泊、釣りなどのアウトドア活動では、ポータブル電源が一つあると快適さが大きく向上します。
夏場には扇風機や小型のポータブル冷蔵庫を使って涼を取ったり、食材を新鮮に保ったりすることができます。
冬場には電気毛布や電気ヒーターで暖を取ることができ、寒さを気にせず快適に過ごせます。
また、スマートフォンやタブレットの充電はもちろん、プロジェクターを使えば屋外で映画鑑賞を楽しむといった使い方も可能です。
調理器具としては、電気ケトルでお湯を沸かしたり、ホットプレートで料理をしたりと、火を使わずに安全に調理ができる点も魅力です。
災害への備えとしての活用
地震や台風などの自然災害によって停電が発生した際、ポータブル電源は非常用電源として大きな役割を果たします。
スマートフォンやラジオの電源を確保することで、災害情報を収集し続けたり、家族と連絡を取り合ったりすることができます。
また、LEDライトなどの照明器具を使えば、夜間の不安を和らげ、安全に行動するための明かりを確保できます。
小型の冷蔵庫を稼働させれば、医薬品や食料を一時的に保管することも可能です。
ソーラーパネルと組み合わせて使用できるモデルであれば、日中に充電することで、長期間の停電にも備えることができます。
日常生活での便利な使い方
ポータブル電源は、日常生活の中でも有効に活用できます。
例えば、電気料金が安い夜間に電力を蓄え、日中の電力使用量が多い時間帯にポータブル電源から給電することで、電気代の節約につなげられます。
また、コンセントがない庭やベランダでDIY作業をする際に、電動工具の電源として利用することもできます。
リモートワーク中に、気分転換で場所を変えて作業したい時にも、パソコンやモニターの電源を気にすることなく、好きな場所で仕事に集中できます。
ポータブル電源を安全に使うために
ポータブル電源を安全に利用するためには、いくつかの点に注意が必要です。
まず、高温になる車内や直射日光が当たる場所に長時間放置しないようにしましょう。熱はバッテリーの劣化を早めるだけでなく、故障や事故の原因にもなります。
また、水濡れは感電や故障のリスクがあるため、雨天時や水回りでの使用には十分注意が必要です。
使用する電化製品の消費電力が、ポータブル電源の定格出力を超えていないかを確認することも重要です。
容量を超えた使い方をすると、安全装置が作動して停止したり、故障の原因になったりします。
保管する際は、バッテリー残量を50%から80%程度に保ち、過充電や過放電を避けることで、バッテリーの寿命を長持ちさせることができます。
ポータブル電源のよくあるQ&A
- Qポータブル電源の容量(Wh)は、どれくらいのものを選べばよいですか?
- A
選ぶべき容量は、どのような目的で、どんな電化製品を、どのくらいの時間使いたいかによって決まります。例えば、スマートフォンの充電やLEDランタンの使用といった日帰りのレジャーが中心であれば、300Wh前後のコンパクトなモデルで十分でしょう。キャンプや車中泊で扇風機や電気毛布、小型の調理家電など複数の機器を使いたい場合は、500Whから1000Wh程度の中容量モデルが安心です。さらに、災害時の備えとして、冷蔵庫や電子レンジといった大型家電の使用も視野に入れるなら、1500Wh以上の大容量モデルを検討することをおすすめします。
- Q使いたい家電が動くかどうかは、どこを見ればわかりますか?
- A
使いたい家電が動くかどうかは、ポータブル電源の「定格出力(W)」と、家電の「消費電力(W)」を比べることで判断できます。ポータブル電源のスペック表にある「定格出力」の数値が、使いたい家電の「消費電力」の数値を上回っていれば、その家電は使用可能です。例えば、定格出力500Wのポータブル電源であれば、消費電力300Wの扇風機は使えますが、消費電力1200Wのヘアドライヤーは使えません。ただし、冷蔵庫や電動工具などモーターを搭載した製品は、起動時に消費電力の数倍の「起動電力」が必要な場合があるため、余裕をもった定格出力のモデルを選ぶことが重要です。
- Qポータブル電源の寿命はどのくらいですか?長持ちさせるコツはありますか?
- A
ポータブル電源の寿命は、バッテリーを0%から100%まで充電して使用するサイクルを何回繰り返せるかを示す「サイクル回数」で表されることが多く、製品によって異なりますが500回から3000回以上と幅があります。寿命を少しでも長持ちさせるには、いくつかのコツがあります。まず、充電が0%になるまで使い切る「過放電」や、100%のまま充電し続ける「過充電」を避けることです。また、長期間使わない場合は、バッテリー残量を50%〜80%程度に保ち、高温多湿や直射日光を避けた涼しい場所で保管するのが理想的です。
- Qソーラーパネルを使って充電することはできますか?
- A
はい、多くのポータブル電源はソーラーパネルによる充電に対応しています。製品の多くは、家庭用コンセントからの充電や車のシガーソケットからの充電に加えて、別売りのソーラーパネルを接続するための入力端子(DC入力やアンダーソンポートなど)を備えています。ソーラー充電は、キャンプ場や災害時など、コンセントが使えない状況でも電力を確保できる非常に便利な方法です。ただし、充電時間は天候に大きく左右されるため、快晴の日でないと思うように充電が進まないこともあります。
- Qポータブル電源を飛行機に持ち込むことはできますか?
- A
基本的に、ほとんどのポータブル電源は飛行機への持ち込み(預け入れ・手荷物ともに)ができません。航空各社では、リチウムイオンバッテリーの輸送に厳しい制限を設けており、多くのポータブル電源はこの制限の対象となる160Whを超える容量を持っているためです。モバイルバッテリーとして扱われる100Wh以下の小型のものであれば、条件付き(手荷物のみ可など)で持ち込みが許可される場合がありますが、事前に必ず利用する航空会社の規定を確認することが不可欠です。旅行や出張での利用を考えている場合は注意が必要です
まとめ
この記事では、ポータブル電源のおすすめ製品と後悔しないための選び方を解説しました。
最も重要なのは「バッテリー容量」「定格出力」「安全性」の3つのポイントです。
まずはご自身の利用シーンを具体的にイメージし、どのくらいの性能が必要かを把握することが、最適な一台を見つける近道です。
記事で紹介したランキングや目的別の比較を参考に、あなたの使い方に合ったモデルをじっくりと検討してみてください。
お気に入りの一台があれば、キャンプなどのアウトドア活動がより快適になるだけでなく、万が一の災害時にも心強い備えとなります。
この記事が、あなたのポータブル電源選びの一助となれば幸いです。
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