ダニ捕りロボの使い方と効果がない時の対処法

「ダニ捕りロボ、買ってみたいけど使い方は本当に置くだけでいいの？」

「どこに置けば一番効果があるのか、いまいち自信がない…」

手軽さが魅力のダニ捕りロボですが、その効果を最大限に引き出すには、実はちょっとしたコツが必要です。ただ何となく置くだけでは、その性能を十分に発揮できず、もったいないかもしれません。

この記事では、ダニ捕りロボの基本的な使い方から、プロが実践する効果最大化のための戦略的な設置場所、やってはいけないNG例まで、あなたの疑問をすべて解決します。

さらに、殺虫剤を使わない安全な仕組みや、効果が感じられない時の対処法、製品の選び方まで網羅的に解説。この記事を読めば、あなたも今日から「ダニ捕りロボマスター」です。

この記事で分かること

ダニ捕りロボの正しい使い方と効果を最大化する設置場所
やってはいけないNGな使い方と、よくある失敗の回避法
殺虫剤不使用で安全な理由と、アレルゲンを封じ込める仕組み
効果が実感できない時のチェックポイントと具体的な対処法

【クローズド】累計販売個数1,300万個突破！ダニ研究20年「日革研究所」の実績から生まれた【ダニ捕りロボ】

ダニ捕りロボの正しい使い方と効果最大化の方法
ダニ捕りロボの安全性を解説

ダニ捕りロボの正しい使い方と効果最大化の方法

ダニ捕りロボの基本的な使い方｜開封から設置まで

ダニ捕りロボの使い方は驚くほどシンプルで、誰でも簡単に設置できます。

基本は「気になる場所に置いておくだけ」。この手軽さが最大の魅力ですが、各ステップには効果を確実にするための小さな意味が込められています。

ここでは、開封から設置までの4ステップを詳しく見ていきましょう。

「置くだけ」という手軽さの裏にある、効果を左右する重要な戦略を理解することが、ダニ対策成功への第一歩です。

ダニ捕りロボ設置の4ステップ

ステップ1：開封する
まず、製品のパッケージから本体ケース（ソフトケースまたはハードケース）と、真空パックされている「誘引マット」を取り出します。
ステップ2：誘引マットをセットする
次に、誘引マットを袋から取り出し、本体ケースにしっかりとセットします。この一手間が、誘引剤の微細な粉末が外に漏れ出るのを防ぎ、設置場所を汚さないために重要です。
ステップ3：日付シールを貼る
付属している日付シールに、設置した日を記入してケースに貼り付けましょう。ダニ捕りロボの有効期間は3ヶ月なので、このシールが交換時期を知らせてくれるリマインダーになります。
ステップ4：気になる場所に設置する
最後に、ダニが潜んでいそうな場所に設置すれば完了です。この「どこに置くか」こそが、ダニ捕りロボの効果を最大限に引き出す最も重要な鍵となります。

注意点：誘引マットは必ずケースに！

誘引マットをケースに入れずに裸のまま使用すると、内部の誘引剤（粉末）がこぼれ出てしまう可能性があります。

布団やカーペットを汚さないためにも、必ず専用のケースに入れてから使用してください。

このように、使い方は非常に簡単です。

しかし、このシンプルさ故に「どこにでも置けば良い」と考えてしまうと、期待した効果が得られないことも。

次のセクションでは、この最も重要な「設置場所」の戦略について深掘りしていきます。

効果最大化の鍵！場所別の正しい設置ポイント

ダニ捕りロボの効果は、どこに設置するかで劇的に変わります。闇雲に置くのではなく、ダニの習性を理解し、「ダニの巣」になりやすい場所を戦略的に狙うことが成功の秘訣です。

ダニが好む環境には、以下の3つの共通点があるとされています。

暖かさ（20～30℃）
高い湿度（60%以上）
豊富なエサ（人のフケやアカ、食べこぼしなど）

この3つの条件が揃う場所こそ、ダニが集中して生息するホットスポット。家の中を「ダニの視点」で見渡し、これらの条件に合致する場所を狙い撃ちしましょう。

【最優先】ダニ捕りロボ設置ゾーン TOP3

寝具（ベッド・布団）
人が長時間滞在し、体温で暖まり、汗で湿気がこもり、フケやアカといったエサが豊富な寝具は、ダニにとって最高の繁殖場所です。マットレスとパッドの間や、敷布団とシーツの間などが最重要ポイントになります。
ソファ
特に布製のソファは、寝具と同様にダニの温床になりやすい場所です。座面クッションと本体の間、肘掛けや背もたれの隙間など、ホコリや食べこぼしが溜まりやすい部分に設置しましょう。
カーペット・ラグ・畳
食べこぼしやホコリが絡まりやすく、湿気がこもりやすいカーペットやラグの下、畳の部屋の隅などもダニの絶好の隠れ家です。

その他のおすすめ設置ゾーン

上記のTOP3以外にも、ダニが好む環境は家の中に点在しています。以下のような場所も効果的な設置ポイントです。

クローゼット・押入れ：布団の間や、衣類収納ケースの下など、湿気がこもりやすい場所に。
ペット周り：ペット用ベッドやケージの周辺は、ペットのフケや体温でダニが繁殖しやすい環境です。
車内：シートの下やフロアマットの下は、食べかすやホコリが溜まりやすく、高温多湿になりがちです。
その他：ビーズクッションやぬいぐるみが多くある場所、布製の収納ボックスの中なども狙い目です。

設置数の目安とワンポイントアドバイス

部屋全体をカバーする場合、6～8畳あたり1個が基本的な目安とされています。

また、設置前に掃除機で周辺を清掃しておくと、ダニのエサとなるホコリやフケが減り、ダニ捕りロボの誘引効果がさらに高まります。

単に「リビング」「寝室」と部屋単位で考えるのではなく、「ダニが好むのはどこか？」という視点で家の中を見渡すことが、効果的なダニ対策に繋がります。

【寝具編】ベッド・布団への効果的な置き方

前述の通り、ダニ対策で最も重要な場所は「寝具」です。

しかし、ただベッドや布団に置くだけでは不十分。効果を最大限に引き出すためには、「ダニの通り道」を予測し、「待ち伏せ」するという、より精密な配置が求められます。

ダニは普段、マットレスや敷布団の内部に潜んでいます。

そして夜間、寝ている人の体温や呼気の湿気に引かれて、エサであるフケやアカを求めて表面近くへと移動してきます。

この「巣（布団内部）」と「エサ場（人の身体）」を結ぶダニのハイウェイに、トラップ（ダニ捕りロボ）を仕掛けるのが最も効果的なのです。

基本原則は「人の肌に直接触れず、かつ、できるだけ身体に近い層」に設置すること。これにより、ダニを効率的に誘引し、捕獲することができます。

ケース別・寝具へのベストな設置位置

ご家庭で使っている寝具の組み合わせに合わせて、最適な設置場所を確認しましょう。

シナリオ1：シーツのみ使用する場合: 「身体 → シーツ → 【ダニ捕りロボ】 → 敷布団/マットレス」の順になるように、シーツと敷布団/マットレスの間に設置します。
シナリオ2：敷きパッドのみ使用する場合: 「身体 → 敷きパッド → 【ダニ捕りロボ】 → 敷布団/マットレス」の順になるように、敷きパッドと敷布団/マットレスの間に設置します。
シナリオ3：シーツと敷きパッドを両方使用する場合: 最も効果的なのは、シーツと敷きパッドの間です。「身体 → シーツ → 【ダニ捕りロボ】 → 敷きパッド → 敷布団/マットレス」の順になるように、シーツと敷きパッドの間に設置するのがベストです。ダニが人の身体に最も近づく経路上に配置できます。

補足情報

設置場所：体から少し離れた足元側や、お腹・腰のあたりに置くのが効果的とされています。
広い寝具の場合：ダブルベッドなどには、ラージサイズ1個、またはレギュラーサイズを2個、等間隔に設置するのが目安です。
防ダニシーツ使用時：目的によって置き場所が変わります。マットレス側に既にいるダニを捕獲したいならシーツの内側、シーツ表面のダニを捕りたいなら外側に設置します。

ダニ捕りロボは、殺虫剤のように成分が空間に広がるわけではありません。

あくまで誘引範囲内のダニを捕獲する「待ち伏せ型」のトラップです。だからこそ、この戦略的な設置が極めて重要になるのです。

やってはいけない！ダニ捕りロボ使用上のNG行為

手軽で安全なダニ捕りロボですが、その効果を台無しにしてしまう「やってはいけない使い方」が存在します。

良かれと思ってやっていることが、実は逆効果になっているかもしれません。ここでしっかりとNG行為を学び、よくある失敗を未然に防ぎましょう。

最も重要な禁止事項は、ダニを「遠ざける」製品との併用です。

ダニ捕りロボは、匂いでダニを「おびき寄せる」製品。一方で、忌避スプレーや燻煙殺虫剤はダニを「遠ざける」製品です。

これらを同時に使うと効果が互いに打ち消し合い、どちらの性能も発揮できなくなってしまいます。

【絶対NG】忌避スプレーや燻煙殺虫剤との併用

ダニ捕りロボを設置している場所に、ダニよけスプレーなどを噴霧するのは絶対に避けてください。誘引剤に忌避成分が付着すると、ダニをおびき寄せる効果が完全に失われてしまいます。

その他の取り扱い上の注意点

水で濡らさない：誘引剤が湿気ると効果が損なわれたり、カビの原因になったりします。水のかかる場所での使用は避けましょう。
布団乾燥機の熱風を直接当てない：高温の風が直接当たると、誘引剤の品質が変化する可能性があります。布団乾燥機を使用する際は、一時的にダニ捕りロボを移動させてください。
叩いたり分解したりしない：中の誘引剤（粉末）が漏れる原因になります。もし粉が漏れてしまった場合は、掃除機で丁寧に吸い取ってください。
ペットや子供の誤飲に注意：安全な成分ですが、ペットが噛んで破損させたり、小さなお子様が口に入れたりしないよう、手の届きにくい場所に設置することが推奨されます。

これらのポイントをまとめた「DO & DON’T」リストも参考にしてください。

推奨されること (DO)	避けるべきこと (DON’T)
寝具の正しい層の間に設置する	忌避効果のあるスプレーと併用する
付属の日付シールで交換時期を管理する	本体を水で濡らす
定期的な掃除（掃除機がけ）と併用する	本体を叩いたり、強く振ったりする
未開封品は直射日光を避け冷暗所で保管する	布団乾燥機の温風を直接当てる

正しい使い方をマスターし、ダニ捕りロボのポテンシャルを100%引き出してあげましょう。

交換時期は3ヶ月！正しい交換・処分の方法

ダニ捕りロボの効果を継続させるためには、定期的な交換が不可欠です。

有効期間は、開封後3ヶ月。これは、ダニをおびき寄せる天然由来の誘引剤の香りが、約3ヶ月で薄れて効果が低下してしまうためです（参照：ダニ捕りロボ公式サイト）。

設置時にケースに貼った日付シールを目安に、3ヶ月が経過したら忘れずに交換しましょう。交換方法は、製品タイプによって異なります。

交換と処分のプロセス

詰め替えタイプ（ダニ捕りロボソフト/ハードケース）: ケースを開け、中の古い誘引マットを取り出します。新しい誘引マット（別売）をセットすれば、ケースはそのまま繰り返し使用できます。経済的でエコな選択肢です。
使い捨てタイプ（ダニ捕りマット、ダニ捕りロボプチ）: 製品全体をそのまま新しいものに取り替えます。詰め替えの手間がなく、手軽さを重視する方におすすめです。

使用後の誘引マットや本体は、内部にダニの死骸やフンをしっかりと封じ込めています。

そのため、特別な処理は不要で、そのまま家庭用の「燃えるゴミ」として安全に処分できます。お住まいの自治体のルールに従って廃棄してください。

少し早めの交換も効果的？

メーカーが示す有効期間は3ヶ月ですが、一部の利用者からは「2ヶ月半を過ぎたあたりから効果が薄れた気がする」「交換時期が近づくと再びダニ刺されが…」といった声も聞かれます。

これは、特にダニの発生量が多いご家庭や、湿度が高くなる梅雨から夏にかけての時期には、誘引剤の消耗が早まる可能性があることを示唆しています。

基本は3ヶ月での交換で問題ありませんが、もしダニの被害が再発し始めたと感じたら、少し早めに交換するのが、より万全な対策と言えるでしょう。

未開封品の保管方法

まとめ買いした場合など、未開封の製品は直射日光を避け、お子様の手の届かない涼しい場所で保管してください。
適切な環境で保管すれば、品質を損なうことなく使用できます。

【クローズド】累計販売個数1,300万個突破！ダニ研究20年「日革研究所」の実績から生まれた【ダニ捕りロボ】

ダニ捕りロボの安全性を解説

なぜ効く？殺虫剤不使用の仕組みと安全性

「本当に置くだけでダニがいなくなるの？」「小さな子供やペットがいるけど、使って大丈夫？」

ダニ捕りロボの最大の特長は、化学性殺虫成分を一切使用せず、極めて安全な方法でダニを捕獲・駆除する点にあります。

その効果は、科学的に設計された独自の3段階プロセスに基づいています。

ダニ捕りロボ・3段階の捕獲メカニズム

【誘引】ダニをおびき寄せる
まず、ダニの生態を長年研究して開発された、天然由来の誘引剤で屋内に潜む生きたダニをおびき寄せます。この誘引剤には、食品粉末やビール酵母などが独自にブレンドされており、化学物質は使われていません。
【捕獲】マット内部に閉じ込める
香りに誘われてマットの内部に入り込んだダニは、奥へ奥へと潜りやすい構造になっています。一度中に入ると、外には出られない構造で、ダニを物理的に閉じ込めます。
【乾燥】水分を奪い死滅させる
最後に、誘引剤に含まれる吸湿性セラミックなどの成分が、捕獲したダニの体内の水分を奪い、自然に乾燥させて死滅させます。化学薬品を使わずに、いわば「ミイラ化」させる仕組みです。

この「誘引→捕獲→乾燥」という一連の仕組みは、日本とアメリカで特許を取得している独自技術です（参照：ダニ捕りロボ公式サイト）。

さらに、JIS規格に準拠した試験では「ダニ増殖抑制率100%」を記録するなど、その効果は客観的にも証明されています。

殺虫スプレーとの決定的な違い

ダニ捕りロボの価値は、単に「ダニを殺す」ことだけではありません。

実は、アレルギーの原因となる「ダニの死骸やフン」を飛散させずに環境から除去できる点に、他の対策との決定的な違いがあります。

一般的な殺虫スプレーはダニを殺せますが、アレルゲンとなる死骸やフンはその場に残ってしまいます。

それらが空気中に舞い上がり、吸い込んでしまうことで、かえってアレルギー症状を悪化させる一因にもなりかねません。

ダニ捕りロボは、生きたダニをおびき寄せ、死骸やフンといったアレルゲンごとマット内部に封じ込めます。

そして、3ヶ月後にはゴミとして捨てるだけ。これは単なるダニ駆除ツールではなく、アレルギー問題の根本的解決を目指す「アレルゲン管理システム」と言えるのです。

小さなお子様やペットがいるご家庭、アレルギーに悩む方にとって、これ以上ないほど安心できる選択肢でしょう。

【種類別】ソフト/ハード、レギュラー/ラージの違いと選び方

ダニ捕りロボには、様々なサイズやケースの種類が用意されています。

ご家庭の環境や対策したい場所に合わせて最適な製品を選ぶことが、快適な使用感と高い効果を得るための第一歩です。

選択のポイントは「サイズ（効果範囲）」と「ケースの種類（耐久性・適性）」の2つです。

サイズの違い：レギュラー vs ラージ

レギュラーサイズ：シングルベッドやソファの一部、クローゼットなど、特定の範囲をピンポイントで対策するのに適しています。
ラージサイズ：ダブルベッドやリビングの広いカーペットなど、より広範囲を一度にカバーしたい場合に最適です。メーカーによると、効果範囲はレギュラーサイズの約2倍とされています。

ケースタイプの違い：ソフト vs ハード

ソフトケース：標準的な布製のケースです。柔軟性があるため、ベッドのシーツとマットレスの間など、柔らかさが求められる場所に自然にフィットします。
ハードケース：ポリエチレン製の硬いケースです。耐久性が高く、特に犬や猫などのペットがいるご家庭におすすめ。ペットが噛んだり引っ掻いたりしても壊れにくく、誤飲の心配を軽減できます。子供部屋での使用にも安心です。

製品ラインナップ一覧

あなたのニーズに合ったダニ捕りロボはどれでしょうか？対策したい場所や状況を下の表と照らし合わせて、最適な一品を選んでみてください。

製品名	サイズ	ケースタイプ	詰め替え	主な推奨用途
ダニ捕りロボ	ラージ	ソフト	可	ダブルベッド、リビングのカーペット、広いソファ
ダニ捕りロボ	レギュラー	ソフト	可	シングルベッド、ソファ、クローゼット、押入れ
ダニ捕りロボ	レギュラー	ハード	可	ペットのいるご家庭、子供部屋のあらゆる場所
ダニ捕りマット	ラージ/レギュラー	なし	不可	詰め替えの手間なく手軽に対策したい場合に
ダニ捕りロボプチ	プチ	なし	不可	衣装ケース、引き出し、靴の中、カバンの中など狭い空間に

このように、生活スタイルや家族構成、対策したい場所を具体的にイメージすることで、迷うことなく自分にぴったりの製品を選ぶことができます。

「効果なし？」と感じた時のチェックポイント

「ダニ捕りロボを設置したのに、まだ痒い気がする…」「本当に効いているのかな？」

もし効果が感じられない場合でも、すぐに「この製品はダメだ」と判断するのは早計です。多くの場合、効果の認識のズレや、使い方に小さな見落としがある可能性があります。

ここで、冷静に確認すべき4つのチェックポイントを見ていきましょう。

効果がない？と感じた時のトラブルシューティング

チェック1：十分な時間が経過しましたか？: ダニ捕りロボは、設置してすぐに効果が出る即効性の殺虫剤ではありません。ダニが誘引剤の香りに気づき、マット内部に捕獲されるまでにはある程度の時間が必要です。メーカーによると、効果を実感し始めるまでに2～3週間程度かかる場合があるとされています。まずは焦らず、3週間から1ヶ月は様子を見てみましょう。
チェック2：痒みの原因は、本当に「屋内ダニ」ですか？: ダニ捕りロボが対象とするのは、家の中に生息する「チリダニ」や、チリダニを捕食する「ツメダニ」です。もし痒みの原因が、ネズミに寄生し屋内に侵入する「イエダニ」や、屋外の草むらなどに生息する「マダニ」、あるいはノミや蚊といった他の虫である場合、ダニ捕りロボでは効果がありません。特に、激しい痒みが続く場合や刺し跡が特徴的な場合は、皮膚科などの専門医に相談し、原因を特定することをお勧めします。
チェック3：設置場所は最適ですか？: この記事で解説した「効果を最大化する設置ポイント」をもう一度確認してみてください。ダニの巣になりやすい場所、特に寝具の正しい層の間やソファの隙間などに設置されているでしょうか？例えば、マットレスの上にただポンと置いただけでは、内部に潜む多くのダニを誘引するのは難しいかもしれません。正しい「待ち伏せ」ができているか、見直してみましょう。
チェック4：ダニの発生要因が圧倒的すぎませんか？: 室内の湿度が常に70%を超えている、掃除が長期間行われておらずホコリや食べかすだらけ、といった環境では、ダニの繁殖スピードに捕獲が追いつかない可能性があります。ダニ捕りロボは強力なツールですが、万能ではありません。日々の掃除や換気といった住環境の改善と組み合わせることで、初めてその真価を発揮します。

効果がないと感じる背景には、①即効性への期待とのギャップ、②設置方法の誤り、③原因生物の誤認、という3つの主要因が考えられます。

一つずつ検証し、問題の所在を明らかにすることが解決への近道です。

効果をブースト！掃除・洗濯との併用術

ダニ捕りロボは非常に効果的なダニ対策ツールですが、その効果を真に最大化し、ダニのいない快適な環境をキープするためには、製品単体に頼るのではなく、日々の基本的な住環境ケアと組み合わせることが不可欠です。

この関係は、お互いの効果を高め合う「相乗効果」と考えることができます。掃除や洗濯は、ダニ対策における「リセット」の役割を果たします。一方で、ダニ捕りロボは「防衛」の役割を担います。

【リセット】掃除・洗濯：既に蓄積されているダニの死骸やフン（アレルゲン）、そしてダニのエサとなるホコリやフケを物理的に除去する。
【防衛】ダニ捕りロボ：リセットされた環境で、生き残ったダニや新たに発生するダニを継続的に捕獲し、個体数の再増加を防ぐ。

この「リセット＆防衛」という二段構えの戦略こそが、最も効果的で持続可能なダニ対策なのです。

ダニ捕りロボの効果を高める住環境ケア

湿度管理を徹底する
ダニ対策の基本中の基本です。除湿機やエアコンのドライ機能を活用し、室内の湿度をダニが繁殖しにくいとされる50%以下に保つことを目指しましょう。窓を開けての定期的な換気も非常に重要です。
丁寧な掃除機がけ
カーペット、ソファ、マットレスなど、ダニが潜みやすい場所は、1平方メートルあたり20秒以上かけるくらいのイメージで、ゆっくりと丁寧に掃除機をかけます。これにより、ダニのエサとアレルゲンを効率的に除去できます。
こまめな洗濯と高温処理
シーツや布団カバー、枕カバー、カーテンなどはこまめに洗濯しましょう。もし可能であれば、60℃以上の高温で洗濯・乾燥させると、生きているダニだけでなく卵まで死滅させることができるとされています。
天日干し・布団乾燥機の活用
布団やマットレスは天日干しや布団乾燥機で内部の湿気を飛ばし、ダニが生きにくい環境を作りましょう。熱によって表面に出てきたダニの死骸を、最後に掃除機で吸い取って完了です。

ダニ捕りロボは「未来のダニの繁殖を防ぐ」ための投資、日々の掃除は「過去から蓄積されたアレルゲンを取り除く」ための作業と位置づけられます。この両輪を回すことで、ダニ問題に対して包括的かつ効果的なアプローチが可能になります。

購入前に知りたいQ&A｜匂い・複数設置など

ダニ捕りロボの購入を検討する際、多くの方が抱く細かな疑問や不安。

特に、製品の「匂い」や、「効果が目に見えない」ことへの不安は、購入前の大きなハードルになりがちです。ここでは、そうした疑問にQ&A形式で明確にお答えします。

Q1. どんな匂いがしますか？刺激臭はありますか？

A. 化学的な殺虫剤や芳香剤のような刺激臭は一切ありません。誘引剤には天然由来の食品粉末や酵母が使われているため、製品に直接鼻を近づけると、少し甘酸っぱいような、あるいは土っぽいような独特の香りが微かにします。しかし、ベッドの下やカーペットの下に設置した後は、日常生活で匂いを感じることはほとんどないでしょう。匂いに敏感な方でも安心して使用できる場合が多いです。

Q2. 1つのベッドに複数個置いたら、効果は倍増しますか？

A. 効果が単純に2倍、3倍になるわけではありません。しかし、複数個を設置することで、ダニと製品との物理的な距離が近くなるため、1個だけ設置した場合よりもより早く、効率的にダニを捕獲できる可能性は高まります。特にダニの数が非常に多いと感じる場合や、ダブルベッドなどの広い範囲を徹底的に対策したい場合には有効な手段です。複数設置する際は、ベッドやカーペットに対して等間隔になるように配置するのが効果的とされています。

Q3. 捕獲したダニを肉眼で見ることはできますか？

A. いいえ、肉眼でダニを確認することはできません。ダニの大きさは0.3mm程度と非常に小さく、誘引剤の白い粉末と見分けることは極めて困難です。効果があるか気になって製品を分解しても、ダニの死骸を見つけることはできないでしょう。

Q4. ダニが見えないのに、どうやって効果を確かめればいいですか？

A. 「効果が見えない」という不安は、多くの方が感じるところです。しかし、効果を確かめる方法はいくつかあります。

①体感の変化：最も重要な指標です。「ダニに刺されなくなった」「朝起きた時の咳やくしゃみが減った」といったアレルギー症状の軽減・解消が、何よりの効果の証です。
②ダニ目視キット（別売）：ダニ捕りロボと同じ誘引剤を使った確認用のキットが販売されています。気になる場所に数日間設置し、付属のルーペで覗くと、捕獲されたダニを実際に目で見て確認できます。ダニが多い場所の特定にも役立ちます。
③捕獲数検査サービス（有料）：究極の証明として、使用後の誘引マットを製造元の日革研究所に送付すると、専門家が捕獲されたダニの匹数を正確に数え、報告書として受け取れるサービスがあります（参照：日革研究所公式サイト）。

効果が目に見えないことは、アレルゲンごとマット内にしっかり封じ込めている証拠でもあります。

まずは症状の改善を第一の指標としつつ、どうしても確証が欲しい場合には、メーカーが提供するこれらの可視化ツールやサービスを活用するのが良いでしょう。