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玄関のゴキブリ対策はこれで完璧!侵入経路を徹底遮断

玄関のゴキブリ対策はこれで完璧!侵入経路を徹底遮断 害虫駆除
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家に現れると不快なゴキブリ。その侵入経路の多くが玄関であることはご存知ですか。

なぜゴキブリが玄関から入ってくるのか、その理由が気になりますよね。玄関ドアのわずかな隙間は、彼らにとって絶好の侵入ルートなのです。

少しの時間だからと玄関ドアを開けっ放しにすることも大変危険です。

市販のスプレーや置き薬を使った対策は一般的ですが、より自然な方法も知りたいところ。例えばハッカ油やアロマを使った虫除けは、多くの方が試しています。

また、お住まいがマンションや賃貸物件の場合、特有の注意点も存在します。さらに、ご家庭にベビーや猫がいる場合、何よりも安全な対策を選ぶことが重要です。

この記事では、あらゆる状況に対応できる玄関のゴキブリ対策を網羅的に解説します。

  • 玄関がゴキブリに狙われる根本的な理由
  • 今日から実践できる具体的な侵入防止策
  • 状況別(賃貸・ペット家庭)の安全な対策
  • 天然素材を使った手軽なゴキブリ忌避法

鉄壁のゴキブリ対策!玄関からの侵入を許さない方法

  • ゴキブリが玄関に好んで出るのはなぜ?
  • 玄関ドアの隙間からの侵入を防ぐには
  • ドアの開けっ放しでゴキブリが入るリスク
  • 玄関用の忌避スプレー効果的な使い方
  • 玄関の置き薬はどこに置くのが正解?

ゴキブリが玄関に好んで出るのはなぜ?

玄関は、家の中で最もゴキブリの侵入経路になりやすい場所の一つです。では、なぜゴキブリは玄関に引き寄せられるのでしょうか。その理由は、ゴキブリの習性と玄関の環境にあります。彼らの生態を理解することが、効果的な対策の第一歩となります。

光と匂いに誘われるゴキブリ

夜行性であるゴキブリの多くは、夜になると活動が活発になります。玄関のドアの隙間から漏れる室内の光は、暗闇の中で活動するゴキブリにとって非常に魅力的な目印です。特に、屋外を徘徊するクロゴキブリやヤマトゴキブリは光に集まる習性があります。

また、ゴキブリは非常に優れた嗅覚を持っています。家の中から漏れ出る食べ物の匂いや生ゴミの匂いを敏感に察知し、餌を求めて侵入を試みます。玄関は人の出入りが多く、これらの匂いが外に漏れやすい場所なのです。

隠れ場所に最適な玄関の環境

ゴキブリは、暗くて狭く、湿気のある場所を好みます。玄関には靴箱や傘立て、宅配の段ボールなど、ゴキブリにとって格好の隠れ場所となるものが多く置かれがちです。特に靴箱の裏やたたきの隅は、彼らが安心して潜むことができる絶好のスポットです。

さらに、玄関のたたきは靴に付着した水分などで湿気を帯びやすい環境です。このような条件が揃っているため、ゴキブリは一度侵入すると玄関周りに潜伏し、そこを拠点として室内へ活動範囲を広げていくことがあります。

玄関が狙われる理由まとめ

ゴキブリが玄関に集まるのは、光・匂い・隠れ場所という3つの条件が揃いやすいためです。対策を立てる際は、これらの要因を一つずつ取り除いていくことが重要になります。

玄関ドアの隙間からの侵入を防ぐには

ゴキブリ対策の基本は、侵入経路を物理的に遮断することです。成虫のゴキブリでも数ミリの隙間があれば侵入可能と言われており、特に玄関ドア周りの対策は欠かせません。ここでは、具体的な隙間の塞ぎ方について詳しく解説します。

まずは侵入経路となる隙間をチェック

対策を始める前に、ご自宅の玄関ドアにどれくらいの隙間があるか確認しましょう。チェックすべきポイントは主に以下の4箇所です。

  • ドア下部:ドアと床(たたき)の間の隙間。最も一般的な侵入経路です。
  • ドア側面:ドアとドア枠(特に蝶番の反対側)の間の隙間。
  • ドア上部:ドアとドア枠の上の部分の隙間。
  • その他:郵便受けの投入口や、ドアスコープの取り付け部分の緩み。

昼間に室内からドアを見て、外の光が漏れている場所があれば、そこがゴキブリの侵入経路になる可能性があります。

隙間テープを使った対策

ドアの隙間を塞ぐ最も効果的な方法は、隙間テープを貼ることです。ホームセンターやオンラインストアで手軽に購入できます。隙間テープには様々な種類があるため、場所や目的に合わせて選びましょう。

テープの種類 主な素材 特徴 おすすめの場所
スポンジタイプ ウレタンフォーム 安価でクッション性が高い。貼りやすいが、耐久性はやや低い。 ドア側面・上部
モヘアタイプ ナイロンなどの毛材 細かい毛が小さな隙間にもフィット。ドアの開閉がスムーズ。 ドア側面・上部
ゴムタイプ 合成ゴム 耐久性・防水性が高い。ドア下の隙間に最適。 ドア下部

テープを貼る前には、接着面のホコリや油分をきれいに拭き取ることが長持ちさせるコツです。特にドア下は摩耗しやすいため、耐久性の高いゴムタイプの使用をおすすめします。

賃貸物件での注意点

賃貸物件の場合、退去時の原状回復を考慮する必要があります。強力な粘着テープを使用すると跡が残る可能性があるため、「きれいにはがせる」と明記された製品を選ぶか、マスキングテープを下地に貼ってから隙間テープを貼るなどの工夫をしましょう。

郵便受けやドアスコープの対策

ドア本体だけでなく、郵便受けやドアスコープも侵入経路になり得ます。郵便受けには、内側にブラシやカバーが付いたタイプのものに交換するか、使用しない時間帯は内側からテープで目張りするなどの対策が有効です。

ドアスコープは、経年劣化で緩みが生じることがあります。外側と内側の両方からしっかりと締め直し、隙間が気になるようであれば、カバー付きのものに交換することも検討しましょう。

ドアの開けっ放しでゴキブリが入るリスク

「ほんの少しの時間だけ」という油断が、ゴキブリの侵入を許す最大の原因になることがあります。ゴキブリは驚くほど素早く、人が気づかない一瞬の隙を突いて侵入してきます。ここでは、ドアの開けっ放しに伴うリスクと、その対策について解説します。

ゴキブリの侵入能力

大型のクロゴキブリでも、その移動速度は時速5kmに達すると言われています。これは人間の早歩きに匹敵するスピードです。そのため、荷物の搬入や宅配便の受け取り、少しの換気などでドアを開けている間に、あっという間に室内に侵入されてしまう可能性があります。

特に夜間は、室内の光に誘われてドア付近に潜んでいるゴキブリが、ドアが開いた瞬間に飛び込んでくるケースが多く報告されています。日中であっても、植木鉢の下や物陰に隠れていたゴキブリが侵入する危険性は十分にあります。

具体的なシーンと対策

日常生活の中で、特に注意すべきシーンと対策を以下にまとめます。

  • 荷物の搬入・搬出時:長時間ドアを開放状態にするのは避け、できるだけ素早く作業を終えましょう。複数人で作業する場合は、一人がドアの開閉を担当するなどの役割分担も有効です。
  • 換気:玄関ドアを開けて換気をする際は、必ず網戸や玄関用の防虫スクリーンを設置しましょう。風通しを良くしつつ、虫の侵入を防ぐことができます。
  • 人の出入り:家族の出入り、特に子供が出入りする際は、ドアがきちんと閉まっているか都度確認する習慣をつけましょう。「開けたら閉める」を家族のルールにすることが大切です。

玄関用防虫網戸という選択肢

最近では、後付けで簡単に設置できるマグネット式の玄関用網戸が人気です。中央から人が通り抜けることができ、通過後はマグネットの力で自動的に閉まるため、ドアの閉め忘れを防ぎつつ換気ができる便利なアイテムです。

玄関用の忌避スプレー効果的な使い方

侵入経路を塞ぐ物理的な対策と並行して行いたいのが、ゴキブリを寄せ付けないための化学的な対策です。玄関用の忌避スプレーは、手軽にゴキブリが嫌がる環境を作れるため非常に有効です。ここでは、スプレーの選び方と効果を最大限に引き出す使い方を紹介します。

スプレーの種類と選び方

ゴキブリ用スプレーには大きく分けて2つのタイプがあります。目的に応じて使い分けることが重要です。

  1. 殺虫スプレー:目の前のゴキブリを直接退治するためのスプレーです。即効性が高いですが、忌避効果(寄せ付けない効果)は限定的です。
  2. 忌避・待ち伏せスプレー:ゴキブリが嫌がる成分や、触れると効果を発揮する殺虫成分をあらかじめ散布しておくタイプです。玄関周りの対策には、こちらの「待ち伏せ効果」を謳った製品が最適です。

製品を選ぶ際は、パッケージに「侵入防止」「まちぶせ」「忌避」などの記載があるかを確認しましょう。効果の持続期間も製品によって異なるため(約1ヶ月が一般的)、併せてチェックすることをおすすめします。

効果的な散布場所と頻度

忌避スプレーの効果を最大限に発揮させるには、ゴキブリの通り道となりそうな場所にピンポイントで散布することが重要です。闇雲に撒いても効果は半減してしまいます。

玄関周りのスプレー散布ポイント

  • 玄関ドアの外側と内側の周囲(床と壁の境目)
  • ドア枠とドア本体の隙間
  • たたきの隅や靴箱の下
  • 郵便受けの周り

これらの場所に、幅10cm程度の帯状になるようにスプレーしておくと、侵入しようとしたゴキブリが薬剤に触れやすくなります。

散布の頻度は、製品に記載されている持続期間を目安に、月に1〜2回程度定期的に行うのが理想です。雨が降った後などは薬剤が流れてしまう可能性があるため、再度スプレーし直すとより効果的です。

使用上の注意

殺虫成分を含むスプレーを使用する際は、ペットや子供が薬剤を舐めたりしないよう、散布後は十分に乾燥させましょう。また、フローリングや建材によってはシミになる可能性もあるため、初めて使用する際は目立たない場所で試してからにしてください。

玄関の置き薬はどこに置くのが正解?

忌避スプレーと並んで玄関のゴキブリ対策の定番となっているのが、「ブラックキャップ」などに代表されるベイト剤(毒餌剤)、いわゆる置き薬です。ゴキブリに毒餌を食べさせて駆除するこのタイプの薬剤は、設置場所によって効果が大きく左右されます。

置き薬の仕組みとメリット

置き薬は、ゴキブリが好む匂いで誘い込み、中に含まれた有効成分を食べさせることで駆除します。その最大のメリットは、巣にいる他のゴキブリにも効果が連鎖する「ドミノ効果」が期待できる点です。

毒餌を食べたゴキブリが巣に戻ってフンをしたり死んだりすると、そのフンや死骸を食べた仲間も駆除されます。そのため、家の外から侵入してきた1匹を駆除するだけでなく、その発生源となっている巣ごと根絶できる可能性があります。

ホウ酸団子との違い

古くからあるホウ酸団子も置き薬の一種ですが、近年のベイト剤はゴキブリの食いつきや即効性がより高まるように改良されています。また、薬剤が容器に収められているため、ペットなどが直接薬剤に触れにくい設計になっているのも特徴です。

効果を最大化する設置場所

置き薬の効果を最大限に引き出すには、ゴキブリの習性を理解した上で設置することが不可欠です。ゴキブリは壁や物に沿って移動する習性があるため、以下の様な場所に置くと薬剤に遭遇する確率が高まります。

玄関での効果的な置き薬設置ポイント

  • 玄関ドアの外側と内側の両脇:ドアの開閉時に侵入しようとするゴキブリを待ち構えます。
  • 靴箱の裏や下:暗く狭い場所を好むゴキブリが潜みやすい絶好のポイントです。
  • たたきの隅:壁際に沿って移動するゴキブリの通り道になります。
  • 傘立ての周辺:湿気があり、隠れ場所にもなるため設置をおすすめします。

屋外用と屋内用があるので、玄関の外には屋外用の耐水性が高い製品を選びましょう。複数個を分散して置くことで、ゴキブリが毒餌に遭遇する確率がさらにアップします。

設置する際の注意点

置き薬を設置する際は、有効期限を守ることが重要です。多くの製品は設置から約1年が交換の目安とされています。効果が切れたものを放置しないよう、設置した日付をマジックで書いておくと便利です。

また、小さな子供やペットがいるご家庭では、誤飲の危険性がない場所に設置するよう細心の注意を払いましょう。どうしても心配な場合は、この後のセクションで解説する天然成分による対策などを中心に行うことをお勧めします。

状況別でわかるゴキブリ対策!玄関を安全に保つコツ

  • 玄関の虫除けにハッカ油は効果がある?
  • ゴキブリが嫌うアロマを玄関で活用
  • マンション玄関特有のゴキブリ侵入経路
  • 賃貸でもできる玄関のゴキブリ対策
  • 赤ちゃんや猫がいる家の玄関対策

玄関の虫除けにハッカ油は効果がある?

化学的な殺虫剤の使用に抵抗がある方や、小さなお子さん、ペットがいるご家庭で人気なのが、ハッカ油を使った自然由来の虫除け対策です。爽やかな香りで人間にとっては心地よいハッカ油ですが、多くの虫がその匂いを嫌います。ここでは、その効果と具体的な使い方を解説します。

ハッカ油の忌避効果とは

ハッカ油に含まれる「l-メントール」という成分が、ゴキブリを含む多くの虫に対して忌避効果(寄せ付けない効果)を発揮すると言われています。ゴキブリはこのスッとした刺激臭を嫌うため、ハッカ油を置いておくとその場所に近寄りにくくなります。

ただし、ハッカ油には殺虫効果はありません。あくまでゴキブリを寄せ付けないための予防策として活用するものです。すでに家の中にいるゴキブリを駆除する力はないため、侵入防止策の一つとして取り入れるのが良いでしょう。

手軽に作れるハッカ油スプレー

玄関周りに手軽に使うなら、ハッカ油スプレーを自作するのがおすすめです。作り方は非常に簡単です。

  • 用意するもの:
    • ハッカ油(薬局やアロマショップで購入可能)
    • 無水エタノール(10ml)
    • 精製水(90ml)
    • スプレーボトル(ポリスチレン(PS)製は溶ける可能性があるので避ける)
  • 作り方:
    1. スプレーボトルに無水エタノールを10ml入れます。
    2. ハッカ油を10~20滴ほど加えてよく混ぜます。
    3. 精製水を90ml加えて、さらによく振り混ぜたら完成です。

完成したスプレーを、玄関のドア枠やたたきの隅、網戸などに吹きかけておきましょう。香りが続く間、忌避効果が期待できます。

ハッカ油使用時の注意点

ハッカ油の香りは揮発しやすいため、効果は数時間から1日程度と長くは続きません。こまめにスプレーし直す必要があります。また、原液がプラスチックや塗装面を傷めることがあるので注意してください。特に、猫を飼っているご家庭では、猫がハッカ油の成分をうまく分解できず体調不良を起こす可能性があるため、使用は避けるべきとされています。

ゴキブリが嫌うアロマを玄関で活用

ハッカ油と同様に、特定のアロマ(精油)の香りもゴキブリ対策に活用できます。玄関をおしゃれな香りで満たしながら虫除けもできる、一石二鳥の方法です。ここでは、ゴキブリが嫌うとされるアロマの種類と、玄関での効果的な使い方をご紹介します。

ゴキブリ対策におすすめのアロマ

ゴキブリは、ハーブやスパイス系の強い香りを嫌う傾向があります。玄関の忌避剤として使うなら、以下の様なアロマがおすすめです。

アロマの種類 香りの特徴 期待される効果
クローブ スパイシーで甘い香り ゴキブリが特に嫌う「オイゲノール」という成分が豊富
ベチバー 土のような重厚で落ち着いた香り ゴキブリに対する高い忌避効果が研究で報告されている
レモングラス レモンのような爽やかな香り 虫除け効果で知られる「シトラール」成分を含む
ユーカリ シャープで清涼感のある香り 抗菌作用もあり、清潔な環境づくりにも役立つ

これらのアロマを単体で使っても良いですし、複数をブレンドしてオリジナルの香りを作るのも楽しいでしょう。

玄関でのアロマ活用法

玄関でアロマの香りを楽しむには、いくつかの方法があります。ライフスタイルに合わせて取り入れてみてください。

  • アロマストーンや素焼きの陶器に垂らす:火や電気を使わないため、最も手軽で安全な方法です。アロマオイルを数滴垂らすだけで、玄関周りに穏やかに香りが広がります。靴箱の中やたたきの隅に置くのがおすすめです。
  • アロマディフューザーを使う:超音波式などのディフューザーを使えば、香りを効率的に拡散させることができます。タイマー機能付きのものを選べば、人の出入りが多い時間帯だけ稼働させることも可能です。
  • 重曹と混ぜて消臭・忌避剤に:空き瓶に重曹を入れ、そこにお好みのアロマオイルを10滴ほど垂らして混ぜます。靴箱に置けば、消臭とゴキブリ忌避のダブル効果が期待できます。

前述のハッカ油スプレーと同様に、これらのアロマオイルを使って忌避スプレーを作ることもできます。アロマの種類によって香りの強さや持続性が異なるため、色々試してお気に入りを見つけるのも良いでしょう。

マンション玄関特有のゴキブリ侵入経路

マンションやアパートなどの集合住宅は、戸建てとは異なる特有のゴキブリ侵入リスクを抱えています。自分の部屋をきれいに保っていても、他の部屋や共用部からゴキブリが侵入してくる可能性があるためです。マンションならではの侵入経路を理解し、対策を講じましょう。

共用廊下からの侵入

マンションの玄関は、共用廊下に面しています。この共用廊下は、ゴキブリにとって格好の移動ルートとなります。他の住戸のベランダやゴミ置き場で発生したゴキブリが、廊下を伝って自分の部屋の玄関までやってくることは十分に考えられます。

特に、廊下に私物(自転車、ベビーカー、植木鉢など)が多く置かれていると、それがゴキブリの隠れ場所となり、玄関ドア付近に潜む原因になります。

玄関ドア以外の侵入経路

マンションの玄関周りには、ドア以外にも注意すべき侵入経路が存在します。

  • 新聞受け・郵便受け:ドアに設置されているタイプは、直接的な侵入経路になります。
  • メーターボックス:ガスや水道のメーターが格納されているボックス内は、配管が壁を貫通しており、壁の内部や他の部屋と繋がっていることがあります。この隙間から侵入するケースは少なくありません。
  • 換気口・通気口:玄関近くに共用廊下に面した換気口がある場合も注意が必要です。

定期的にメーターボックス内を確認し、配管周りに不自然な隙間がないかチェックすることをおすすめします。

マンションで実践すべき玄関対策

基本的な対策は戸建てと同じで、玄関ドアの隙間を塞ぎ、忌避剤を設置することです。それに加え、以下の点にも注意しましょう。

  • メーターボックスの配管周りの隙間を、パテやテープで塞ぐ(管理規約を確認の上)。
  • 玄関前の廊下には物を置かず、清潔に保つよう心がける。
  • 共用部の清掃状況が悪い、他の部屋から大量発生している気配がある、などの場合は、速やかに管理会社や大家さんに相談する。

自分一人の対策だけでは限界があるのが集合住宅です。問題が大きい場合は、建物全体での対策を依頼することが解決への近道です。

賃貸でもできる玄関のゴキブリ対策

賃貸物件にお住まいの場合、「壁に穴を開けられない」「退去時に元に戻さなければならない」といった制約の中でゴキブリ対策を行う必要があります。しかし、工夫次第で原状回復義務を気にせずに行える効果的な対策はたくさんあります。ここでは、賃貸暮らしの方におすすめの玄関対策を紹介します。

傷をつけない・跡を残さない工夫

賃貸対策の基本は、「置くだけ」「貼ってはがせる」タイプのグッズを賢く活用することです。これらを組み合わせることで、建物を傷つけることなく侵入経路を遮断できます。

  • 隙間テープ:「きれいにはがせる」タイプの製品を選びましょう。粘着力に不安がある場合は、まず壁やドア枠に養生用のマスキングテープを貼り、その上から隙間テープを貼るのがおすすめです。こうすることで、退去時に下地のマスキングテープごときれいに剥がすことができます。
  • 置き薬・忌避剤:設置するだけの置き薬は、賃貸でも全く問題なく使用できます。スプレータイプの忌避剤も、床や建材にシミが残らないか目立たない場所で試してから使えば安心です。
  • 後付けグッズの活用:マグネットで取り付けられる玄関網戸や、郵便受けの内側に取り付けるカバーなど、ネジや釘を使わない製品も多く販売されています。

ディアウォールやラブリコの活用

DIYが得意な方であれば、「ディアウォール」や「ラブリコ」といった突っ張り式のパーツを使うのも一つの手です。これらを使えば壁や床を傷つけることなく柱を立てられるため、そこに防虫ネットを張るなど、より大掛かりな対策を施すことも可能になります。

入居時にチェックすべきポイント

これから賃貸物件を探す方や、入居したばかりの方は、ゴキブリが出にくい物件かどうかをチェックすることも重要です。

内見の際には、玄関ドアの隙間、キッチンや洗面所の配管周りの隙間、換気扇の状況などを確認しましょう。また、建物の周りにゴミが多くないか、飲食店が階下に入っていないかなども重要なチェックポイントです。もし入居後に大きな隙間など、建物の構造上の問題を見つけた場合は、自分で対策する前にまず大家さんや管理会社に修繕を依頼できないか相談してみましょう。

赤ちゃんや猫がいる家の玄関対策

ご家庭に赤ちゃんや小さなお子さん、あるいは猫などのペットがいる場合、ゴキブリ対策で最も優先すべきは「安全性」です。化学薬品を使った殺虫剤や毒餌剤の使用は、誤飲や健康への影響が心配されます。ここでは、安全性を第一に考えた玄関のゴキブリ対策をご紹介します。

基本は物理的な侵入防止策

薬剤に頼らない最も安全な対策は、ゴキブリの侵入経路を徹底的に塞ぐ物理的な対策です。これはどんな家庭にも共通する基本ですが、特に安全性を重視するご家庭では、この対策をより一層丁寧に行うことが重要になります。

  • 玄関ドアの隙間を隙間テープで完全に塞ぐ。
  • 郵便受けやドアスコープからの侵入も防ぐ。
  • 玄関用の網戸を設置して、ドアの開放を防ぐ。

これらの対策を徹底するだけで、ゴキブリの侵入を大幅に減らすことができます。

天然成分の忌避剤を活用する

物理的な対策に加えて忌避剤を使いたい場合は、化学合成殺虫成分を含まない、天然由来の成分で作られた製品を選びましょう。これまでに紹介したハッカ油やゴキブリが嫌うアロマは、その代表例です。

ただし、天然成分だからといって100%安全とは限りません。特に注意が必要なのが猫です。

猫とアロマ(精油)について

猫は、アロマオイルに含まれる特定の成分を体内でうまく分解することができません。そのため、ハッカ油、ティーツリー、ユーカリなど一部の精油は、猫にとって有毒となる可能性があります。猫を飼っているご家庭では、これらのアロマを玄関で使用するのは避けるのが賢明です。どうしても使用したい場合は、必ず事前に獣医師に相談してください。

置き薬を使用する場合の注意点

どうしてもゴキブリの発生が収まらず、置き薬(ベイト剤)を使用せざるを得ない場合もあるかもしれません。その際は、設置場所に最大限の工夫が必要です。

赤ちゃんやペットの手が絶対に届かない、見えない場所に設置しましょう。例えば、重い靴箱の裏の壁際に固定する、冷蔵庫の下の奥深くに設置するなどです。また、薬剤が容器で覆われているタイプの製品を選ぶことで、直接薬剤に触れてしまうリスクを低減できます。

総まとめ:今日からできる玄関のゴキブリ対策

この記事では、ゴキブリの主要な侵入経路である玄関の対策について、様々な角度から詳しく解説してきました。最後に、玄関のゴキブリ対策で押さえておくべき重要なポイントをリスト形式でまとめます。ご自身の住まいの状況と照らし合わせながら、今日からできる対策を始めてみましょう。

  • 玄関は光・匂い・隠れ場所が揃いゴキブリが好む環境である
  • 対策の基本は侵入経路となるドアの隙間を物理的に塞ぐこと
  • 隙間テープは場所に応じてスポンジ・モヘア・ゴムタイプを使い分ける
  • わずかな時間のドアの開けっ放しも侵入のリスクになる
  • 玄関には「待ち伏せ効果」のある忌避スプレーが効果的
  • スプレーはゴキブリの通り道に帯状に散布するのがコツ
  • 置き薬は巣ごと駆除できるドミノ効果が期待できる
  • 置き薬は壁際や物陰などゴキブリの通り道に設置する
  • 殺虫剤に抵抗がある場合はハッカ油やアロマでの対策も有効
  • ハッカ油スプレーは手軽に作れるが効果の持続時間は短い
  • マンションは共用廊下やメーターボックスからの侵入にも注意
  • 賃貸物件では「きれいにはがせる」グッズを活用する
  • 赤ちゃんやペットがいる家では物理的な侵入防止を最優先する
  • 猫がいる家庭でのハッカ油や一部アロマの使用は避けるべき
  • 一つの対策に頼らず複数の方法を組み合わせることが最も効果的

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