ノートパソコンの種類は多く、CPUやメモリなど専門用語もあって選び方に迷いますよね。
この記事では、初心者の方でも失敗しないノートパソコンの選び方を、5つの重要ポイントに絞って分かりやすく解説します。
あなたの目的や予算にぴったりの一台を見つけ、快適なパソコンライフを送るためのヒントが得られます。
「何を買えばいいかわからない」ともう悩むことはありません。

5年前のPCが遅いし、専門用語も分からないから買い替えが不安です…

大丈夫ですよ!目的と5つのポイントを押さえれば、最適な一台がきっと見つかります
- あなたの使い方に合ったノートパソコンを見つけるための5つの重要ポイント
- CPUやメモリなど、分かりにくいスペックの簡単な見方
- 予算10万円前後でも後悔しない、おすすめのノートパソコン選びのコツ
- Windows・Mac・ChromeOSの違いと、あなたに合うOSの選び方
- ノートパソコン選びで最も重要な「使う目的」の明確化
- 【初心者向け】ノートパソコン選び5つの重要ポイント解説
- 用途別おすすめノートパソコンとOS・メーカーの比較
- 価格重視 コスパに優れた入門機 Lenovo IdeaPadやHP Pavilion
- 性能と価格のバランスが良い万能機 Dell InspironやNEC LAVIE
- 携帯性とデザイン性が高い人気モデル Apple MacBook AirやMicrosoft Surface Laptop
- クリエイティブ作業やゲーム向け 高性能な選択肢 Razer BladeやASUS ROG
- Windows OSのメリットと豊富な選択肢
- Mac (macOS)の魅力 iPhoneユーザーやデザイン重視派へ
- ChromeOSの特徴 インターネット中心なら候補に
- 主要ノートパソコンメーカーの特徴 NEC 富士通 Dynabookなど国内・海外メーカー比較
- 購入前に最終確認 ノートパソコン選びの注意点
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
ノートパソコン選びで最も重要な「使う目的」の明確化
- 目的設定が失敗を防ぐ第一歩である理由
- インターネット閲覧やメール中心の用途
- 動画視聴やオンライン会議での活用
- 仕事での資料作成やプログラミング学習
- ゲームや動画編集など負荷の高い作業の見極め
- 持ち運び頻度と利用場所の想定
ノートパソコン選びで最も重要なのは「何に使うか」という目的を具体的に考えることです。
目的が曖昧だと、自分に合わない製品を選んで後悔する可能性があるため、「目的設定が失敗を防ぐ第一歩である理由」から、「インターネット閲覧やメール中心」、「動画視聴やオンライン会議」、「仕事での資料作成やプログラミング」、「ゲームや動画編集」といった具体的な用途、さらに「持ち運び頻度と利用場所」までしっかり考えることが大切になります。
自分の使い方を明確にすることで、必要なスペックや機能が見え、後悔しない最適な一台を選ぶことができます。
目的設定が失敗を防ぐ第一歩である理由
ノートパソコンは価格も性能も多種多様であるため、目的が定まっていないと必要以上に高価なモデルを選んでしまったり、逆に性能が足りずストレスを感じたりすることになりかねません。
例えば、ネットサーフィンが主なら高性能CPUは不要ですが、動画編集には必須です。
5年前に買ったPCが遅いと感じるペルソナのように、以前の失敗経験を踏まえ、今回は無駄なく快適に使える一台を選ぶために、最初に目的をしっかり設定することが失敗を防ぐための重要なステップとなるのです。

どんなパソコンを買えばいいか分からない…

まずは、パソコンで何をしたいか具体的に考えてみましょう!
目的を明確にすることで、予算内で最適なスペックを持つノートパソコンを見つけるための確かな指針となります。
インターネット閲覧やメール中心の用途
ウェブサイトを見たり、メールを送受信したり、簡単なブログを書いたりといった用途が中心であれば、高度な性能は必要ありません。
日常的な情報収集やコミュニケーションが主な使い方なら、CPUはIntel Core i3やAMD Ryzen 3、メモリは8GB、ストレージはSSD 256GB程度でも十分快適に動作します。
スペック目安 | 推奨スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i3 / AMD Ryzen 3 |
メモリ | 8GB |
ストレージ (SSD) | 256GB |
このスペック帯のノートパソコンは価格も手頃なものが多く、10万円以下の予算でも十分な選択肢が見つかります。
動画視聴やオンライン会議での活用
YouTubeやNetflixなどの動画サービスを楽しんだり、ZoomやMicrosoft Teamsを使ったオンライン会議に参加したりすることが多い場合は、インターネット閲覧よりも少し余裕のあるスペックが求められます。
複数のタブを開きながら動画を再生したり、背景効果を使いながら会議に参加したりするには、CPUはIntel Core i5やAMD Ryzen 5、メモリは8GB以上(できれば16GB)、ストレージはSSD 256GB以上あると、よりスムーズな動作が期待できます。
スペック目安 | 推奨スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 |
メモリ | 8GB~16GB |
ストレージ (SSD) | 256GB~512GB |

動画を見ながら他の作業もしたいな

メモリが8GB以上あると、より快適になりますよ
フルHD(1920×1080)解像度のディスプレイを選ぶと、より綺麗な映像でコンテンツを楽しめるでしょう。
仕事での資料作成やプログラミング学習
Microsoft WordやExcel、PowerPointを使った資料作成や、プログラミングの学習に取り組む場合、より多くの処理能力や作業スペースが必要になることがあります。
複雑な関数を使うExcelファイルを開いたり、複数の開発ツールを同時に動かしたりするには、CPUはIntel Core i5やAMD Ryzen 5以上、メモリは16GB、ストレージはSSD 512GB以上を目安にすると、作業効率が大きく向上します。
スペック目安 | 推奨スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i5以上 / AMD Ryzen 5以上 |
メモリ | 16GB |
ストレージ (SSD) | 512GB以上 |
特にプログラミングでは、コンパイル時間の短縮など、PCの性能が学習効率に直結する場合もあるため、少し余裕を持ったスペック選びがおすすめです。
ゲームや動画編集など負荷の高い作業の見極め
高画質設定でのPCゲームや、本格的な動画編集、3Dグラフィック制作など、パソコンに高い負荷がかかる作業を考えている場合は、スペック選びが特に重要になります。
これらの用途では、高性能なCPU(Intel Core i7やAMD Ryzen 7以上)や大容量メモリ(16GB~32GB以上)に加え、画像処理を専門に行う「GPU(グラフィックボード)」の性能が快適さを大きく左右します。
NVIDIA GeForceやAMD Radeonといった専用GPU搭載モデルを選びましょう。
ストレージもSSD 1TB以上あると、大容量データの扱いに余裕が出ます。
スペック目安 | 推奨スペック |
---|---|
CPU | Intel Core i7以上 / AMD Ryzen 7以上 |
メモリ | 16GB~32GB以上 |
ストレージ (SSD) | 1TB以上 |
GPU | NVIDIA GeForce / AMD Radeon などの専用GPU搭載 |

ゲームも少し楽しみたいけど、そこまで本格的じゃない場合は?

軽めのゲームなら、CPU内蔵グラフィックス性能が高いモデルや、エントリークラスのGPU搭載モデルでも十分楽しめますよ
ゲーミングノートPCやクリエイター向けノートPCと呼ばれるカテゴリーの製品が、これらの高い要求に応える性能を備えています。
持ち運び頻度と利用場所の想定
ノートパソコンをどれくらいの頻度で、どこに持ち運んで使いたいかを具体的にイメージすることも、機種選びの大切な要素です。
週に何度もカフェや大学、会社へ持ち運ぶなら、重さ1.5kg以下、できれば1kg前後の軽量モデルを選ぶと負担が少なく、バッテリー駆動時間も長い方が安心です。
画面サイズは13インチ~14インチが携帯性と視認性のバランスが良いでしょう。
逆に、主に自宅内で使うのであれば、多少重くても15.6インチ以上の大きな画面の方が見やすく、作業効率が上がります。
利用シーン | 重さ目安 | 画面サイズ目安 | 重視する点 |
---|---|---|---|
よく持ち運ぶ | 1.5kg以下 | 13~14インチ | 軽量性、バッテリー |
たまに持ち運ぶ | 1.5kg前後 | 14~15.6インチ | バランス |
主に自宅で使用 | 問わない | 15.6インチ以上 | 画面サイズ、性能 |
自分のライフスタイルに合わせて、携帯性と使いやすさのどちらを優先するかを考えることが、満足のいく選択につながります。
【初心者向け】ノートパソコン選び5つの重要ポイント解説
- ポイント1 パソコンの頭脳「CPU」性能の見方 Intel CoreとAMD Ryzenの違い
- ポイント2 作業スペース「メモリ容量」の目安 8GBと16GBの快適度の差
- ポイント3 データ保存場所「ストレージ」の種類 SSDのメリットと容量選択
- ポイント4 見やすさと携帯性「画面サイズ」と解像度の基本 フルHDの基準
- ポイント5 持ち運び重視なら「重さ」と「バッテリー駆動時間」 軽量モデルの目安1.5kg以下
ノートパソコンを選ぶ上で、特に重要なスペック(性能)に関する5つのポイントについて解説します。
パソコンの頭脳であるCPU、作業スペースのメモリ、データ保存場所のストレージ、画面の見やすさと持ち運びに関わる画面サイズ、そして携帯性に直結する重さとバッテリー駆動時間について、初心者の方にも分かりやすく説明します。
これらのポイントを理解することで、ご自身の使い方に合った最適なノートパソコンを選びやすくなります。
ポイント1 パソコンの頭脳「CPU」性能の見方 Intel CoreとAMD Ryzenの違い
CPU(シーピーユー)はCentral Processing Unitの略で、パソコン全体の計算や処理を行う、人間でいう「頭脳」にあたる最も重要な部品です。
CPUの性能が高いほど、パソコンの動作が速くなり、複数のアプリを同時に使ったり、負荷の高い作業をしたりする際の快適さが大きく向上します。
主要なメーカーとしてIntel(インテル)とAMD(エーエムディー)の2社があり、それぞれ性能に応じたシリーズを展開しています。
メーカー | シリーズ (性能順: 低 → 高) | 主な用途 |
---|---|---|
Intel | Core i3 | インターネット閲覧、メール、文書作成など軽い作業 |
Intel | Core i5 | 動画視聴、オンライン会議、複数のアプリの同時利用など一般的な作業 |
Intel | Core i7 | 高画質動画編集、オンラインゲーム、プログラミングなど負荷の高い作業 |
Intel | Core i9 | 最先端ゲーム、3Dレンダリングなど極めて高い性能が必要な作業 |
AMD | Ryzen 3 | インターネット閲覧、メール、文書作成など軽い作業 |
AMD | Ryzen 5 | 動画視聴、オンライン会議、複数のアプリの同時利用など一般的な作業 |
AMD | Ryzen 7 | 高画質動画編集、オンラインゲーム、プログラミングなど負荷の高い作業 |
AMD | Ryzen 9 | 最先端ゲーム、3Dレンダリングなど極めて高い性能が必要な作業 |

Core i5とRyzen 5って、どっちを選べばいいの?

同じ数字(i5と5など)であれば性能は近い傾向にありますが、世代や細かな型番によって差が出ますので、比較検討することが大切です
一般的な用途であれば、Intel Core i5やAMD Ryzen 5クラスのCPUを搭載したモデルを選ぶと、多くの作業をストレスなくこなすことが可能です。
ポイント2 作業スペース「メモリ容量」の目安 8GBと16GBの快適度の差
メモリは、CPUが処理するデータを一時的に置いておく「作業スペース」のような役割を担います。
容量が大きいほど、広い机で多くの資料を広げて作業するように、複数のアプリを同時に開いても動作が安定しやすくなるのです。
メモリ容量はGB(ギガバイト)という単位で表示され、現在主流となっているのは8GBと16GBです。
8GBでもインターネット閲覧や文書作成といった基本的な作業は可能ですが、複数のソフトウェアを同時に起動したり、ウェブブラウザのタブを多数開いたりすると、動作が遅くなる場面が出てきます。
一方、16GBのメモリがあれば、より多くの作業を同時に快適に進めることが可能です。
メモリ容量 | 快適さの目安 | おすすめの用途 |
---|---|---|
8GB | △:基本的な作業は可能だが、複数同時作業では動作が遅くなることがある | インターネット閲覧、メール、簡単な文書作成が中心 |
16GB | ◯:複数のアプリやブラウザタブを同時に開いても快適に動作しやすい | 動画視聴、オンライン会議、仕事での利用、軽めのゲーム |
32GB以上 | ◎:動画編集、高画質ゲーム、専門ソフト利用など、重い作業もスムーズ | クリエイティブ作業、本格的なゲーム |

後からメモリって増やせるのかな?

モデルによっては購入後にメモリを増設できない(オンボードメモリ)場合もありますから、購入時に必要な容量を選んでおくのが確実ですよ
インターネット閲覧やメールが中心であれば8GBでも十分ですが、長く快適に使いたい、あるいは複数の作業をよりスムーズに行いたい場合は、予算が許せば16GB搭載モデルを選ぶことを強くおすすめします。
ポイント3 データ保存場所「ストレージ」の種類 SSDのメリットと容量選択
ストレージは、作成した文書ファイル、写真、動画、アプリケーションなど、あらゆるデータを長期的に保存しておくための「倉庫」や「本棚」のような役割を持つ記憶装置です。
ストレージには主にSSD(エスエスディー、Solid State Drive)とHDD(ハードディスクドライブ)の2種類が存在しますが、現在販売されているノートパソコンではSSDの搭載が主流となっています。
SSDはHDDと比較して、パソコンの起動やデータの読み書き速度が圧倒的に速いことが最大のメリットで、操作時の快適さに直結します。
ストレージの容量はGB(ギガバイト)やTB(テラバイト、1TB = 約1000GB)という単位で表されます。
ストレージ容量 | 主な用途・目安 | 保存できるデータ量(目安) |
---|---|---|
256GB | OS、基本的なアプリ、文書ファイル中心。クラウドストレージ併用なら十分 | 写真: 約5万枚 / 音楽: 約6万曲 / フルHD動画: 約40時間 |
512GB | 写真や動画もある程度保存したい。一般的な使い方なら容量と価格のバランスが良い | 写真: 約10万枚 / 音楽: 約12万曲 / フルHD動画: 約80時間 |
1TB (1000GB) | 大量の写真、動画、ゲームなどを保存したい。クリエイティブ用途にもおすすめ | 写真: 約20万枚 / 音楽: 約25万曲 / フルHD動画: 約160時間 |
2TB以上 | 非常に多くのデータを扱うプロフェッショナル向け | 大容量データを扱う動画編集者、高画質ゲーマーなど |

SSDって壊れやすいって聞くけど本当?

HDDのように物理的に回転する部品がないため衝撃には比較的強いですが、電子部品である以上、故障リスクはゼロではありません。大切なデータは定期的にバックアップを取ることをおすすめします
パソコンの動作を快適にする上で、SSD搭載モデルの選択は必須と言えます。
容量については、最低でも256GB、写真や動画を多く保存する方や、様々なソフトを利用する方は512GB以上あると、容量不足の心配なく安心して利用できるでしょう。
ポイント4 見やすさと携帯性「画面サイズ」と解像度の基本 フルHDの基準
画面サイズ(ディスプレイサイズ)は、ノートパソコンの画面の対角線の長さを「インチ」という単位で表したものです。
一般的に画面が大きいほど表示される情報量が多く、作業がしやすく見やすいですが、それに伴い本体サイズも大きくなるため、持ち運びには不便になります。
画面サイズと合わせて確認したいのが解像度です。
これは画面にどれだけ多くの点(ピクセル)を表示できるかを示す指標で、解像度が高いほど、画像や文字がより細かく、鮮明に表示されます。
現在、ノートパソコンで標準的な解像度とされているのがフルHD(1920×1080ピクセル)です。
この解像度を下回るモデルだと、画面表示が粗く感じられることがあります。
画面サイズ(インチ) | 特徴 | おすすめ用途 |
---|---|---|
12インチ以下 | 非常にコンパクトで軽量 | 持ち運び最優先、プレゼンや外出先での利用 |
13~14インチ | 持ち運びやすさと見やすさのバランス良 | モバイルワーク、大学生、一般的な利用 |
15.6インチ | 主流サイズ、テンキー付きモデルも多 | 据え置きメイン、自宅での作業、動画視聴 |
16インチ以上 | 大画面で見やすい、作業効率が良い | クリエイティブ作業、据え置きメインで利用 |

光沢(グレア)と非光沢(ノングレア)ってどっちがいいの?

光沢タイプは色が鮮やかに見えますが画面への映り込みが気になりやすく、非光沢タイプは映り込みが少ないですがやや落ち着いた色味になります。好みや主な利用場所(明るい場所か等)に応じて選ぶと良いですよ
頻繁に持ち運ぶなら13インチから14インチのモデル、主に自宅やオフィスで使うなら15.6インチ以上のモデルが目安となります。
解像度に関しては、少なくともフルHD(1920×1080)以上のスペックを持つモデルを選択するようにしましょう。
ポイント5 持ち運び重視なら「重さ」と「バッテリー駆動時間」 軽量モデルの目安1.5kg以下
ノートパソコンを頻繁に持ち運んで利用することを想定している場合、「重さ」と「バッテリー駆動時間」は使い勝手に直結する非常に重要な選択基準となります。
本体の重さはkg(キログラム)で表記され、一般的に1.5kg以下のモデルであれば、比較的持ち運びやすい軽量ノートパソコンと分類されます。
特に通勤や通学などで毎日持ち歩く場合には、1kg前後の超軽量モデルを選ぶと、体への負担を大きく軽減できます。
バッテリー駆動時間は「最大〇時間」のようにカタログに記載されていますが、実際の使用状況(画面の明るさ、実行するアプリなど)によって変動するため、カタログに記載された時間の7割程度を目安として考えると、実用的な判断が可能です。
項目 | 目安 | ポイント |
---|---|---|
重さ (毎日持ち運び) | 1.2kg以下 (理想は1kg前後) | 少しでも軽い方が身体的な負担が少ない |
重さ (たまに持ち運び) | 1.5kg以下 | 頻度が低いなら多少重くても画面サイズ等を優先する選択肢も |
重さ (ほぼ持ち運ばない) | 1.5kg以上 でも可 | 携帯性よりも画面サイズや性能、価格を優先できる |
バッテリー駆動時間 | カタログ値で10時間以上が目安 | 実際の使用時間はカタログ値より短くなることを十分に考慮する |
バッテリー駆動時間 | 急速充電 (USB PD) 対応か | 短時間である程度の充電ができると外出先での利便性が高い |

バッテリーって長持ちさせるコツはある?

画面の輝度(明るさ)を下げたり、使用していないアプリケーションをこまめに終了させたり、満充電状態でのACアダプター接続を長時間続けないことなどが、バッテリー寿命の維持に繋がります
ノートパソコンを持ち運ぶ機会が多い方は、重さ1.5kg以下、そしてバッテリー駆動時間がカタログ値で10時間以上のモデルを選択すると、外出先でもバッテリー残量を気にせず、安心して利用しやすくなります。
用途別おすすめノートパソコンとOS・メーカーの比較
- 価格重視 コスパに優れた入門機 Lenovo IdeaPadやHP Pavilion
- 性能と価格のバランスが良い万能機 Dell InspironやNEC LAVIE
- 携帯性とデザイン性が高い人気モデル Apple MacBook AirやMicrosoft Surface Laptop
- クリエイティブ作業やゲーム向け 高性能な選択肢 Razer BladeやASUS ROG
- Windows OSのメリットと豊富な選択肢
- Mac (macOS)の魅力 iPhoneユーザーやデザイン重視派へ
- ChromeOSの特徴 インターネット中心なら候補に
- 主要ノートパソコンメーカーの特徴 NEC 富士通 Dynabookなど国内・海外メーカー比較
ノートパソコン選びで最も重要なのは、ご自身の使い方に合った機種を選ぶことです。
ここでは、価格重視の入門機から高性能なモデル、そしてWindows、Mac、ChromeOSといったOSの特徴、主要メーカーの違いまで、用途別に掘り下げて比較検討します。
比較項目 | 価格重視 (例: IdeaPad, Pavilion) | バランス型 (例: Inspiron, LAVIE) | 携帯性・デザイン (例: MacBook Air, Surface Laptop) | 高性能 (例: Razer Blade, ROG) |
---|---|---|---|---|
価格帯目安 | 5万円~8万円程度 | 8万円~15万円程度 | 15万円~ | 15万円~ (GPU搭載なら20万円~) |
CPU目安 | Core i3 / Ryzen 3 | Core i5 / Ryzen 5 | Core i5 / Ryzen 5 / M2・M3 チップ | Core i7 / Ryzen 7 以上 |
メモリ目安 | 8GB | 8GB~16GB | 8GB~16GB | 16GB~32GB以上 |
ストレージ目安(SSD) | 256GB | 256GB~512GB | 256GB~ | 512GB~1TB以上 |
おすすめOS | Windows / ChromeOS | Windows | Windows / macOS | Windows |
主な用途 | ネット閲覧、メール、文書作成 | 動画視聴、複数アプリ利用 | 持ち運び、デザイン重視、Apple連携 | ゲーム、動画編集、デザイン |
それぞれの選択肢の特徴を理解し、ご自身に最適な一台を見つけるための参考にしてください。
価格重視 コスパに優れた入門機 Lenovo IdeaPadやHP Pavilion
コストパフォーマンス(コスパ)とは、支払った価格に対して得られる性能や満足度の高さを指します。
予算を抑えたい初心者の方には、この点を重視した機種がおすすめです。
例えば、LenovoのIdeaPadシリーズやHPのPavilionシリーズは、5万円~8万円程度の価格帯で見つかることが多く、インターネット閲覧やメール、簡単な文書作成といった基本的な作業には十分な性能を備えています。
特徴 | Lenovo IdeaPad | HP Pavilion |
---|---|---|
価格帯目安 | 5万円~8万円程度 | 5万円~8万円程度 |
主な用途 | ネット閲覧、メール、文書作成 | ネット閲覧、メール、文書作成 |
CPU目安 | Intel Core i3 / AMD Ryzen 3 程度 | Intel Core i3 / AMD Ryzen 3 程度 |
メモリ目安 | 8GB | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB | SSD 256GB |

本当にこのスペックで大丈夫かな?安すぎても心配…

基本的な使い方なら十分快適ですよ!SSD搭載で起動も速いです
日常的な軽作業がメインであれば、これらの入門機でも満足できる可能性が高いでしょう。
性能と価格のバランスが良い万能機 Dell InspironやNEC LAVIE
ある程度の性能と手頃な価格、その両方のバランスが取れたノートパソコンは、多くの方にとって魅力的な選択肢となります。
DellのInspironシリーズや国内メーカーのNEC LAVIEシリーズなどは、10万円前後の予算で購入できるモデルが多く、動画視聴やオンライン会議、複数のアプリを同時に使うような場面でも比較的快適に動作します。
特徴 | Dell Inspiron | NEC LAVIE |
---|---|---|
価格帯目安 | 8万円~12万円程度 | 10万円~15万円程度 |
主な用途 | 動画視聴、オンライン会議、複数アプリ同時利用 | 動画視聴、オンライン会議、複数アプリ同時利用、国内サポート重視 |
CPU目安 | Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 程度 | Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 程度 |
メモリ目安 | 8GB~16GB | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~512GB | SSD 256GB~512GB |

在宅ワークでも使うかも…16GBメモリの方が良いかな?

複数のソフトを同時に使うなら16GBあると安心感が違いますね
様々な用途に対応できる柔軟性を持つため、「迷ったらこのクラス」と考える方も多い、まさに万能型のノートパソコンです。
携帯性とデザイン性が高い人気モデル Apple MacBook AirやMicrosoft Surface Laptop
携帯性とは、持ち運びやすさのことです。
カフェや外出先で使うことが多い方には、薄型軽量でバッテリー駆動時間が長いモデルが人気です。
デザイン性も重要な選択基準となるでしょう。
AppleのMacBook Airは、洗練されたデザインとMシリーズチップによる高い性能、長いバッテリー駆動時間が魅力です。
MicrosoftのSurface Laptopは、タッチ操作にも対応し、スタイリッシュなデザインと質の高いキーボードを備えています。
価格帯は15万円前後からとなります。
特徴 | Apple MacBook Air (M2/M3) | Microsoft Surface Laptop |
---|---|---|
価格帯目安 | 15万円~ | 15万円~ |
主な用途 | 高い携帯性、デザイン重視、iPhone/iPad連携 | 高い携帯性、デザイン重視、タッチ操作、高品質キーボード |
OS | macOS | Windows |
特徴的なチップ/CPU | Apple M2 / M3 チップ | Intel Core i5 / i7 |
メモリ目安 | 8GB~16GB | 8GB~16GB |
ストレージ | SSD 256GB~ | SSD 256GB~ |

MacBookってカッコいいけど、Windowsとどっちが良いんだろう?

デザインやiPhone連携ならMac、ソフトの互換性重視ならWindowsが良いでしょう
外出先でもスタイリッシュに作業したい方や、所有する喜びを感じたい方におすすめの選択肢です。
クリエイティブ作業やゲーム向け 高性能な選択肢 Razer BladeやASUS ROG
動画編集や高画質なゲーム、3Dデザインといったクリエイティブな作業は、パソコンに高い負荷がかかります。
これらの用途には、高性能なCPUとGPU(ジーピーユー、グラフィックボード)を搭載したモデルが必要です。
GPUは、画像や映像の処理を専門に行う部品です。
Razer BladeシリーズやASUSのROG (Republic of Gamers)シリーズは、ゲーミングPCとして有名ですが、その高い処理能力はクリエイティブ用途にも最適です。
高性能な分、価格は20万円以上となることも多く、重量も増える傾向にあります。
特徴 | Razer Blade シリーズ | ASUS ROG シリーズ |
---|---|---|
価格帯目安 | 20万円~ | 15万円~ |
主な用途 | 高画質ゲーム、動画編集、デザイン制作 | 高画質ゲーム、動画編集、デザイン制作 |
CPU目安 | Intel Core i7/i9 / AMD Ryzen 7/9 | Intel Core i7/i9 / AMD Ryzen 7/9 |
メモリ目安 | 16GB~32GB以上 | 16GB~32GB以上 |
ストレージ | SSD 1TB~ | SSD 512GB~1TB以上 |
GPU | NVIDIA GeForce RTX シリーズ | NVIDIA GeForce RTX / AMD Radeon RX シリーズ |

ゲームはたまにしかしないけど、高性能だと何が良いの?

ゲーム以外でも、写真や動画の編集、たくさんのタブを開く作業などが格段に快適になりますよ
最高のパフォーマンスを求める方、負荷の高い作業を快適に行いたい方にとって、これらの高性能モデルは頼れる存在となります。
Windows OSのメリットと豊富な選択肢
Windows(ウィンドウズ)は、Microsoft社が開発した、世界で最も広く使われているパソコン用のOS(オペレーティングシステム)です。
OSとは、パソコンを動かすための基本ソフトウェアのことです。
Windowsの最大のメリットは、対応するソフトウェアや周辺機器の種類が非常に豊富な点です。
ビジネスソフトからゲームまで、ほとんどのソフトウェアがWindows向けに提供されています。
また、Dell、HP、Lenovo、NEC、富士通、Dynabookなど、国内外の多くのメーカーから多様な価格帯・デザインのパソコンが発売されており、選択肢が多いのも魅力です。
メリット | 説明 |
---|---|
ソフトウェアの互換性が高い | ビジネスソフト、ゲームなど、使えるソフトの種類が非常に多い |
周辺機器の種類が豊富 | マウス、キーボード、プリンターなど、多くの製品が対応 |
メーカー・機種の選択肢が多数 | 価格、デザイン、性能など、自分に合った一台を見つけやすい |
利用者が多く情報収集が容易 | 困ったときに使い方や解決策を見つけやすい |

ずっとWindowsだけど、特に不満はないかな…

慣れ親しんだ操作感で、ソフトや周辺機器選びに困らないのがWindowsの良い点ですね
初めてパソコンを選ぶ方や、特定の使いたいソフトがある方、幅広い選択肢の中から選びたい方にとって、Windowsは最も無難で安心できる選択肢と言えるでしょう。
Mac (macOS)の魅力 iPhoneユーザーやデザイン重視派へ
Mac(マック)はApple社が開発するパソコンで、搭載されているOSはmacOS(マックオーエス)と呼ばれます。
直感的で分かりやすい操作性と、洗練されたデザインが大きな魅力です。
特にiPhoneやiPadといったApple製品との連携機能(AirDropでのファイル共有、Handoffでの作業引き継ぎなど)が非常にスムーズで、Appleのエコシステムを最大限に活用できます。
動画編集ソフトのFinal Cut Proや音楽制作ソフトのLogic Proなど、プロのクリエイターに愛用されるソフトウェアも充実しています。
価格帯はWindowsパソコンと比較すると高めになる傾向があります。
魅力 | 説明 |
---|---|
直感的で美しいインターフェース | 初心者でも比較的容易に操作を覚えられる |
洗練されたデザインと高い質感 | 所有する満足感が高く、デザイン性を重視するユーザーに人気 |
iPhone/iPadとの強力な連携 | ファイル共有や作業の引き継ぎが簡単 |
高品質な標準アプリ | 写真、動画編集、音楽制作などのアプリが最初から充実 |
セキュリティが高いとされる | ウイルスなどのマルウェアに比較的強いと言われている |

iPhone使ってるからMacも気になるけど、使いこなせるかな?

iPhoneとの連携は本当に便利ですよ!操作も慣れればとても快適です
Apple製品で揃えたい方、デザインや使いやすさを重視する方、クリエイティブな作業を行いたい方にとって、Macは非常に魅力的な選択肢です。
ChromeOSの特徴 インターネット中心なら候補に
ChromeOS(クロームオーエス)は、Google社が開発したOSで、主にインターネット接続を前提として設計されている点が特徴です。
ウェブブラウザのGoogle Chromeをベースにしています。
ChromeOSを搭載したノートパソコン(Chromebookと呼ばれます)は、起動が非常に速く、動作も軽快な点がメリットです。
また、価格が比較的安いモデルが多く、5万円以下で購入できる機種も少なくありません。
データやソフトウェアの多くをクラウド(インターネット上)で利用するため、パソコン本体のストレージ容量は小さめなことが多いです。
特徴 | 説明 |
---|---|
起動・動作が高速 | シンプルな設計で、電源を入れてからすぐに使い始められる |
価格が比較的安価 | 5万円以下のモデルも多く、コストを抑えたい場合に適している |
セキュリティが高い | 自動アップデート機能があり、Googleによるセキュリティ対策が施されている |
Googleサービスとの連携 | Gmail、Googleドライブ、ドキュメントなどとの連携がスムーズ |
Androidアプリも利用可能 | Google Playストアから一部のAndroidアプリをインストールして使える |

ネットとメールくらいしか使わないけど、これで十分かな?

Web閲覧や文書作成が中心なら、安価で軽快なChromeOSは良い選択肢になりますよ
主な用途がWebブラウジング、メール、動画視聴、Googleドキュメントでの文書作成といったインターネット中心の方や、2台目のサブ機として検討している方には、有力な候補となるOSです。
ただし、WindowsやMac用の特定のソフトウェアは基本的に利用できません。
主要ノートパソコンメーカーの特徴 NEC 富士通 Dynabookなど国内・海外メーカー比較
ノートパソコンは、国内外の様々なメーカーから発売されています。
それぞれのメーカーに特徴があり、デザイン、性能、価格、サポート体制などが異なります。
例えば、NECや富士通、Dynabook(旧東芝)といった国内メーカーは、日本語キーボードの使いやすさや、初心者向けの丁寧なサポート体制に定評があります。
一方、DellやHP、Lenovoといった海外メーカーは、グローバル展開によるスケールメリットを活かし、コストパフォーマンスに優れたモデルや、多様なラインナップを提供している点が強みです。
Appleは独自のデザインとOSで独自の地位を築いています。
購入前に最終確認 ノートパソコン選びの注意点
- Officeソフト(Word Excel)の必要性とMicrosoft 365の検討
- 接続端子(USB Type-C HDMI等)の種類と数の確認
- キーボードの打鍵感や日本語配列のチェックポイント
- デザインや色の選択肢 お気に入りの一台を見つけるヒント
- 予算と価格帯別ノートパソコンの相場 10万円前後の賢い選び方
- 中古ノートパソコン購入のメリット・デメリットと注意すべき点
- メーカー保証とサポート体制 確認事項
- 家電量販店での実機確認で見るべきこと
後悔しないノートパソコン選びのためには、購入前の最終確認が不可欠です。
これまで検討してきたスペックや用途に加えて、細かな点までチェックすることが大切になります。
具体的には、Officeソフトの要否、接続端子の種類と数、キーボードの使い心地、デザイン、予算との最終調整、中古パソコンの検討、メーカー保証やサポート体制、そして家電量販店などでの実機確認といったポイントを確認します。
これらの最終チェックを丁寧に行うことで、ご自身の使い方に本当に合った、満足のいく一台を選ぶことができます。
Officeソフト(Word Excel)の必要性とMicrosoft 365の検討
Officeソフトとは、文書作成ソフトのWordや表計算ソフトのExcel、プレゼンテーションソフトのPowerPointなどがセットになったものです。
仕事や学業で書類作成が必要な場合は必須となることが多いでしょう。
ノートパソコン購入時に最初からインストールされている「プリインストール版」と、月額または年額で利用料金を支払うサブスクリプションサービス「Microsoft 365」があります。
Microsoft 365は常に最新バージョンのOfficeアプリを利用でき、OneDriveというオンラインストレージが1TB使えたり、複数デバイス(パソコン、タブレット、スマートフォン)で利用できたりするメリットがあります。

Officeって絶対必要?

使い方によっては互換ソフトや無料のWeb版でも十分ですよ
ご自身の利用頻度や必要な機能を考え、プリインストール版が必要か、あるいはMicrosoft 365や無料の互換ソフト(GoogleドキュメントやLibreOfficeなど)で十分かを検討しましょう。
購入後に別途Officeソフトを購入すると割高になる場合もあるため、ノートパソコン選びの段階で必要性を判断しておくことが重要です。
接続端子(USB Type-C HDMI等)の種類と数の確認
接続端子(ポート)とは、マウスやUSBメモリ、外付けハードディスク、プリンター、外部モニターなどをパソコンに接続するための差し込み口です。
ノートパソコンによって搭載されている端子の種類や数は異なります。
現在よく使われる主な端子には、以下のようなものがあります。
- USB Type-A: 最も一般的なUSB端子。マウスやキーボード、USBメモリなど多くの周辺機器で使われています。
- USB Type-C:比較的新しい規格で、上下の向きに関係なく差し込めるのが特徴です。データ転送だけでなく、映像出力やパソコン本体への充電(USB Power Delivery対応の場合)にも対応するものが増えています。
- HDMI: 主に外部モニターやテレビに映像・音声を出力するための端子です。プレゼンテーションや大画面での動画視聴に利用します。
- SDカードスロット: デジタルカメラなどで使われるSDカードを直接読み込めます。写真の取り込みに便利です。
ご自身が現在使っている周辺機器や、今後接続したい機器(例:有線LANを使いたい場合は有線LANポートの有無)に合わせて、必要な端子の種類と数が搭載されているかを必ず確認しましょう。
USB Type-C端子しかない薄型ノートパソコンも増えていますが、その場合は別途変換アダプターが必要になることがあります。
キーボードの打鍵感や日本語配列のチェックポイント
キーボードは、文字入力が多い方にとっては特に重要なパーツです。
「打鍵感」とは、キーを押したときの深さ(キーストローク)、押し返してくる力(反発力)、カチカチという音など、タイピングした際の感覚のことです。
これが自分に合わないと、長時間作業したときに疲れやすかったり、入力ミスが増えたりします。
また、キーの配置(配列)も確認が必要です。
日本で販売されているノートパソコンの多くは「日本語配列(JIS配列)」ですが、一部の海外メーカー製品やデザイン重視のモデルには「英語配列(US配列)」のものもあります。
英語配列は記号の位置が異なり、「半角/全角 漢字」キーや「変換」「無変換」キーがないなど、慣れていないと戸惑う可能性があります。

キーボードってそんなに違うの?

長時間使うなら、打ち心地は意外と重要なんです
キーピッチ(キーの中心から隣のキーの中心までの距離)やキーストローク(キーを押し込める深さ)、テンキー(数字入力用のキー)の有無なども使い勝手に影響します。
可能であれば、家電量販店などで実際にいくつかの機種のキーボードをタイピングしてみることを強くおすすめします。
デザインや色の選択肢 お気に入りの一台を見つけるヒント
ノートパソコンは性能や機能だけでなく、毎日使う道具として愛着が持てるかどうかも大切です。
最近のノートパソコンは、カラーバリエーションが豊富になり、シルバーやブラックだけでなく、ホワイト、ブルー、ピンク、ゴールドなど様々な色が選べるようになっています。
また、素材も樹脂製だけでなく、高級感のあるアルミニウム合金を使用したモデルも増えています。
薄さや軽さといった形状のデザインはもちろん、天板の質感、ロゴの配置、全体のフォルムなど、細かい部分にもメーカーのこだわりが見られます。
自分の好みはもちろん、持ち運ぶ際のファッションや、部屋のインテリアとの調和を考えて選ぶのも楽しいでしょう。
ただし、デザインだけで選んでしまうと、必要な性能を満たしていなかったり、予算を大幅に超えてしまったりする可能性もあります。
性能や予算とのバランスを考慮しながら、長く使いたいと思えるお気に入りのデザイン・色のノートパソコンを見つけることが、満足度を高める秘訣です。
予算と価格帯別ノートパソコンの相場 10万円前後の賢い選び方
ノートパソコンを選ぶ上で、予算は非常に重要な要素です。
あらかじめ予算の上限を決めておくことで、選択肢を効果的に絞り込むことができ、不必要な機能に高額な費用を払ってしまうことを防げます。
ノートパソコンの価格帯と主な特徴の目安は以下の通りです。
- 5万円~10万円: インターネット閲覧やメール、簡単な文書作成といった基本的な用途向けのモデルが中心です。コストパフォーマンスを重視するならこの価格帯が選択肢になります。スペックは控えめなものが多いですが、SSD搭載モデルを選べば比較的快適に動作します。
- 10万円~15万円: 性能と価格のバランスが最も良いとされる価格帯で、選択肢も非常に豊富です。一般的な用途(動画視聴、オンライン会議、Officeソフト利用など)であれば十分快適にこなせるモデルが多く、初心者の方や多くの大学生、社会人におすすめできます。ペルソナの方の主な用途にも合致しやすいでしょう。
- 15万円以上: 高性能なCPUや大容量メモリ/ストレージ、高解像度ディスプレイ、高品質なグラフィック機能を搭載したモデルが多くなります。動画編集やゲーム、あるいは軽量・薄型でデザイン性の高いモデル(MacBook Airなど)を求める場合に選択肢となります。

10万円くらいで十分かな?

使い方次第ですが、その価格帯は良いモデルが多いですよ
特に10万円前後の予算で選ぶ場合、Core i5クラスのCPU、8GBまたは16GBのメモリ、256GBまたは512GBのSSDを搭載したモデルが狙い目です。
セール時期などを利用すれば、通常より高性能なモデルがお得に購入できる可能性もあります。
予算内で、自分の使い方にとって必要なスペックと不要なスペックを見極めることが、賢い選び方のポイントです。
中古ノートパソコン購入のメリット・デメリットと注意すべき点
新品にこだわらないのであれば、中古ノートパソコンも選択肢の一つになります。
最大のメリットは価格の安さです。
同じ予算であれば、新品よりもワンランク上のスペックのノートパソコンを手に入れられる可能性があります。
また、すでに販売終了している特定のモデルを探している場合にも有効な手段です。
一方で、デメリットや注意点も存在します。
最も懸念されるのはバッテリーの劣化です。
中古品はバッテリーが消耗している可能性が高く、新品時のような長時間の駆動は期待できない場合があります。
外観に傷や使用感があったり、メーカー保証が切れていたりすることも一般的です。
メリット | デメリット |
---|---|
価格が安い | バッテリーが劣化している可能性 |
同じ予算で高性能な機種も | 外観に傷や使用感がある場合 |
販売終了したモデルも選べる | メーカー保証がない、または短い |
環境負荷が少ない (リユース) | 最新の機能や規格に対応しない場合 |
すぐに手に入ることが多い | ウイルス感染などのリスク (※1) |
(※1) ウイルス感染などのセキュリティリスクもゼロではありません。
中古ノートパソコンを選ぶ際は、これらのメリット・デメリットを十分に理解した上で、信頼できる販売店(保証や返品に対応しているかなど)を選ぶことが非常に重要です。
購入前には、スペック(特にOSのバージョン、CPU、メモリ、ストレージの種類と容量)、バッテリーの状態(可能であれば)、保証の有無と期間を必ず確認しましょう。
メーカー保証とサポート体制 確認事項
ノートパソコンは精密な電子機器であり、どんなに丁寧に扱っていても故障するリスクはゼロではありません。
万が一のトラブルに備えて、購入前にメーカー保証の内容とサポート体制を確認しておくことが大切です。
ほとんどの新品ノートパソコンには、通常1年間のメーカー保証が付いています。
これは、取扱説明書などに従った通常の使用状態で発生した故障(自然故障)に対して、無償で修理などを受けられるというものです。
保証期間や保証の対象範囲(水濡れや落下などの過失による故障は対象外が一般的)をしっかり確認しましょう。
メーカーによっては、有料で保証期間を延長できるサービスを用意している場合もあります。
また、困ったときに相談できるサポート体制も重要です。
電話、メール、チャットなど、どのような問い合わせ方法があるか、受付時間、サポートの質(繋がりやすさ、対応の丁寧さなど)を確認しておくと安心です。
特にパソコンにあまり詳しくない初心者の方は、NEC、富士通、Dynabookといった国内メーカーの手厚いサポート(電話での操作案内や訪問サポートなど)が心強い味方になるかもしれません。
保証書や購入時のレシートは大切に保管しておきましょう。
家電量販店での実機確認で見るべきこと
インターネット上の情報収集や比較検討も重要ですが、可能であれば購入前に家電量販店などで実機に触れてみることをおすすめします。
カタログスペックだけでは分からない、実際の使用感を確かめることができます。
実機確認で特にチェックしたいポイントは以下の通りです。
確認ポイント | 具体的なチェック項目 |
---|---|
サイズと重さ | 実際に持ってみて、想定する持ち運びシーンでの負担感を確認 |
画面の見やすさ | 発色、明るさ、視野角、光沢/非光沢(映り込み具合)を確認 |
キーボード | 実際にタイピングし、打鍵感、キーピッチ、配列(日本語/英語)、キーの沈み込み、静音性を確認 |
タッチパッド | 指で操作してみて、滑り具合、反応速度、クリック感、大きさなどを確認 |
デザインと質感 | 写真だけでは分かりにくい本体の色味、素材の感触、組み立ての精度(隙間や歪みがないか)を確認 |
起動速度 | 店員さんに許可を得て、可能であれば電源を入れ、起動の速さや基本的な動作のレスポンスを体感 |
ポート(端子) | 本体の側面や背面を見て、必要な端子の種類、数、配置が使いやすいかを確認 |
実際に触ってみることで、「思ったより重かった」「キーボードが打ちにくい」「画面の映り込みが気になる」といった、購入後のミスマッチを防ぐことができます。
店員さんに相談する場合は、事前に調べた情報や自分の用途、予算を具体的に伝えると、より的確なアドバイスをもらいやすくなります。
最終決定の前に、ぜひ実機確認の機会を設けてみてください。
よくある質問(FAQ)
- Qノートパソコンのスペック、初心者でも分かる見方のコツはありますか?
- A
CPUやメモリ、SSDといった専門用語が多くて戸惑いますよね。
全てを完璧に理解する必要はありません。
「CPU」はパソコンの頭脳でCore i5やRyzen 5以上なら大抵の作業は快適です。
「メモリ」は作業机の広さで、8GBあれば基本はOKですが、同時に色々作業するなら16GBあると安心感が格段に向上します。
「ストレージ(SSD)」はデータの保管場所で、起動の速さに関わりますのでSSD搭載は必須と考え、容量は256GB以上を目安にしましょう。
この3つのスペックの見方を基本として押さえておけば、初心者の方でも大きな失敗は避けられます。
- Q予算10万円前後で考えています。この価格帯で後悔しないための選び方のポイントを教えてください。
- A
10万円前後のご予算は、性能と価格のバランスが良いモデルが多く、後悔しないための良い選択肢が見つかる価格帯です。
選ぶポイントとしては、まずCPUはIntel Core i5またはAMD Ryzen 5クラス、メモリは最低8GB、できれば16GB、ストレージは高速なSSDで256GB以上のモデルを目安にしましょう。
このスペックであれば、インターネット閲覧や動画視聴、簡単な仕事での利用など、多くの用途で快適に動作します。
安いだけのモデルに飛びつかず、ご自身の使い方に合うスペックかしっかり確認することが重要です。
- Qたまに持ち運ぶかもしれないのですが、重さやバッテリー時間はどれくらいを重視すべきでしょうか?
- A
毎日ではなく、たまに持ち運ぶ程度であれば、過度に軽量性を追求しすぎなくても大丈夫です。
目安として、重さ1.5kg以下のノートパソコンを選ぶと、持ち運びの負担は比較的少ないでしょう。
バッテリー駆動時間については、カタログに記載されている時間は最大値なので、実際の使用時間は7割程度と考えるのが現実的です。
外出先でコンセントがない場所で使う可能性があるなら、カタログ値で10時間以上のモデルを選ぶと安心感があります。
ご自身の使い方に合わせて、重さとバッテリーのバランスが良いモデルを見つけてください。
- Q国内メーカーと海外メーカー、それぞれのメリット・デメリットは何ですか?
- A
ノートパソコン選びでメーカー比較に悩む方は多いです。
国内メーカー(NEC、富士通など)のメリットは、日本語キーボードの使いやすさや、初心者にも手厚いサポート体制にあります。
一方、海外メーカー(Dell、HP、Lenovoなど)は、世界的な販売規模を活かしたコストパフォーマンスの高さや、デザイン・機能の多様性がメリットです。
デメリットはその逆で、国内メーカーは価格が高め、海外メーカーはサポートが国内ほど手厚くない傾向が見られます。
どちらが良いかは、価格、性能、デザイン、サポート体制など、何を重視するかによって異なります。
- Q今までWindowsしか使ったことがありません。MacやChromeOSを選ぶメリットと注意点はありますか?
- A
Windowsは対応ソフトが多く汎用性が高いのがメリットです。
Mac(macOS)は、直感的な操作性とデザイン性の高さ、iPhoneなどApple製品との連携のスムーズさが魅力ですが、価格は高めです。
ChromeOSは起動が速く、インターネット中心の使い方(ウェブ閲覧、メール、動画視聴など)であれば非常に快適で、価格も安いモデルが多いですが、WindowsやMac用の専用ソフトは使えない点に注意が必要です。
ご自身の主な用途や、現在使っている他のデバイスとの連携を考えてOSの種類を選ぶことをおすすめします。
- QOfficeソフト(WordやExcel)は購入時に必要でしょうか?
- A
Officeソフトが必要かどうかは、ノートパソコンを何に使うかによります。
お仕事やレポート作成などでWordやExcelが必須であれば、購入時に搭載されているモデルを選ぶか、別途Microsoft 365のようなサブスクリプションを契約する必要があります。
しかし、個人的な用途が中心で、互換性のある無料ソフト(Googleドキュメントなど)で十分な場合は、必ずしも最初から搭載されている必要はありません。
購入後にOfficeを追加すると割高になる場合もあるため、ご自身の用途をしっかり考え、購入前に必要性を判断しましょう。
まとめ
ノートパソコンは種類が多く、CPUなどの専門用語もあって選び方に迷うこともあります。
この記事では、初心者の方が失敗しないノートパソコンの選び方について、目的設定から重要なスペックの見方、購入前のチェックポイントまで詳しく解説しました。
- 失敗しないための、パソコンを使う目的の明確化
- CPU・メモリ・ストレージなど、重要スペック5つの簡単な見方
- 予算や使い方に合わせた機種・OSの比較と選択
- Officeソフトの有無や保証など、購入前の最終確認事項
この記事を参考に、あなたの使い方に最適な、後悔しないノートパソコンを選びましょう。
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