- 「襖(ふすま)の張替えって自分でもできるの?」
- 「道具をそろえるのが大変そう…」
そんな不安を持つ初心者の方に向けて、この記事では誰でもできる襖張替えの手順と必要な道具を詳しく紹介します。実は、襖の張替えはコツさえつかめば1枚あたり2〜3時間ほどで完成する作業。
費用も業者に依頼するより半額以下に抑えられます。「初めてでも自分でできた!」と感じてもらえるように、失敗例や注意点も交えて解説します。

襖の張替えはDIYでできる?初心者でも挑戦しやすい理由

襖張替えをDIYで行うメリット
- 費用が安い(業者の約半額)
- 好みのデザインや紙を自由に選べる
- 自分のペースで作業できる
- 破れの補修なども自分で行いやすい
初心者でも挑戦できる理由
最近は「シールタイプ」「アイロンタイプ」など、貼るだけで完成する襖紙も登場しています。
糊を使うタイプより扱いやすいため、初めての方にも適しています。
DIYと業者依頼の違い
項目 | DIY | 業者依頼 |
費用 | 約2,000〜4,000円/枚 | 約6,000〜10,000円/枚 |
所要時間 | 約2〜3時間 | 即日〜1日 |
仕上がり | やや個人差あり | プロ品質 |
難易度 | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
作業前に確認すべきこと
- 張替える襖の種類(本襖・戸襖・発泡スチロール襖)
- 使用する襖紙のタイプ
- 張替えスペースの確保(畳や床が汚れないように養生)

襖張替えに必要な道具と材料一覧【初心者向けセット】
基本的な必須道具
- カッター(替え刃含む)
- 定規・スケール
- 刷毛(のりを均一に塗るための道具)
- 雑巾・霧吹き
- 押さえヘラ・スポンジ
初心者向け「道具セット」
ホームセンターやネット通販では、『ふすま張替え道具セット』が販売されています。
のり・刷毛・カッター・ヘラ・襖紙が一式になっており、初めて挑戦する方に最適です。
襖紙の種類と特徴
種類 | 特徴 | 難易度 |
再湿のりタイプ | 水を吹きかけて再接着できる | ★★☆☆☆ |
シールタイプ | 貼るだけで簡単 | ★☆☆☆☆ |
アイロンタイプ | 熱で貼る耐久タイプ | ★★★☆☆ |
あると便利な補助道具
- 霧吹き(のりの乾燥を防ぐために使用)
- タオル(汚れ拭き取り用)
- 養生シート(床保護)
襖張替えの手順を徹底解説|初心者でもできる簡単ステップ

1. 古い襖紙を剥がす
カッターで角を少し剥がし、霧吹きで軽く湿らせ、ゆっくりと剥がしていきます。
下地が破れた場合は補修紙で補強しましょう。
2. 枠と引手を外す
引手はマイナスドライバーで外します。釘が使われている場合は、ペンチで慎重に外します。
枠を外すときは、割れないように角から少しずつ。
3. 襖紙を貼る
のりタイプの場合は刷毛で均一に塗り、中央を合わせ、上から下へゆっくりと貼ります。
空気が入らないようにヘラで中央から外へ押し出します。
4. 余分な紙をカット
完全に乾く前に、定規を当ててカッターで切り落とします。
切り口がギザギザにならないよう、一気に滑らせるようにカットすると、切り口がきれいに仕上がります。
5. 引手・枠を戻す
紙が乾いてから枠と引手を取り付け、仕上げに全体を軽く拭けば完成です。
ふすま紙の選び方と貼り方のコツ【失敗しないポイント】
初心者におすすめは「再湿のりタイプ」
一度貼っても、失敗した部分を水で湿らせて貼り直せるのが魅力。
時間をかけて丁寧に作業できます。
シールタイプ・アイロンタイプの特徴
- シールタイプ:裏面が粘着シートで、賃貸でも使いやすい
- アイロンタイプ:熱で接着し、強度が高い
貼るときのコツ
- 霧吹きで紙を軽く湿らせるとシワが伸びやすい
- 中央→外側へ空気を逃がすようにヘラで押さえる
- 柄合わせは上側を基準に
乾燥時の注意点
直射日光やエアコンの風を避け、自然乾燥させましょう。
急激な乾燥はシワや縮みの原因になります。
DIYでよくある襖張替えの失敗例と対処法
失敗例 | 原因 | 解決策 |
シワが寄る | のりムラ・湿度変化 | 均一に塗り、ゆっくり乾燥 |
浮き・はがれ | 圧着不足 | ヘラでしっかり押さえ、再湿で補修 |
サイズが合わない | 採寸ミス | カットは1〜2mm小さめに |
紙が破れる | 強く引っ張りすぎ | ゆっくり貼り直し可の紙を使用 |
枠が浮く | 乾燥不足 | 1日以上しっかり乾燥させる |
初心者の多くが「シワ」「浮き」で失敗しますが、焦らず落ち着いて修正すれば問題ありません。
DIY張替えにかかる費用相場と業者との比較
項目 | DIY | 業者依頼 |
費用 | 約2,000〜4,000円/枚 | 約6,000〜10,000円/枚 |
道具代 | 3,000〜5,000円(初回のみ) | 不要 |
仕上がり | 個人差あり | 均一でプロ品質 |
メリット | 安い・楽しい・自由度高い | 時間短縮・保証あり |
初心者でも1枚あたり3,000円前後で張替え可能。
道具をそろえてもトータル1万円以内で挑戦できます。
賃貸住宅でDIY張替えを行う際の注意点
- 退去時の原状回復義務があるため、はがせるタイプの襖紙を選びましょう。
- 両面テープやシールタイプを使えば、のり跡が残らず安心です。
- 張替え前に大家さんや管理会社へ確認するのが安心です。
まとめ|初心者でもできる!DIYで襖張替えを楽しもう
襖張替えは「難しそう」に見えても、実は手順を守れば誰でもできます。
まとめポイント
- 用意する道具はホームセンターや100均でも揃う
- シール・再湿のりタイプの紙なら貼り直しも簡単
- 失敗してもやり直せるのがDIYの強み
- 業者より安く、仕上がりも満足度◎
最初の1枚は練習感覚でOK。
ぜひ、この記事を参考に自分の手で和室をきれいにリフレッシュしてみてください。
