「自分に合う日焼け止めが知りたいけど、種類が多すぎて選べない」「今年こそ絶対に焼けない一本を見つけたいけれど、結局どれがいいの?」
毎年、多くの新作が登場する日焼け止め。プチプラや敏感肌向け、顔にも使えるものからメンズ用まで選択肢は豊富ですが、本当に自分に合うものを見つけるのは難しいですよね。
この記事では、そんな日焼け止め選びのお悩みを解決するため、2025年の最新情報に基づき、人気のおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。
化粧下地として使えるものや、石鹸で落ちる手軽なタイプまで、あなたのライフスタイルにぴったりのアイテムがきっと見つかるはずです。
なお、この記事で紹介する「日焼け止め」とは、紫外線防止を主な目的とし、クリーム・ジェル・スプレーといった形状で肌に直接塗布または噴霧する化粧品を対象としています。
明確な基準で商品を厳選しているので、ぜひあなたの理想の日焼け止め選びの参考にしてください。
- 利用シーンや肌質に合った日焼け止めの選び方
- 人気のおすすめ日焼け止め12商品の特徴と比較
- 日焼け止めの効果を最大限に引き出す正しい使い方
- 使用期限や塗り直しなど日焼け止めに関するよくある疑問
日焼け止めのおすすめの選び方は?
ここでは、日焼け止めのおすすめの選び方について解説していきます。
利用シーンに合わせたSPF/PA値で選ぶ

日焼け止めは、利用シーンに合わせてSPFとPAの値を使い分けることが重要です。
なぜなら、SPF値は肌を赤くしシミの原因となるUV-Bを、PA値はシワやたるみの原因となるUV-Aを防ぐ指標ですが、数値が高いほど肌への負担も大きくなる傾向があるためです。
例えば、日常生活や通勤・通学といった短時間の外出であればSPF10〜30、PA+〜+++程度で十分な効果が期待できます。
一方で、炎天下でのレジャーやマリンスポーツなど、長時間強い紫外線を浴びる環境では、SPF50+/PA++++といった国内最高値のものを選ぶと良いでしょう。
このように、常に最も高い数値のものを選ぶのではなく、その日の活動内容に応じて適切な強さの日焼け止めを選ぶことが、肌への負担を抑えつつ効果的に紫外線を防ぐ賢い方法です。
好みの使用感や剤形(タイプ)で選ぶ

毎日快適に使い続けるために、ご自身の好みの使用感や剤形(タイプ)で選ぶことが非常に大切です。
日焼け止めは、効果を発揮するために適切な量をムラなく塗ることが不可欠です。
けれど、ベタつきや白浮き、特有の匂いなどが気になると使用量が減ってしまったり、塗り直しが億劫になったりする原因になります。
具体的には、しっとりとした保湿感を求めるならクリームタイプ、みずみずしく軽い着け心地を好むならジェルやミルクタイプがおすすめです。
また、髪や背中など塗りにくい場所にはスプレータイプ、外出先で手を汚さずに塗り直したい場合はスティックタイプが便利です。
自分の好みや使いたい部位に合わせて最適なテクスチャーや形状を選ぶことで、日焼け止めを塗る習慣が身につき、紫外線対策を無理なく継続できます。
肌質や目的に合わせた付加機能で選ぶ

ご自身の肌質や使用目的に合った付加機能を持つ日焼け止めを選ぶことで、より快適で効果的な紫外線対策ができます。
なぜなら、近年の日焼け止めは単に紫外線を防ぐだけでなく、様々な特徴を併せ持っているからです。
自分の肌悩みやライフスタイルに合うものを選ぶことで、スキンケアやメイクの一環として満足度高く使うことができます。
例えば、肌がデリケートな方は、紫外線吸収剤不使用の「ノンケミカル処方」や、アルコールフリー・無香料といった低刺激設計のものが安心です。
また、手軽さを重視するなら専用クレンジングが不要な「石鹸で落ちる」タイプ、メイク時間を短縮したいなら肌を明るく見せる「トーンアップ効果」を兼ね備えたものが化粧下地としても使え便利です。
ぜひ紫外線防御効果だけでなく、こうした付加機能にも注目し、自分にぴったりの一本を見つけてみてください。
日焼け止めのおすすめ12選
今回のランキングは、以下の 5 項目を総合評価し、点数化して順位付けしました。かっこ内は配点割合です。
紫外線防御力(35%):公称 SPF/PA 値・UV耐水性表示(★★ など)、独自ブロック膜技術の有無を重視。
使用感・仕上がり(25%):伸び・軽さ・白浮き・ベタつき・香りを実使用レビューで比較。
肌へのやさしさ・スキンケア効果(20%):敏感肌向け処方・保湿・美容成分・石けんオフ可否などをチェック。
耐久性(10%):ウォータープルーフ/擦れ耐性・レジャー耐久試験の有無を評価。
コストパフォーマンス & 口コミ(10%):容量あたり価格・Amazon★評価・@cosmeクチコミを参考。
それではいよいよ、おすすめの日焼け止めを12選ご紹介していきます。どんな日焼け止めがあるか、気になるときはぜひチェックしてみてください。
注目の日焼け止め!NALCパーフェクトウォータープルーフ

汗や水で絶対に焼きたくないあなたへ。
NALCの日焼け止めは、SPF50+ PA++++の国内最高値を誇り、独自の「三相乳化法」技術で落ちにくさを追求した強力なウォータープルーフタイプです。
海やスポーツなどの過酷なシーンでも、肌に密着して徹底的に紫外線をブロック。それでいて、専用クレンジングが不要で石鹸で簡単にオフできる手軽さも兼ね備えています。
白浮きしにくく、美容成分配合で肌にも優しい快適な使用感で、男女問わず真夏のレジャーの必需品です。
12.花王 キュレルUVエッセンス
UVカット力 | SPF30/PA+++(日常使い向け) |
使用感 | みずみずしいウォーターベースで白浮きしにくい |
肌へのやさしさ | セラミド機能成分配合、赤ちゃんも使用可 |
キュレル UVカットエッセンスの特徴
乾燥性敏感肌ラインで定評のキュレルが手がけた低刺激UV。紫外線吸収剤はカプセル化され、肌への直接接触を抑制。消炎剤配合で紫外線による微炎症もケアします。SPF30と穏やかながらPA+++を確保し、日常生活のUVAもしっかり防御。保湿成分セラミド機能成分・ユーカリエキスで日中の乾燥を防ぎ、夕方までつっぱり感ゼロ。石けんでオフできる処方のため、クレンジング剤を避けたい敏感肌や子どもにも◎。ウォーターベースで伸びがよく、白浮き・きしみがほぼない点も高評価。ただしリゾートや炎天下レジャーではSPFが物足りないため12位。
- 毎日の通勤・買い物レベルで使える低刺激UVを探している
- 石けんオフで肌負担を最小限にしたい
- 乳幼児と共用できるファミリーユース重視の方
11.無印良品 UVジェルSPF50+
UVカット力 | SPF50+/PA++++ |
使用感 | ジェル状でさらっと軽い、水感テクスチャ |
肌へのやさしさ | アルコール・香料フリー、低刺激設計 |
日焼け止めジェルの特徴
コスパを重視するなら外せない150mL大容量の無印UVジェル。SPF50+/PA++++と最高クラスの防御力を持ちつつ、テクスチャはジェルでみずみずしく、塗布後すぐに肌になじんで白浮きなし。無香料・無着色・弱酸性で、アルコールも不使用のため刺激感が少なく、顔・からだ兼用で家族みんなで惜しまず使えます。ウォータープルーフで汗や水に強く、アウトドアにも対応。しかも石けんでオフ可能。チューブではなくボトルタイプのため携帯性に欠ける点、ジェルが少し出しづらい点がネックとなり11位にランクイン。
- たっぷり使えて経済的な日焼け止めを探している
- シンプル処方で家族共用したい
- ベタつきのないジェルタイプが好みの方
10.伊勢半 マミーUVアクア
UVカット力 | SPF50+/PA++++ |
使用感 | 90%食品成分由来でしっとり、白残りわずか |
肌へのやさしさ | 無着色・無香料・無鉱物油、アレルギーテスト済み |
マミー UVアクアミルクの特徴
“もし食べても安全な成分で”をコンセプトに、食品由来成分90%配合のキッズ向けUV。耐水★表示ながらSPF50+/PA++++とハイスペックで、公園やプール遊びでも安心。クリームとミルクの中間のような柔らかテクスチャでムラなく伸び、白浮きは最小限。植物性セラミドやホホバ油配合で乾燥しがちな子どもの肌も一日しっとり。石けんで簡単に落とせるためお風呂タイムも楽。香料・着色料・防腐剤不使用。50gと容量は少なめ、ポンプがないため大量使用だとややコスパ劣る点で10位。
- 敏感肌の子ども用高スペックUVを探している
- 食品由来・無添加処方を重視するママパパ
- 石けんオフでお風呂を時短したい方
9.資生堂 イハダUVミルク
UVカット力 | SPF50+/PA++++ |
使用感 | さらっと軽い乳液状、石けんオフ |
肌へのやさしさ | 敏感肌用低刺激&抗炎症有効成分配合 |
イハダ UVミルクの特徴
大気汚染や花粉など外的刺激で肌あれしやすい現代人向けに作られた敏感肌特化UV。紫外線吸収剤をカプセル化した「微細拡散UVシールド」が直接接触を防ぎつつ、SPF50+/PA++++で強力ブロック。薬用有効成分トラネキサム酸が炎症を抑えながらシミ発生連鎖をブロックする美白ケアも同時にこなします。乳液ベースで伸びが非常に良く、乾燥肌でもつっぱり感ゼロ。無香料・防腐剤フリー・ノンコメドでニキビ肌OK。撥水性能は高くないので真夏の海ではこまめな塗り直し推奨のため9位。
- 赤み・ゆらぎがちな敏感肌で高SPFが欲しい
- 美白ケアも同時にしたい
- ミルクタイプで軽い塗り心地を重視する方
8.コーセー サンカットUVスプレー
UVカット力 | SPF50+/PA++++ |
使用感 | 微細ミストで手を汚さず塗布、速乾サラサラ |
肌へのやさしさ | 無着色・パラベンフリー、せっけんオフ |
サンカット UVスプレーの特徴
背中・髪・頭皮・足の甲など手の届きにくい部位を360°ムラなくカバーできるスプレータイプ。ストッパー付きでバッグ内噴射も防ぎ、逆さでも使用OK。スーパーウォータープルーフ処方で汗・皮脂に強いのに石けんで簡単オフ。ハトムギエキス・ヒアルロン酸など美容保湿成分を配合し、スプレーにありがちな乾燥感を軽減。無着色・パラベンフリーで敏感肌でも使いやすい。噴霧ゆえ1本の消費が早くコスパが落ちる、屋外での使用は周囲へのミスト拡散に注意が必要なため8位。
- 髪・頭皮や背中に手軽にUVをかけたい
- 日中の塗り直しをサッと済ませたい
- ベタつきゼロの速乾仕上げを求める方
7.花王 ニベアUVジェル
UVカット力 | SPF50+/PA++++・UV耐水★★ |
使用感 | ジェル→水状に変化、ベタつき最小 |
肌へのやさしさ | ヒアルロン酸・コラーゲン配合、石けんオフ |
ニベアUVジェルの特徴
ニベアのスキンケア技術を活かした“予防美容UV”。紫外線吸収剤を内包した“3DUV膜”が汗・皮脂に強く、スーパーウォータープルーフ(80分耐水)にもかかわらず石けんで落とせる手軽さが魅力。ジェルが肌で水状に変わる「アクアブースター」処方で塗り広げやすく、白浮き・きしみなし。さらにヒアルロン酸・コラーゲン・スーパーヒアルロン酸配合で乾燥を防止。香りはフルーティフローラルで好みが分かれる点、アルコール感が強めなので極度の敏感肌にはやや刺激になる可能性があり7位。
- 強力UVと軽い付け心地を両立したい
- 汗をかく屋外レジャーでも石けんオフしたい
- 保湿も同時に叶えたい方
6.カネボウ アリィーUVジェル
UVカット力 | SPF50+/PA++++・フリクションプルーフ |
使用感 | モイスチャージェルで高密着、白浮きほぼゼロ |
肌へのやさしさ | ビタミンC誘導体・ヒアルロン酸配合 |
アリィー ジェルUVの特徴
「塗るフィルム」とも言われる極薄密着膜技術で、汗・水はもちろん摩擦にも強いフリクションプルーフを実現。塗布後は肌にピタッと密着し、タオルでこすってもUV膜がヨレにくい。モイスチャー成分配合で潤いキープ、ツヤ系の素肌仕上げ。香りは上品なグリーンティ&シトラス。海にも配慮したビーチフレンドリー処方で特定の紫外線吸収剤不使用。ジェル特有の高密着ゆえ若干クレンジングを要する点、容量がミニサイズでコスパが平均的なため6位。
- 擦れ・マスク蒸れでもヨレにくいUVを探している
- ツヤ感のある仕上がりが好み
- ビーチにも持参できる環境配慮処方が欲しい
5.ロート スキンアクアトーンアップUVエッセンス
UVカット力 | SPF50+/PA++++ |
使用感 | ラベンダーカラーで光補正、サラさら |
肌へのやさしさ | ヒアルロン酸Na・ビタミンC誘導体配合 |
トーンアップUVエッセンスの特徴
ブルー×ピンクのラベンダーパールが肌の黄ぐすみを補正し、素肌を1トーン透明感アップ(メイクアップ効果)。光拡散微粒子が毛穴や色むらをソフトフォーカスし、素肌感を損なわず自然に明るい印象へ。高耐水★★で汗にも強く、SPF50+/PA++++で夏のレジャーもOK。みずみずしいエッセンス質感でベタつかず、石けんオフ可能。サボンの香りは好みが分かれるのと、上にファンデを重ねる場合はパール感がやや強いため5位に。
- すっぴんでも肌を明るく見せたい
- 白浮きせずトーンアップしたい
- コスパ良好な高性能UVを探している方
4.花王 ビオレUVエッセンス
UVカット力 | SPF50+/PA++++・スーパーウォータープルーフ |
使用感 | 水感エッセンスで瞬時になじむ |
肌へのやさしさ | ヒアルロン酸・ローヤルゼリーエキス配合、無着色 |
アクアリッチエッセンスの特徴
“まるで化粧水”と評される超軽量エッセンスが特徴。独自「ミクロディフェンス処方」でUVブロック膜を均一形成し、塗りムラを徹底防止。肌に伸ばすと水のように変化し、重ね塗りでも厚ぼったさ皆無。スーパーウォータープルーフだが石けんオフ可で毎日使いしやすい点も秀逸。ヒアルロン酸とローヤルゼリーエキスでうるおい持続。香りはシトラスグリーン。球体シリカ配合で若干きしみを感じる人もいること、アルコール配合量が多いので超敏感肌には向かないため4位どまり。
- 水のような軽い感覚を重視する
- 塗り直しでも重ね感ゼロが良い
- コスパ重視で毎日たっぷり使いたい方
3.ラロッシュポゼ XLフリュイド
UVカット力 | SPF50+/PA++++・ロングUVA防御 |
使用感 | ウォーターフルイドでサラサラ、白浮きなし |
肌へのやさしさ | 敏感肌試験済、ターマルウォーター配合 |
アンテリオスXLの特徴
皮膚科推奨ブランドの実力派。メキゾリルSX/XL+UVナイアシン配合で、PA++++表示だけでは測れないロングUVAも広域カット。フリュイド(乳液)状で振ってから塗布するタイプ。さらっとしたセミマット仕上げで白浮きゼロ、化粧下地としても優秀。ターマルウォーター(整肌温泉水)を30%以上含み、外出先で乾燥しがちな肌を鎮静。香料は入るものの低刺激テスト済みで、アクネ・アトピー肌使用者の口コミも高評価。価格は高め、耐水性能はそこそこなので3位。
- 皮膚科推奨の安心感を重視
- 敏感肌でもさらっと仕上げたい
- メイク下地兼用で崩れにくいUVが欲しい方
2.ALBION スーパーUVデイクリーム
UVカット力 | SPF50+/PA+++++高密着クリーム膜 |
使用感 | こっくり濃厚だが伸び良好、ツヤリッチ |
肌へのやさしさ | アミノ酸コート&美容液成分66% |
スーパーUVデイクリームの特徴
“塗る美容クリームがそのまま最高峰UV”を体現したハイエンド品。66%以上が美容液成分で構成され、保湿・ハリ・ブライトニングケアを一挙に実現。さらに独自「マイクロヴェール技術」で紫外線だけでなく大気汚染・ブルーライトもブロック。こっくりしたバーム寄りのクリームながら体温でとろけてなめらかに広がり、ツヤツヤのハイライト肌へ。汗・皮脂・擦れに強く、真夏のアウトドアでも崩れにくい。高価格とややリッチな香りが万人向けではないものの、エイジングケア×高耐久UVとしてトップクラスの完成度で2位。
- エイジングケアとUVを一本で済ませたい
- ハイブランドの贅沢な使用感を求める
- ブルーライトや都市汚染まで総合ブロックしたい方
1.資生堂 アネッサUVミルク
UVカット力 | SPF50+/PA++++・スーパーウォータープルーフ★3 |
使用感 | ミルクが素早くサラサラ、檸檬シトラスの香り |
肌へのやさしさ | 50%スキンケア成分、スーパーヒアルロン酸配合 |
アネッサUVミルクの特徴
“絶対焼かない”代名詞として20年以上君臨する王者。資生堂独自「アクアブースターEX」技術により汗・水に触れるほどUV膜が強化、海・プールでも最大80分の耐水性を実証。さらに「オートリペア技術」で摩擦ダメージを自己修復し、マスク擦れでもヨレない耐久性を確保。50%が美容成分で、スーパーヒアルロン酸・グリセリン・コラーゲンGLが日中も潤いをキープ。ミルクが肌温で瞬時にサラサラへ変化し、白浮きゼロで化粧下地としても秀逸。環境配慮型フォーミュラでサンゴに影響を与える紫外線吸収剤も排除。強力・快適・スキンケアの3拍子が揃い堂々の1位に。
- スポーツ・海・アウトドアで絶対焼きたくない
- ベタつかない高耐久ミルクを求める
- 美容液レベルの保湿ケアも同時に取りたい方
日焼け止めのおすすめの使い方は?

スキンケアの最後に出かける前のタイミングで塗る
日焼け止めを塗る最適なタイミングは、朝のスキンケアをすべて終えた後です。
化粧水や乳液、クリームなどで肌を十分に保湿し、整えた後に使用することで、日焼け止めが肌の上で均一に伸びやすくなり、肌への直接的な負担も軽減できます。
メイクをする場合は、日焼け止めを塗ってから化粧下地やファンデーションに進むのが基本的な順番です。
また、製品が肌にしっかりと定着し、紫外線防御効果を発揮するまでには少し時間がかかります。
そのため、外出する直前ではなく、少なくとも15分から30分前には塗り終えておくことが推奨されます。
十分な量を肌にムラなく均一に伸ばす
日焼け止めは使用量が少ないと、製品に表示されているSPFやPAの値を十分に発揮できません。効果を最大限に得るためには、適切な量を守ることが非常に重要です。
顔に使用する場合、液状のタイプであれば500円玉大、クリームタイプであればパール粒2個分が目安とされています。
この量を一度に塗るのではなく、まず半量を顔全体に広げ、残りの半量を重ね付けすると、塗りムラを防ぐことができます。
塗る際は、両頬、額、鼻、あごの5点に置いてから、顔の中心から外側に向かって優しく丁寧に伸ばしていきましょう。
塗り忘れやすい部位にも意識して塗る
顔に日焼け止めを塗る際、髪の生え際やフェイスライン、小鼻のわき、そして耳や耳の後ろは特に塗り忘れが多い部分なので注意が必要です。
また、首の後ろやデコルテ、襟足も年齢が出やすい部分でありながら忘れがちなので、意識して塗ることが大切です。
体では、手の甲やひじ、ひざ、足の甲なども紫外線に晒されやすいため、忘れずに塗りましょう。
衣類で隠れていると思いがちな肩のストラップ部分なども、ズレによって紫外線に当たる可能性があるため、全身にまんべんなく塗布する習慣をつけましょう。
汗や摩擦を考慮しこまめに塗り直す
日焼け止めは、汗や水で流れたり、タオルや衣服、マスクなどとの摩擦で落ちてしまったりするため、一度塗っただけで一日中効果が持続するわけではありません。
紫外線防御効果を維持するためには、こまめな塗り直しが不可欠です。一般的には、2時間から3時間おきに塗り直すのが理想的とされています。
特に、汗をたくさんかいた後や、海やプールで泳いだ後、タオルで肌を強く拭いた後などは、その都度塗り直すように心がけてください。
塗り直しが難しい環境では、スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めを補助的に活用するのも良い方法です。
一日の終わりには丁寧に洗い流す
日焼け止め成分が肌に残っていると、毛穴詰まりや肌荒れの原因となることがあります。そのため、一日の終わりには必ずきれいに洗い流すことが重要です。
製品によって落とし方は異なり、石鹸や普段お使いの洗顔料、ボディソープで落とせるタイプもあります。
一方で、耐水性の高いウォータープルーフタイプの日焼け止めは、専用のクレンジング剤やメイク落としでないと落ちにくい場合があります。
製品のパッケージに記載されている落とし方をよく確認し、それに従って丁寧に洗浄しましょう。
洗い流した後は、肌が乾燥しないように化粧水や乳液でしっかりと保湿ケアを行うことも忘れないでください。
日焼け止めのよくあるQ&A
- QSPFとPAの違いは何ですか?
- A
SPFとPAは、防御できる紫外線の種類が異なります。
SPF (Sun Protection Factor) は、肌に赤みや炎症を起こさせ、シミやそばかすの原因となる紫外線B波(UV-B)を防ぐ効果を示す指標です。1〜50+までの数値で表され、数字が大きいほど防御効果が高くなります。
一方、PA (Protection Grade of UVA) は、肌の奥深くまで到達し、シワやたるみの原因となる紫外線A波(UV-A)を防ぐ効果を示す指標です。「+」〜「++++」の4段階で表され、「+」の数が多いほど防御効果が高くなります。
- Q去年開封した日焼け止めは、今年も使えますか?
- A
一度開封した日焼け止めは、そのシーズン中に使い切ることをお勧めします。開封した製品は、空気に触れることによる酸化や、雑菌の繁殖などによって品質が劣化している可能性があります。劣化したものを使用すると、表示されている紫外線防御効果が十分に得られないだけでなく、肌トラブルの原因になることもあります。未開封の場合でも、高温多湿や直射日光を避けた適切な環境で保管し、製造から3年以内を目安に使い切るようにしましょう。
- Q曇りや雨の日、冬でも日焼け止めは必要ですか?
- A
はい、必要です。曇りの日でも、晴れの日の60%〜80%程度の紫外線B波(UV-B)が地上に届いています。さらに、シワやたるみの原因となる紫外線A波(UV-A)は、雲を透過しやすいため、天候に関わらず肌に影響を与えます。また、紫外線は一年中降り注いでおり、冬でも夏の半分程度の量があるとされています。雪の日は反射によって紫外線量が増えることもあるため、季節や天候にかかわらず、年間を通した紫外線対策を心がけることが大切です。
- Q室内や車の中にいても、日焼け止めは塗るべきですか?
- A
窓の近くで過ごす時間が長い場合は、塗ることをお勧めします。一般的な窓ガラスは、シミの原因となる紫外線B波(UV-B)の多くをカットしますが、シワやたるみの原因となる紫外線A波(UV-A)は、ガラスを通り抜けて室内や車内にまで到達します。この「生活紫外線」とも呼ばれるUV-Aは、気づかないうちに肌の奥にダメージを蓄積させる可能性があります。そのため、屋内で過ごす日でも、窓際で長時間作業する場合などは日焼け止めを塗っておくと安心です。
- Q日焼け止めと化粧下地は、どちらを先に塗れば良いですか?
- A
日焼け止めを先に塗るのが正しい順番です。朝のスキンケア(化粧水、乳液など)で肌を整えた後、まず日焼け止めを肌に直接塗ります。その後に、化粧下地、ファンデーションの順でメイクを進めてください。日焼け止めをスキンケアの最後、メイクの最初に塗ることで、肌にしっかりと密着し、紫外線防御効果を最大限に発揮させることができます。最近では、日焼け止めと化粧下地の機能を兼ね備えた製品も多くあり、それらを使えば時短にもなります。
まとめ
今回は、おすすめの日焼け止め12選をランキングでご紹介するとともに、失敗しない選び方や正しい使い方を解説しました。
大切なのは、SPF/PA値の高さだけで選ぶのではなく、使用感や肌質、ライフスタイルを考慮して、自分にぴったりの一本を見つけることです。
プチプラでも優秀なもの、敏感肌に優しいもの、化粧下地として使えるものなど、選択肢は豊富にあります。
この記事を参考に、あなただけのベストな日焼け止めを見つけ、正しい使い方で一年中紫外線から肌をしっかり守りましょう。
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