「髪が驚くほどツヤツヤになる」と話題のヘアアイロン、KINUJO(キヌージョ)。
気になって調べてみると「絹女」というモデルと「KINUJO Pro」というモデルがあることに気づきます。
そして、多くの方がこう思うのではないでしょうか?「この2つ、一体何が違うの?」と。
価格もデザインも似ているようで、少し違う。どちらも高品質なのは間違いないけれど、自分にとってはどちらが正解なのか、迷ってしまいますよね。
実はその選択、単なる性能の優劣ではなく、あなたの髪質やスタイリングの目的によって答えが変わってくるのです。
この記事では、プロの視点から「キヌージョ」と「キヌージョプロ」のあらゆる違いを徹底的に解明します。
スペックの数字だけではわからない使い心地や仕上がりの差、髪質や目的別の選び方、さらには後悔しないための購入場所や注意点まで、あなたの全ての疑問に答えます。
この記事を読み終える頃には、まるで専属の美容師に相談したかのように自信を持って「自分にはこっちだ」と断言できるようになっているはずです。
最高のヘアアイロンで、毎日のスタイリングを楽しみましょう。
- キヌージョとプロのスペック・価格の明確な違い
- あなたの髪質やヘアスタイルに合う最適なモデル診断
- 実際に使った美容師や利用者のリアルな口コミと本音
- 失敗しないための偽物の見分け方と購入時の注意点
【徹底比較】キヌージョとキヌージョプロの違いは?
まずは、両者の違いを様々な角度から比較し、基本的な性能や特性を明らかにしていきましょう。「何が違うのか」を正確に理解することが、最適なモデル選びの第一歩です。
結論!あなたに合うのはどっち?比較表
多くの方が最初に知りたいのは「結局、私にはどちらが合っているの?」という結論のはずです。
そこで、まず最初に両者の特徴と、それぞれがどんな人におすすめなのかが一目でわかる比較表をご覧ください。
「どちらが優れているか」ではなく、「どちらが自分の目的に合っているか」という視点でご覧いただくことが、失敗しないヘアアイロン選びの最も重要なポイントになります。
比較項目 | KINUJO(絹女) LM-125 | KINUJO Pro (KP001) |
こんな人におすすめ | ・髪が長く、量が多い人 ・素早くストレートにしたい人 ・シンプルな操作性を求める人 |
・ショート、ボブ、メンズの方 ・前髪や顔周りを繊細に作りたい人 ・カールやウェーブも楽しみたい人 |
コンセプト | 効率性とシンプルさ | 精密性と多様性 |
価格(税込) | 24,200円 | 28,000円 |
プレート幅 | 広い (28mm) | 狭い (24mm) |
本体重量 | 重め (約390g) | 軽い (約235g) |
設定温度 | 130℃~220℃ (10段階) | 50℃~220℃ (18段階) |
温度記憶機能 | あり | なし |
購入場所 | 家電量販店、公式ECサイトなど | 認定サロン、公式Proストアなど |
このように、無印の絹女は「効率性」を重視し、一度に多くの髪を、素早くストレートにすることに特化しています。
一方、キヌージョプロは「精密性」を追求し、軽くて小回りが利くため、ショートヘアの根元や顔周りの繊細なスタイリング、さらにはカールアレンジまでこなせる多様性が魅力です。
この明確なコンセプトの違いが、スペックや使い心地の差に繋がっています。この表はあくまで概要ですが、後続のセクションで各項目の詳細な意味合いを深掘りしていくのでご安心ください。
- 【補足情報】基本的なストレート性能、つまり髪を美しく伸ばすという点においては、どちらも最高品質の「シルクプレートR」を搭載しています。そのため、プロの美容師が使えば仕上がりにほとんど差は出ない、という意見もあるほどです。
【スペック比較】キヌージョとプロの7つの違い
それでは、先ほどの比較表の内容をさらに詳しく、具体的なスペックの数値を見ながら比較していきましょう。
それぞれの仕様が、実際の使い勝手や仕上がりにどう影響するのかを具体的に解説します。この「なぜそうなっているのか」という設計思想を理解すると、より納得感のある選択ができます。
まずは詳細なスペック表をご覧ください。
スペック | KINUJO Pro (KP001) | KINUJO (LM-125) |
モデル名 | KINUJO PRO STRAIGHT KP001 | 絹女~KINUJO~ LM-125 |
価格(税込) | 28,000円 | 24,200円 |
プレート寸法 | 24(W) × 90(H) mm | 28(W) × 100(H) mm |
本体寸法 | 約261×39×30 mm | 約288×62×38.5 mm |
本体重量 | 約235g (本体のみ) | 約390g (本体のみ) |
設定温度 | 50℃~220℃ (10℃ごと/18段階) | 130℃~220℃ (10℃ごと/10段階) |
温度上昇速度 | 約20秒で180℃到達 | 約30~40秒で到達 |
コード長 | 3m | 2.5m |
温度記憶機能 | なし | あり |
自動電源OFF | 60分後 | 60分後 |
耐久性 | サロンでのハードな使用を想定 | 家庭用として十分な設計 |
カラー | マットブラック | パールホワイト(ブラックもあり) |
違い①:プレートの幅と本体重量
最も大きな違いが、この「プレート幅」と「重量」です。これは「軽さと精密操作のプロ」対「重さと時短の無印」という、両モデルのコンセプトを象徴するトレードオフの関係にあります。
- キヌージョプロ (24mm / 235g): プレートが狭く、本体が軽いため、ショートヘアの根元や前髪といった細かい部分の操作性が抜群です。長時間の使用でも腕が疲れにくいメリットがあります。
- 絹女 (28mm / 390g): プレートが広いため、一度にたくさんの髪を挟めます。これにより、髪の量が多い方やロングヘアの方が、全体を素早くストレートにするのに適しています。
違い②:設定温度の範囲
設定できる温度の範囲にも明確な差があります。
- キヌージョプロ (50℃~220℃): 50℃という低温から設定できるのが最大の特徴。これは、ダメージが気になる髪を優しくスタイリングしたり、後述するトリートメントの浸透促進に使ったりと、プロならではの多彩な用途を想定しています。
- 絹女 (130℃~220℃): 一般的なスタイリングに十分な温度帯をカバーしています。日常使いで低温域を使わない方にとっては、必要十分な機能と言えるでしょう。
違い③:温度記憶機能の有無
意外に思うかもしれませんが、プロ仕様のモデルには温度記憶機能がありません。
- キヌージョプロ (なし): 電源を入れるたびに毎回温度を設定する必要があります。これは「欠陥」ではなく、お客様一人ひとりの髪質に合わせて最適な温度で施術するプロの美容師のワークフローを想定した「仕様」です。毎回設定を確認することで、誤った高温での使用を防ぐという安全上の意図もあります。
- 絹女 (あり): 前回使用した温度を記憶してくれるため、毎日同じ温度で使う方にとっては非常に便利です。スイッチを入れてすぐにスタイリングを開始できます。
違い④:温度上昇スピード
忙しい朝には嬉しい温度上昇スピードも、プロモデルに軍配が上がります。
- キヌージョプロ: 180℃まで約20秒という驚異的な速さで到達します。使いたい時にすぐに使えるストレスフリーな設計です。
- 絹女: 約30~40秒で到達。こちらも十分に高速ですが、比較するとプロモデルの速さが際立ちます。
違い⑤:コードの長さ
コードの長さは、使用環境によってメリットにもデメリットにもなります。
- キヌージョプロ (3m): 美容室でお客様の周りを移動しながら施術するのに便利なプロ仕様の長さです。しかし、家庭の洗面所などで使うには長すぎて邪魔に感じるという口コミが非常に多い点には注意が必要です。
- 絹女 (2.5m): 家庭で使うには十分かつ、取り回しやすい絶妙な長さです。
違い⑥:耐久性
キヌージョプロは、その名の通りプロの現場でのハードな使用を想定して設計されています。毎日何人ものお客様に使用されることを前提とした、高い耐久性を備えています。
もちろん、無印の絹女も家庭用として十分な耐久性を持っており、すぐに壊れるようなことはありませんのでご安心ください。
違い⑦:価格と購入場所
価格は約3,800円の差があります。そして、購入できる場所が大きく異なる点は非常に重要です。
- キヌージョプロ: 美容室専売品であり、認定されたサロンや一部の公式Proストアでしか購入できません。
- 絹女: 全国の家電量販店や公式オンラインストア、Amazonや楽天市場などの大手ECサイトで広く販売されており、手軽に購入できます。
仕上がりと使い心地のリアルな違いは?
スペックの数字だけでは伝わらない、実際の「仕上がり」や「使い心地」にはどのような違いがあるのでしょうか。プロの美容師と一般ユーザーのレビューを総合して、リアルな声をお届けします。
まず大前提として、前述の通り両モデルとも独自技術「シルクプレートR」を搭載しているため、基本的なストレートの「ツヤ感」や「しっとり感」は、どちらも非常に高いレベルにある、というのが多くの共通意見です。
KINUJO Proの使い心地:軽さと操作性、カールの作りやすさ
プロモデルのレビューで最も多く見られるのが「軽くてコンパクト」「指先の感覚で繊細に操作できる」といった、操作性の高さへの評価です。
特に、本体が細く丸みを帯びているため、ストレートアイロンでありながらカールや外ハネ、波ウェーブなどが非常に作りやすいという声が多数を占めます。
また、プレート部分に搭載されたクッション機能が優秀で、髪を挟んだ際の圧力を均一に分散させてくれます。これにより、不器用な方でも手ブレを気にせず、髪に優しいスタイリングが可能です。
絹女(無印)の使い心地:効率性とパワー、時短のメリット
無印モデルの最大の魅力は、やはりプレート幅の広さからくる「効率性」です。
多毛の方やロングヘアの方が、何度もアイロンを通すことなく一気に広範囲を伸ばせるため、「スタイリング時間が大幅に短縮された」という喜びの声が多く聞かれます。
一方で、本体がプロモデルに比べて大きく重いため、細かい作業やカール作りにはあまり向いていない、という意見もあります。
あくまで「ストレートヘアを効率よく作る」ことに特化したモデルと言えるでしょう。
- 【レビューの矛盾点?】「ロングヘアにはどちらが良いか」という点については、実は意見が分かれます。「軽いプロの方が長時間の使用でも腕が疲れなくて良い」という意見と、「幅広の無印の方が少ない回数で済むから時短できて良い」という両方の意見が存在するのです。
この一見矛盾するレビューは、ユーザーが何を最も重視しているかの違いから生まれます。
もしあなたが「とにかくスタイリング時間を1秒でも短くしたい」と考えるなら無印の絹女が「時間はかかってもいいから、腕の疲れにくさやスタイルの多様性を重視したい」と考えるならキヌージョプロが、それぞれ最適な選択となるでしょう。
あなたのスタイリングにおける一番の悩みやストレスは何ですか?と自問自答してみることが、答えを見つける近道です。
キヌージョが支持される理由「シルクプレートR」
さて、ここまで両モデルの違いを中心に解説してきましたが、そもそもなぜKINUJOはこれほどまでに支持されているのでしょうか。
その秘密は、キヌージョとキヌージョプロ、両モデルに共通して搭載されている核となる技術、独自開発の「シルクプレートR」にあります。
このプレートこそが、他のヘアアイロンと一線を画す「髪が傷みにくい」「使うほどにツヤが出る」といった圧倒的な評価の根源なのです。
ダメージの原因「水蒸気爆発」を抑制
シルクプレートRの最大の特徴は、高温でも「水蒸気爆発」を起こしにくいという点にあります。
水蒸気爆発とは、濡れた髪に高温のプレートを当てた際に「ジューッ!」という音と共に水分が蒸発し、髪の表面を覆うキューティクルを傷つけてしまう現象のことです。
皆さんも、ヘアアイロンを使った時にこの音を聞いた経験があるのではないでしょうか?実は、あの音が髪がダメージを受けているサインなのです。
しかし、KINUJOの公式サイトによると、シルクプレートRは200℃の高温状態でもこの水蒸気爆発を抑制し、髪の水分を急激に奪うことなく保持する高い保湿力を持つとされています。(参照:KINUJO公式サイト)
この技術により、髪内部の潤いを守りながらスタイリングできるため「パサつかずにしっとり仕上がる」「毎日使ってもダメージが気にならない」といった感動の声に繋がっているわけです。
さらに、プレートの素材には摩擦係数が非常に低いテフロン系の特殊素材が採用されており、髪がプレート上を滑る際の物理的な摩擦ダメージも最小限に抑える工夫がなされています。
- 【注意点】「髪が傷まない」という表現は、あくまで「他のアイロンに比べて傷みにくい」という意味です。ヘアアイロンである以上、全くダメージがないわけではないことは理解しておきましょう。しかし、多くの利用者が「むしろ髪質が良くなったように感じる」と評価しているのも事実です。
【目的別】キヌージョとプロ、あなたに合うのはこっち!
両者の違いと共通の魅力がわかったところで、いよいよ本題です。
ここからは、あなたの髪の長さや髪質、そしてどんなスタイルを目指したいかという具体的なシナリオに落とし込み、「あなたに最適なのはどちらか」を診断していきます。
【髪の長さ・髪質別】おすすめモデル診断
ご自身の髪の長さに合わせて、最適なモデルを見つけていきましょう。
ショートヘア・ボブ・メンズの方
これは満場一致で「KINUJO Pro」を強く推奨します。
無印の絹女では本体が大きすぎて、襟足やもみあげといった短い毛を挟むのが難しく、火傷のリスクも高まります。
一方、プロモデルはコンパクトで小回りが利くため、短い髪の根元をしっかり立ち上げたり、毛先に繊細な動きをつけたりといったスタイリングを、安全かつ意のままに行うことができます。
ミディアム~ロングヘアの方
ミディアムからロングヘアの方は、髪の「量」と「求めるスタイル」で判断するのがおすすめです。
- 毛量が少なめ~普通の人 → 「KINUJO Pro」がおすすめ
もともと毛量がそれほど多くない場合、無印の幅広プレートの恩恵は少なくなります。むしろ、プロモデルの軽さによる腕の疲れにくさや、ストレートだけでなくカールも作れる多様性のメリットの方が大きく感じられるでしょう。 - 毛量が多い・太い・硬い人 → 「絹女(無印)」がおすすめ
髪が多くて広がりやすい方がボリュームを抑えながらまっすぐにする作業は、無印モデルの独壇場です。広範囲を一度にしっかりとプレスできるため、スタイリング時間が格段に速くなります。
ダメージ毛・ブリーチ毛の方
髪のダメージが特に気になる方には、「KINUJO Pro」をおすすめします。
その理由は、設定温度の範囲にあります。130℃からしか設定できない無印モデルに対し、プロモデルは50℃からの低温設定が可能です。
これにより、髪への熱ダメージを最小限に抑えながら、より丁寧に優しくスタイリングすることができます。
くせが強い髪の方
くせ毛のスタイリングにはどちらのモデルも有効ですが、アプローチが異なります。
- パワーと効率重視なら → 「絹女(無印)」
プレート幅が広く、一度でしっかりプレスしてクセを伸ばすパワーを求めるなら無印モデルが適しています。 - 髪への優しさ重視なら → 「KINUJO Pro」
高いクッション性を活かして、強い力で髪をつぶすのではなく、丁寧に熱を伝えることで優しくクセを伸ばしたいならプロモデルが良いでしょう。
【スタイリング目的別】最適なモデルはこれ!
次に「どんなヘアスタイルを作りたいか」という目的別に最適なモデルを解説します。理想の仕上がりから逆算して選ぶことで、購入後の満足度が大きく変わります。
完璧な艶ストレートヘアを目指すなら
「絹女(無印)」に軍配が上がります。
プレート面が広くフラットな形状は、髪に対して均一なテンションをかけやすく、効率的に艶のあるストレートヘアを作ることに特化しています。
特にロングヘアの方が、毛先までストンと落ちるような美しいストレートを目指す場合に最適です。
毛先のカールやウェーブも作りたいなら
これは「KINUJO Pro」が圧倒的に有利です。
無印モデルでもカールを作ることは不可能ではありませんが、本体が大きく角ばっているため、ある程度のテクニックが必要になります。
一方、プロモデルは本体が細く丸みを帯びているため、アイロンを手首で回転させやすく「カクッ」と角がつくことのない、美容室で仕上げてもらったような自然なカールを誰でも簡単に作ることができます。
内巻きワンカールや外ハネ、流行りの波ウェーブなど、多彩なアレンジを楽しみたいならプロ一択です。
前髪・顔周り・アホ毛など、細かい部分の調整
この用途においても「KINUJO Pro」が最適です。
プレートが細く本体がコンパクトなため、狙った数本の毛束だけを正確に捉えてスタイリングできます。
浮いてしまったアホ毛を抑えたり、顔周りの繊細なニュアンスを作ったりと、ミリ単位の調整が可能です。
サロントリートメント効果を高めたいなら
「KINUJO Pro」だけの特別な使い方です。
プロモデルに搭載されている50℃からの低温設定は、洗い流さないトリートメントなどを髪に塗布した後に使うことで、有効成分の髪への浸透を促進するという目的で使えます。
これはまさにプロの現場で使われるテクニックであり、自宅でワンランク上のヘアケアを実現したい方には非常に魅力的な機能です。
価格と購入場所を比較!コスパと保証で選ぶなら
製品選びの最終的な決め手となる「価格」と「購入方法」。特に、両モデルは販売チャネルが大きく異なるため、ここは非常に重要な選択基準となります。
価格差は3,800円。この差をどう考えるか?
改めて価格を確認すると、KINUJO Pro (KP001)が28,000円(税込)、絹女(LM-125)が24,200円(税込)で、その差額は3,800円です。
ここで重要なのは「コストパフォーマンス」の考え方。単に安い無印モデルがお得というわけではありません。
この3,800円の追加投資で得られるプロモデルの「精密性」「多様性」「耐久性」に価値を感じるかどうかが判断の分かれ目です。
例えば、ショートヘアの方が無理に無印モデルを選んで使いにくさにストレスを感じるよりは、3,800円を足してプロモデルを選ぶ方が、結果的に満足度は高く「コスパが良い」選択となり得ます。
【重要】購入場所の違いと保証について
両モデルは購入できる場所が明確に分かれています。
- 絹女(無印): 全国の家電量販店、公式オンラインストア、楽天市場やAmazonなどの大手ECサイトで広く販売されています。ポイントなどを活用してお得に購入しやすいのがメリットです。
- KINUJO Pro: 「美容室専売品」であり、正規取扱いの認定サロン、または一部の公式Proストアでのみ購入可能です。一般の家電量販店では取り扱いがありません。
- 【保証と信頼性】メーカー保証(家庭使用で1年間)を受けるためには、必ず正規販売店から購入することが絶対条件です。フリマアプリや非正規のネットショップでの購入は、偽物であったり、保証対象外であったりするリスクが非常に高いため、絶対に避けましょう。
プロモデルの販売チャネルが限定されているのは「ブランド価値の維持」と、その特性を専門家である美容師が直接説明し、お客様に最適な提案をする機会を確保するというメーカーの戦略的な意図があります。
安心して本物を手に入れるためにも、必ず公式サイトや認定サロンから購入してください。
あなたの髪質や目的に合ったモデルが決まったら、信頼できる正規販売店での購入をおすすめします。
CTAボタン
購入前に!偽物の見分け方と注意点
高価な買い物で後悔しないために、購入前に必ず知っておいてほしい「偽物の見分け方」と、実際に使ってみて初めてわかる「リアルな注意点」をまとめました。
偽物の最も確実な見分け方
残念ながら、人気商品には偽物がつきものです。
最も確実な対策は、購入するサイトに「正規代理店認証マーク」があるかを確認することです。
このマークは、メーカーが公式に認めた販売店であることの証です。
それでも不安な方は、KINUJO公式サイト、公式楽天市場店、または行きつけの美容室が認定サロンであればそこで購入するのが最も安全な方法と言えるでしょう。
商品が到着したら、必ず「保証書」が同梱されているか、内容に不備がないかを確認することも忘れないでください。
リアルな注意点①:プロモデルの長すぎるコード
前述の通り、プロモデルの3mというコード長はプロ仕様です。
多くの一般ユーザーからは「家庭で使うには長すぎて邪魔」「収納時にかさばる」「コード自体の重さが気になる」という声が挙がっています。
コンセント周りのスペースや収納場所をあらかじめイメージしておくと良いでしょう。
リアルな注意点②:無印モデルの本体の大きさと重さ
時短に繋がるプレート幅の広さは、裏を返せば本体が大きく重いということです。
手が小さい女性からは「少し持ちにくく感じる」という意見や、ロングヘアの方がじっくりスタイリングする際に「腕が疲れる」という可能性も指摘されています。
リアルな注意点③:開閉ロック機能の有無
これは意外と見落としがちなポイントです。
- KINUJO Pro (KP001): 使用後にプレートを閉じた状態で固定できる開閉ロック機能があります。これにより、スマートに収納できます。
- 絹女 (LM-125): こちらのモデルには開閉ロック機能がありません。そのため、収納時にプレートが常に開いた状態になり、少し不便に感じたり、場所を取ったりすることがあります。
- 【カラーに関する補足】無印モデルの定番カラーであるパールホワイトは、高級感があり人気ですが、ファンデーションなどの化粧品汚れが目立ちやすいという口コミもあります。汚れが気になる方は、シックなブラックを選ぶという選択肢も検討してみてください。
ライバル機種(リファ)との違いは?
キヌージョの購入を検討する際、多くの方が比較対象として挙げるのが同じく高級ヘアアイロンの代名詞である「ReFa(リファ)」です。
ここでは、両者の違いを簡潔に解説し、キヌージョの立ち位置を明確にします。
どちらも最高品質のヘアアイロンであり、優劣をつけるものではありません。しかし、その技術アプローチと目指す仕上がりの質感には、明確な「フィロソフィー(哲学)」の違いがあります。
技術アプローチの違い
- KINUJO: 「シルクプレートR」による水分の保持が最大の特徴。「水蒸気爆発」を起こさず、髪内部の潤いを守りながらツヤを生み出します。
- ReFa: 「カーボンレイヤープレート」による熱ダメージの軽減が特徴。高密度炭素・ヒーター・低反発コートの三層構造で熱をマイルドに伝え、髪への圧力を分散させます。
仕上がりの質感の違い(口コミに基づく傾向)
- KINUJO: 仕上がりは「しっとり」「ツヤツヤ」という表現が多く、見た目の輝きや潤い感が際立つ傾向にあります。まさにシルクのような光沢感を求める方におすすめです。
- ReFa: 仕上がりは「レア髪」「柔らかい」という表現が多く、驚くほどソフトでしなやかな手触りを実現する傾向にあります。髪の硬さが気になる方や、ふんわりとした質感を求める方におすすめです。
「究極のツヤと潤いを追求するKINUJO」か、「究極の柔らかさとダメージレスを追求するReFa」か。あなたがどちらの思想に共感するかで、選ぶべきアイロンが見えてくるかもしれません。
キヌージョに関するよくある質問(Q&A)
最後に、これまでの解説でカバーしきれなかった細かい疑問や、多くの方が検索する質問について、Q&A形式で簡潔にお答えします。
Q1: キヌージョプロはカールも綺麗に作れますか?
A. はい、非常に得意です。本体が細く丸みを帯びた形状のため、角が立たない自然なカールやウェーブを簡単に作ることができます。ストレート専用というより、カールもできる万能型と考えるのが適切です。
Q2: キヌージョプロの50℃設定は何に使うのですか?
A. 主に、洗い流さないトリートメントなどを髪に塗布した後、その有効成分の髪への浸透を促進するために使います。プロ向けの特殊な機能であり、通常のスタイリングでは130℃以上を使用することが一般的です。
Q3: 髪が細い、またはダメージがひどい場合、どちらがおすすめですか?
A. KINUJO Proをおすすめします。130℃からしか設定できない無印モデルと違い、50℃からの低温設定が可能なため、髪への負担を最小限に抑えた、より丁寧なスタイリングが可能です。
Q4: キヌージョプロに温度記憶機能はありますか?
A. いいえ、ありません。電源を入れるたびに、手動で温度を設定する必要があります。これはプロの現場での安全性と確実性を優先した仕様です。一方、無印の絹女(LM-125)には、前回使用した温度を記憶する便利な機能が搭載されています。
Q5: 正直、キヌージョは値段に見合う価値がありますか?
A. 多くの利用者や美容師のレビューを見る限り、価値は十分にあると言えます。特に、髪の水分を守る「シルクプレートR」技術による仕上がりのツヤとしっとり感、ダメージの少なさは、安価なアイロンでは決して得られない体験です。毎日のスタイリングで髪を傷つけたくない、むしろ美しくしていきたいと考えるなら、長期的な視点で見て非常に価値の高い投資です。
【まとめ】キヌージョとプロの違いを徹底解説
本記事では、キヌージョ(絹女)とキヌージョプロの違いについて、あらゆる角度から徹底的に比較・解説してきました。最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
- 1. キヌージョは「無印(絹女)」と「プロ」の2モデル展開。
- 2. 両者に共通する魅力は、水蒸気爆発を抑える高品質な「シルクプレートR」。
- 3. 最大の違いはコンセプトで、無印は「効率性」、プロは「精密性」を重視。
- 4. 無印はプレートが広く(28mm)重く、プロは狭く(24mm)軽い。
- 5. ショート、ボブ、メンズ、カールもしたいなら「プロ」一択。
- 6. ロングヘアで時短ストレートを目指すなら「無印」が最適。
- 7. ダメージ毛には50℃からの低温設定が可能な「プロ」がおすすめ。
- 8. 価格差は約3,800円で、プロの方が高価。
- 9. プロには温度記憶機能がなく、無印にはある。
- 10. プロのコードは3mと長く、無印は2.5mで家庭向き。
- 11. 無印にはなくプロにある機能として「開閉ロック」が挙げられる。
- 12. 無印は家電量販店、プロは認定サロンなど購入場所が限定される。
- 13. 保証を受けるため、偽物対策のためにも「正規販売店」での購入が必須。
- 14. ライバルのリファは「柔らかい質感」、キヌージョは「ツヤとしっとり感」が得意。
- 15. どちらが優れているかではなく、自分の髪質や目的に合う方を選ぶことが最も重要。
キヌージョのヘアアイロンは、あなたの髪を今よりもっと美しく、輝かせてくれる可能性を秘めたツールです。
この記事で得た知識を元に、ぜひあなたにとって最高のパートナーとなる一台を見つけてください。
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