「髪が短いからドライヤーなんて何でもいい」「剛毛だから乾かすのが面倒で自然乾燥」…。
もし、そう思っているなら少し待ってください。その習慣が、気づかぬうちに頭皮環境を乱し、ベタつきやフケ、さらには将来の薄毛につながるサインかもしれません。
毎日のスタイリングがうまく決まらない、という悩みを持つ方も少なくないでしょう。
この記事では、そんな男性特有の髪と頭皮の悩みに応える、本当におすすめのドライヤーの選び方と具体的な製品を厳選してご紹介します。
本記事で紹介するドライヤーは、一般家庭での使用を目的としています。
- 美容師が注目するようなプロの視点も取り入れつつ、
- 速乾性をかなえる大風量モデル
- 頭皮ケアに特化したスカルプ機能
- 日々のセットを楽にするスタイリング機能
- 出張やジムにも便利な軽量・コンパクト
に至るまで、男性のライフスタイルに寄り添った基準で選定しました。
大切な人へのプレゼントとしても喜ばれる、安いのに高機能な一台も見つかります。
この記事を読めば、あなたに最適な一台が明確な根拠をもって見つかるはずです。
- 速乾性や頭皮ケアなど、男性の悩みに合わせたドライヤーの選び方
- 最新の人気モデルから厳選した、おすすめのメンズドライヤー12選
- 髪と頭皮を健やかに保つための正しいドライヤーの使い方とスタイリングのコツ
- ドライヤーの価格による違いや、スカルプケアに関する疑問への答え
- メンズにおすすめのドライヤーの選び方は?
- メンズにおすすめのドライヤー12選
- 12.ium ドライヤー ヘアドライヤー
- 11.mod’s hair MHD-1234 ドライヤー
- 10.SALONIA スピーディー イオンドライヤー
- 9.アンファー スカルプD スカルプドライヤー5
- 8.テスコム (TESCOM) ヘアドライヤー プロテクトイオンTID3500-W
- 7.日立 ヘアドライヤーマイナスイオン大風量1.9m3/分HID-T600B
- 6.SHARP プラズマクラスタードレープフロー IB-WX901
- 5.コイズミ モンスター ダブルファンドライヤー KHD-W910R
- 4.MTG ReFa BEAUTECH DRYER PRO
- 3.Dyson Supersonic HD08
- 2.Panasonic ナノケア EH-NA0J
- 1.KINUJO ドライヤー
- メンズにおすすめのドライヤーの使い方は?
- メンズにおすすめのドライヤーに関するよくあるQ&A
- まとめ
メンズにおすすめのドライヤーの選び方は?
速乾性(風量・風圧)で選ぶ
男性のドライヤー選びで最も重視すべきは、速乾性を左右する「風量」と「風圧」です。
髪が短い男性は、短時間で効率的に髪を乾かしたいと考える方が多いからです。風量が弱いドライヤーでは乾かすのに時間がかかり、面倒に感じて自然乾燥に頼りがちになります。
しかし、濡れたままの頭皮は雑菌が繁殖しやすく、臭いやかゆみ、フケといった頭皮トラブルの原因にもなりかねません。
最近のモデルでは、2.0㎥/分以上の大風量を謳う製品や、モーター技術の革新により強力な風圧を生み出す製品が増えています。
これらのドライヤーは髪の根元や頭皮にまでしっかりと風を届け、熱に頼らずに水分を吹き飛ばすため、髪や頭皮へのダメージを抑えつつ、驚くほどの速乾性を実現します。
したがって、忙しい毎日の中で健やかな頭皮環境を保つためにも、まずはパワフルな風で素早く乾かせるドライヤーを選ぶことが重要です。
頭皮を守る機能(スカルプモード・温度調節)で選ぶ
次に大切なのは、頭皮へのダメージを抑える「スカルプモード」や「温度調節機能」の有無です。
男性は女性に比べて皮脂の分泌量が多く、頭皮環境が乱れやすい傾向にあります。
高温の風を長時間当て続けると、頭皮に必要な潤いまで奪ってしまい、乾燥や過剰な皮脂分泌を招く原因となります。
これが薄毛や抜け毛の遠因になる可能性も指摘されています。
例えばスカルプモードは、約60℃以下の低温風で頭皮をじっくりと優しく乾かすために設計された機能です。
また、複数の段階で温度を調節できるモデルなら、季節や頭皮の状態に合わせて最適な温度を選べます。
冷風と温風を自動で切り替えて、熱ダメージを防ぐ機能を搭載した高機能な製品も人気です。
将来の髪と頭皮の健康を考えるなら、単に乾かすだけでなく、頭皮をいたわる機能が搭載されたドライヤーを選ぶことを強くおすすめします。
使いやすさ(重量・デザイン・アタッチメント)で選ぶ
最後に、毎日の快適な使用感を左右する「本体の重量」や「デザイン」そして「付属アタッチメント」も重要な選択基準です。
ドライヤーはほぼ毎日使うものだからこそ、手に馴染まず重たい製品はストレスの原因になります。
特に速乾性を重視した大風量モデルはモーターが大きく重くなりがちですが、近年は技術の進歩により軽量化も進んでいます。
一般的に本体重量が500g以下であれば、腕が疲れにくいとされています。
また、ミニマルで洗練されたデザインのものは、洗面所のインテリアにも馴染みやすく、所有する満足感も高まります。
さらに、ヘアセットをする方にとっては、風を一点に集中させてスタイリングしやすくする「セット用ノズル」が付属しているかは必須条件と言えるでしょう。
日々の使い勝手やスタイリングのしやすさを考慮し、自身のライフスタイルに合った一台を選ぶことが満足度の高いドライヤー選びに繋がります。
メンズにおすすめのドライヤー12選
今回のランキングは、速乾性を最も重視し、頭皮ケア機能・携帯性・価格・実際の使用者評価(2025年8月時点)を総合的に評価し、ランキングを作成しています。
評価項目 | 配点 | 具体的な着眼点 |
---|---|---|
風量・速乾性 | 30% | メーカー公称の風量(m³/分)・風速、速乾を実現するための温度コントロール技術 |
頭皮ケア機能 | 25% | 約60℃以下の低温で乾かすスカルプモードの有無、スカルプケアに特化した振動・LED・イオンなどの付加機能 |
携帯性 | 20% | 本体の質量(g)、折り畳みの可否、電源コードの長さやまとめやすさ |
価格・コストパフォーマンス | 15% | 製品の税込価格と、搭載機能や付属品(ノズル、スタンド等)、保証期間とのバランス |
ユーザー評価 | 10% | ECサイトやレビューサイトにおける評価点数、口コミの内容、リピート率などを参考に評価(2025年8月時点) |
それではいよいよ、メンズにおすすめのドライヤーを12選ご紹介していきます。どんなドライヤーがあるか気になるときは、ぜひチェックしてみてください。
12.ium ドライヤー ヘアドライヤー
風量(m3/分) | 2.0 |
頭皮ケア機能 | イオン |
重量(g) | 600 |
ium ドライヤー ヘアドライヤーの特徴
風量ダイヤルで冷風+4段階温風を無段階に切替できる可変式モデル。液晶に現在の温度・風量が常時表示されるため、熱ダメージを把握しながらブローできます。最大2.0m3/分の大風量で短時間乾燥が可能。吸込口やノズルは丸洗い対応でメンテ性も良好。600gと軽量でノズルはマグネット着脱式。遠赤×マイナスイオンを同時発生させ、セット後のパサつきを防ぎます。価格も1万円未満と手頃で、ジムや出張用のサブ機としても導入しやすいコスパモデルです。
- 予算1万円以下で液晶付きモデルを探す人
- 日替わりで温度を細かく変えたい人
- 出張やジムで使える折りたたみ型を求める人
11.mod’s hair MHD-1234 ドライヤー
風量(m3/分) | ― |
頭皮ケア機能 | イオン |
重量(g) | 372 |
mod’s hair MHD-1234 ドライヤーの特徴
片手372gとペットボトル未満の軽さながら、最大風速20.5m/秒相当の高風速でタオルドライ後の髪を一気にほぐす速乾モデル。2段階温風+クールスイッチで仕上げまでスピーディーに行え、折り畳めば151mm高のコンパクトサイズに。海外電圧切替を備え、旅行や出張でもそのまま使えます。ノズルレスでも拡散し過ぎない吹出口形状で根元を立ち上げやすく、4千円前後という導入しやすい価格とmod’s hair監修の安心感が魅力です。
- リュックに入る超軽量モデルが欲しい人
- 海外でも同じドライヤーを使いたい人
- 価格重視でもデザイン性を妥協したくない人
10.SALONIA スピーディー イオンドライヤー
風量(m3/分) | 2.3 |
頭皮ケア機能 | イオン |
重量(g) | 495 |
SALONIA スピーディー イオンドライヤーの特徴
TURBO時2.3m3/分の大風量で従来比30%の時短乾燥を実現しつつ、温度は約80℃に抑えてオーバードライを防止。ノズルとハンドルは着脱・折り畳み式で、マットブラックの質感が男性のバスルームにも調和します。約495gと軽量で腕が疲れにくく、SETモードでは60℃台のやわらかい風に切替可能。マイナスイオン発生に加え、1年保証と30日全額返金保証付きでコスパも抜群です。
- 6千円以内で大風量を求める人
- シンプルデザインを重視する人
- 旅行や出張で折り畳みたい人
9.アンファー スカルプD スカルプドライヤー5
風量(m3/分) | 1.0 |
頭皮ケア機能 | 振動+遠赤 |
重量(g) | 630 |
アンファー スカルプD スカルプドライヤー5の特徴
頭皮ケアに特化したHモードは42℃低温風と遠赤外線、毎分3,700回の振動を組み合わせ、シャンプー後の地肌に心地良いマッサージ刺激を与えながら乾燥をサポートします。約60℃のDRYモードで髪表面温度を抑えてキューティクルの開き過ぎを防止。大小2種のスカルプヘッドはブラシ兼用で皮脂やスタイリング剤の残りをかき出しやすく、頭皮美容液の浸透補助にも有効です。風量は1.0m3/分と控えめながら、根元集中乾燥とマッサージ機能の二役で効率的なケアが可能です。
- 抜け毛や頭皮ニオイ対策をしたい人
- 低温風でパサつきを抑えたい人
- スカルプトニックの浸透効果を高めたい人
8.テスコム (TESCOM) ヘアドライヤー プロテクトイオンTID3500-W
風量(m3/分) | 2.5 |
頭皮ケア機能 | プロテクトイオン |
重量(g) | 665 |
テスコム (TESCOM) ヘアドライヤー プロテクトイオンTID3500-Wの特徴
業界最大級2.5m3/分の大風量と独自のプロテクトイオン技術で速乾と静電気抑制を同時に実現。温風は約95℃に抑え熱ダメージを軽減しながら根元まで一気に乾かせます。風量は無段階ダイヤルで調節でき、温冷自動切替モードでキューティクルを引き締めツヤを付与。折りたたみ式ボディは約665gと軽く、ラク抜きプラグや取り外しフィルターでメンテも簡単。大風圧フードとセットフード付きで乾燥用とブロー用を使い分けられ、出張やジム用のサブ機から自宅の本格ケアまで幅広く活躍します。税込8,780円前後と高コスパです。
- 1万円以下で大風量と静電気ケアを両立したい人
- 風量を細かく無段階で調節したい人
- サブ機にも使える折りたたみ式を求める人
7.日立 ヘアドライヤーマイナスイオン大風量1.9m3/分HID-T600B
風量(m3/分) | 1.9 |
頭皮ケア機能 | マイナスイオン |
重量(g) | 605 |
日立 ヘアドライヤーマイナスイオン大風量1.9m3/分HID-T600Bの特徴
1.9m3/分の大風量とマイナスイオンで素早く乾かしながら静電気を抑制。独立した温冷切替ボタンとTURBO/SETの風量スイッチで直感的に操作できます。サムグリップとトライアングル型ハンドルで取り回しが良く、約605gの軽量ボディは長時間のブローでも手首が疲れにくい設計。折りたたみ時もノズルを装着したまま収納でき、吸気フィルターはワンタッチで外して掃除可能。税込11,260円前後で信頼の国内メーカー製、忙しい朝の時短スタイリングに最適です。
- 軽量で取り回しやすい大風量モデルを探す人
- 温冷をワンタッチで切り替えたい人
- コスパ重視で国内メーカーを選びたい人
6.SHARP プラズマクラスタードレープフロー IB-WX901
風量(m3/分) | 7.4 |
頭皮ケア機能 | プラズマクラスター+アプリ |
重量(g) | 515 |
SHARP プラズマクラスタードレープフロー IB-WX901の特徴
4つの吹出口による「ドレープフローX4」が最大7.4m3/分という家庭用では異次元の送風量を実現。HOT・SCALP・COLDを自動連係するセンシング機能で地肌温度を約55℃に保ち、熱ダメージを徹底ガードします。プラズマクラスターイオンは静電気抑制に加え付着ウイルスの作用も抑制するとされ、汗をかいた頭皮環境でも安心。Bluetooth連携の専用アプリで送風履歴を可視化し、ヘアケア習慣を管理できる点も魅力です。
- 超大風量で一気に乾かしたい人
- 地肌温度を自動制御して熱ダメージを抑えたい人
- IoT連携でケアログを管理したい人
5.コイズミ モンスター ダブルファンドライヤー KHD-W910R
風量(m3/分) | 2.4 |
頭皮ケア機能 | スカルプ(イオン) |
重量(g) | 690 |
コイズミ モンスター ダブルファンドライヤー KHD-W910Rの特徴
ダブルファン機構により2.4m3/分の爆風を実現し、乾燥時間を約40%短縮※。5段階風量とHOT/温冷自動/スカルプの3モードを搭載し、デジタルディスプレイで風量・温度を可視化。低温スカルプ機能が頭皮を約60℃に保ち皮脂酸化を抑制しつつ爽快に乾燥。温冷自動モードでキューティクルを引き締めツヤアップ。5カ所のマイナスイオンとフレックスノズルで毛束を均一にほぐし、約690gながら折りたたみ幅95mmで収納も容易。実勢価格9,800円前後で速乾と頭皮ケアを両立するプレミアムなコスパ機です。※メーカー測定。
- 速乾と頭皮ケアを同時に叶えたい人
- 風量や温度を数値で確認しながらスタイリングしたい人
- コスパのよいプレミアム機を求める人
4.MTG ReFa BEAUTECH DRYER PRO
風量(m3/分) | 1.4 |
頭皮ケア機能 | ハイドロイオン+センシング |
重量(g) | 740 |
ReFa BEAUTECH DRYER PROの特徴
トップサロン共同開発のセンシングプログラムが髪表面温度を自動測定し、約60℃を超えない範囲で温冷風を切替。独自のハイドロイオンが微細水分子を髪内部まで浸透させ、遠赤ヒーターと合わせて短時間でツヤとまとまりを実現します。付属3種ノズルによりタイト、ボリューム、ポイントの仕上げを選択でき、フェードやパーマの動きを出しやすいのも魅力。プロ仕込みの熱制御でダメージを抑えつつスタイルをキープできます。
- 高温ダメージで広がりやすい髪質
- スタイリング用に複数ノズルが欲しい人
- 毎日のセットでツヤと束感を両立したい人
3.Dyson Supersonic HD08
風量(m3/分) | ― |
頭皮ケア機能 | 低温+浮き毛抑制ツール |
重量(g) | 720 |
Dyson Supersonic HD08の特徴
ハンドル内蔵V9デジタルモーターが毎分110,000回転し、高圧風でロングヘアでも約3分で乾燥します。インテリジェントヒートコントロールが毎秒40回温度を測定し、過度な熱を自動抑制。浮き毛抑制ツールはコアンダ効果で短髪の毛羽立ちを滑らかに整え、ビジネスシーンに適した艶を演出します。磁石着脱ノズル5種が標準付属し、多彩なスタイリングに対応。価格は高めながらプロ級の速乾性能と温度管理が魅力です。
- 最速で乾かし熱ダメージを最小化したい人
- 多彩なアタッチメントでスタイルを作りたい人
- ガジェット感も重視する人
2.Panasonic ナノケア EH-NA0J
風量(m3/分) | 1.6 |
頭皮ケア機能 | 高浸透ナノイー |
重量(g) | 550 |
Panasonic ナノケア EH-NA0Jの特徴
従来の18倍の水分量を含む高浸透ナノイーが髪内部の水分保持力を大幅アップ。温風95℃でも風量1.6m3/分のターボ送風で根元を一気に乾かし、仕上げはスカルプモード(約60℃)で頭皮をやさしくケアします。ミネラルマイナスイオンとの相乗効果で摩擦ダメージを抑制しツヤをキープ。筒形デザインで従来機比27%小型化、重量も550gに抑え取り回しが向上。バランスに優れた高機能モデルです。
- 乾燥・広がりが気になるハイダメージ毛
- 頭皮もケアしつつ速乾したい人
- 家族で色違いをシェアしたい人
1.KINUJO ドライヤー

風量(m3/分) | 2.2 |
頭皮ケア機能 | 低温遠赤&イオン |
重量(g) | 348 |
KINUJO ドライヤーの特徴
本体348gという軽さでありながら最大2.2m3/分の大風量を実現。遠赤外線ヒーターが髪内部の水分分子を共振させ、外気温より低い約100℃の送風で内部から効率的に速乾します。温風・低温・スカルプの3モードを備え、スカルプモードは約60℃の低温風とマイナスイオンで皮脂酸化を抑えながら爽快に乾燥。マグネットノズルでセット・集中乾燥をワンタッチで切替可能。ミニマルなホワイト×シルバーの外観と抜群の軽さ、速乾力でメンズデイリー使いの決定版です。
- 片手ドライでも腕が疲れたくない人
- 上質感あるデザイン家電を求める人
- 低温速乾でカラー・パーマ毛をケアしたい人
メンズにおすすめのドライヤーの使い方は?
ドライヤーの前に重要なタオルドライ
ドライヤーを使う前に、まずはタオルで髪と頭皮の水分をしっかりと吸い取ることが重要です。
この工程を丁寧に行うことで、ドライヤーを当てる時間が短縮され、髪や頭皮への熱ダメージを最小限に抑えられます。
タオルで髪を拭く際は、ゴシゴシと擦るのではなく、頭皮を優しくマッサージするように指の腹で揉み込みながら水分を拭き取ります。
髪の毛はタオルで挟み込み、ポンポンと軽く叩くようにして水分を取り除いてください。乱暴に拭くとキューティクルが傷つき、パサつきの原因になるため注意が必要です。
髪と頭皮を守る乾かし方の基本
髪を乾かす際は、まず乾きにくい襟足や耳周りから始め、次に前髪、最後にトップや後頭部という順番で進めると効率的です。
ドライヤーは髪から20cm程度離し、常に軽く振りながら風を当てることで、熱が一点に集中するのを防ぎます。
風を当てる向きは、髪の根元から毛先に向かって、上から下に当てるのが基本です。これにより、髪の表面にあるキューティクルが整い、まとまりやすくツヤのある仕上がりになります。
下から風を当てるとキューティクルが逆立ち、広がりやパサつきの原因になるので避けましょう。
温風と冷風を使い分ける仕上げの技術
ドライヤーの機能を最大限に活かすには、温風と冷風の使い分けが鍵となります。
最初は温風を使い、髪全体の8割から9割程度を目安に乾かしていきます。完全に乾かしきる直前で、ドライヤーを冷風モードに切り替えてください。
仕上げに冷風を髪全体に当てることで、温風で開いたキューティクルがキュッと引き締まります。これにより、髪内部の水分やタンパク質の流出を防ぎ、髪に自然なツヤが生まれます。
また、髪型を固定するセット効果もあるため、スタイリングが崩れにくくなるというメリットもあります。
思い通りの髪型を作るスタイリングのコツ
ドライヤーは髪を乾かすだけでなく、スタイリングのベースを作る重要な役割を担います。
ボリュームを出したい頭頂部の髪は、手で根元を軽く持ち上げながら、下から温風を送り込むように乾かします。
こうすることで根元が立ち上がり、ふんわりとしたボリュームが生まれます。
逆に、膨らみやすいサイドの髪は、上から下に手で軽く押さえつけるようにしながら風を当てると、タイトに収まります。
このように乾かす段階で髪の方向性やボリュームをコントロールすることで、その後のワックスなどを使ったスタイリングが格段にしやすくなります。
メンズにおすすめのドライヤーに関するよくあるQ&A
- Q高いドライヤーと安いドライヤーの具体的な違いは何ですか?
- A
主な違いは「モーター性能」「温度コントロール技術」「付加機能」の3点です。高価格帯のモデルは、パワフルで長寿命なモーターを搭載し、大風量でも比較的静かです。また、センサーが髪と送風口の距離や温度を検知して自動で風温を調整し、熱によるダメージを防ぐ機能や、独自のイオン技術、頭皮ケアに特化したスカルプ機能など、髪と頭皮を健やかに保つための付加価値が高い点が特徴です。
- Q大風量・速乾ドライヤーは髪や頭皮にダメージを与えませんか?
- A
正しく使えば、むしろダメージを軽減できます。髪が濡れている時間が長いほどキューティクルが開き傷みやすくなるため、速く乾かすこと自体はヘアケアにおいて重要です。最近の大風量ドライヤーは、高温の熱に頼らず強い風の力で水分を吹き飛ばす設計のため、熱によるダメージリスクは低減されています。ただし、髪から20cm程度離す、同じ箇所に当て続けないといった基本的な使い方を守ることが大切です。
- Qスカルプモードの効果と、普通の冷風との違いを教えてください。
- A
スカルプモードは、頭皮ケアを目的とした約60℃以下の「低温の温風」であるのに対し、冷風は送風のみの常温の風です。スカルプモードは、高温による刺激や乾燥から頭皮を守りながら、じっくりと優しく乾かすことができます。頭皮のベタつきや臭い、乾燥によるフケやかゆみが気になる方におすすめの機能です。水分を完全に飛ばすというよりは、頭皮環境を健やかに保ちながら乾かすことを目的としています。
- Qドライヤーだけでヘアセットはできますか?
- A
髪型のベース作りや、ナチュラルなスタイリングであれば可能です。ボリュームを出したいトップは根元を指で持ち上げて乾かし、抑えたいサイドは上から手で押さえながら乾かすことで、髪型の土台を作れます。セット用の細いノズルを使えば、前髪を立ち上げたり毛先に動きをつけたりすることもできます。ただし、スタイルを長時間キープしたい場合や、より複雑なヘアスタイルにしたい場合は、ワックスなどのスタイリング剤を併用するのがおすすめです。
- Qドライヤーのお手入れは必要ですか?頻度はどれくらいですか?
- A
はい、定期的にお手入れが必要です。特に、風を吸い込むフィルター部分にホコリが溜まると、風量が落ちたり、モーターが過熱して異臭や故障の原因になったりします。月に一度を目安に、電源プラグを抜いた状態で、使い古しの歯ブラシや掃除機でフィルターのホコリを優しく取り除いてください。定期的にお手入れすることで、ドライヤーの性能を維持し、長く安全に使用することができます。
まとめ
今回は、メンズにおすすめのドライヤーを、速乾性や頭皮ケアといった男性ならではの視点から解説しました。
選び方のポイントから、2025年の最新おすすめランキング、髪と頭皮の健康を守る正しい使い方までご理解いただけたでしょうか。
ドライヤーは単に髪を乾かす道具ではなく、面倒なドライ時間を快適にして未来の頭皮環境を健やかに保つための重要な投資です。
本記事で紹介した製品は、どれも男性のニーズに応える優れたものばかりです。
もし迷ったら、総合力に優れたTOP3の製品をもう一度チェックしてみてください。
この記事が、あなたの毎日のヘアケアを充実させる、最高のパートナーを見つける手助けとなれば幸いです。
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