【2025年版】ランドクルーザープラド中古購入ガイド！新型250との違い維持費やリセールも徹底解説

ランドクルーザープラドの中古車購入を検討しているなら、新型ランクル250が登場した今が、実は絶好の機会です。

この記事では、後悔しない一台を選ぶために不可欠な、新型との比較から維持費、リセールバリュー、さらには具体的な中古車の狙い目モデルまでを網羅的に解説します。

• 新型ランクル250との比較と150系プラドの魅力
• ディーゼル・ガソリンやグレードごとの最適な選び方
• 維持費・中古価格の相場・リセールなどお金に関する全て
• 購入で後悔しないための弱点と具体的なチェックポイント

ランドクルーザー プラドが愛される理由

「キング・オブ・SUV」と称されるランドクルーザー プラド。

その魅力は、ただ見た目が格好良いからというだけではありません。

世界中の過酷な環境で鍛え上げられた圧倒的な信頼性と、驚異的な資産価値の高さが、多くの人々を惹きつけてやまない理由です。

新型のランクル250が登場した今だからこそ、熟成された150系プラドの本質的な価値が輝きを増しています。

比較項目	新型 ランクル250	ランドクルーザー プラド（150系）
コンセプト	原点回帰、タフな道具	洗練、豪華さと走破性の両立
エンジン選択肢	2.8Lディーゼル / 2.7Lガソリン	2.8Lディーゼル / 2.7Lガソリン
主要グレード	ZX, VX, GX	TZ-G, TX“Lパッケージ”, TX
リセール	高い見込み	非常に高い実績

なぜこれほどまでにプラドが選ばれ続けるのか、その理由を一つずつ解き明かしていきましょう。

あなたにとって最高の相棒となる一台を見つけるための、重要なヒントがここにあります。

新型ランクル250とプラドの違いは？

購入を検討する上で、誰もが気になるのが後継モデル「ランドクルーザー”250″」との違いです。

デザイン、サイズ、パワートレインという3つの観点で比較することで、あえて今プラド（150系）を選ぶことの価値が見えてきます。

250は原点回帰をテーマに直線的でタフなデザインを採用したのに対し、150系後期型は流麗で都会的なデザインが特徴です。

ボディサイズは、ランクル250が全長4,925mm×全幅1,980mmであるのに対し、150系は全長4,825mm×全幅1,885mm。

特に全幅が10cm近くスリムな150系は、日本の狭い道や駐車場での取り回しに優位性があります。

パワートレインは基本的に同じ系統のエンジンを積んでいますが、熟成を重ねた150系の信頼性は折り紙付きです。

結論として、最新の機能やデザインを求めるならランクル250、日本の道路事情にマッチしたサイズ感と洗練されたデザインを好むなら150系プラドが、より満足度の高い選択となるでしょう。

ディーゼルとガソリンはどっちがいい？

ランドクルーザー プラドを選ぶ際の大きな分かれ道が、エンジンの選択です。

力強い走りと経済性のディーゼルか、静粛性と初期費用の安さが魅力のガソリンか。

これは、ご自身のライフスタイルや価値観に合わせて選ぶことが後悔しないための鍵となります。

2.8L直噴ターボディーゼルエンジンは、500N･mという大トルクで、発進時や高速道路での合流を力強くこなします。

一方、2.7Lガソリンエンジンは、ディーゼル車に比べて車両価格が約60万円ほど安く、エンジン音も静かなため、上質な乗り心地を重視する方に向いています。

項目	2.8L 直噴ターボディーゼル	2.7L ガソリン
最大トルク	500N･m	246N･m
WLTCモード燃費	11.2km/L	8.3km/L
使用燃料	軽油	レギュラーガソリン
メリット	力強い加速、燃料費が安い	静粛性、車両価格が手頃
デメリット	ガソリン車より高価、特有の振動	ディーゼルより非力、燃料費が高め

週末のキャンプで荷物を満載にしたり、高速道路を長距離走ったりする機会が多い方には、燃料代も安く抑えられるディーゼル車が最適です。

対して、主な用途が街乗りで、静かなドライブを楽しみたい方には、ガソリン車が有力な選択肢となります。

グレード（TX/L/TZ-G）ごとの違い

プラドには主に3つのグレードがあり、それぞれ装備やキャラクターが異なります。

ご自身の使い方と予算に最も合うグレードを見つけることで、カーライフの満足度は大きく変わります。

コストパフォーマンスに優れる「TX」、豪華装備の「TX“Lパッケージ”」、走りを極めた「TZ-G」から選べます。

最も人気があるのは、快適装備と豪華な内装を両立した「TX“Lパッケージ”」です。

中古車市場でも流通量が最も多く、幅広いニーズに応えます。

最上級グレードの「TZ-G」はディーゼル車のみの設定で、路面状況に応じて車高を調整できるエアサスペンションなど、オンロード・オフロードを問わない最高の走行性能を求める方向けの仕様です。

グレード	TX	TX“Lパッケージ”	TZ-G（ディーゼルのみ）
特徴	コスパに優れたベースモデル	本革シートなど豪華装備	走破性を極めた最上級モデル
シート素材	ファブリック	本革	本革
サスペンション	標準サスペンション	標準サスペンション	KDSS、エアサス
タイヤサイズ	17インチ	17インチ（19インチ選択可）	19インチ

シンプルな装備で自分好みにカスタムしたいなら「TX」、高級感と快適性を重視するファミリーユースなら「TX“Lパッケージ”」、そして走りに妥協したくないなら「TZ-G」が、それぞれ最適な選択肢となるでしょう。

驚異的！リセールバリューの高さの秘密

ランドクルーザー プラドの魅力を語る上で欠かせないのが、その驚異的なリセールバリューです。

リセールバリューとは車を売却する際の再販価値のことで、プラドはこの価値が他のSUVと比較して極めて高いことで知られています。

これは、プラドが単なる移動手段ではなく、資産としての側面も持つことを意味します。

人気の高いディーゼルモデルの場合、登録から3年後の残価率が80%を超えるケースも珍しくありません。

一般的な乗用車の3年後の残価率が50%前後であることを考えると、プラドの価値がいかに落ちにくいかがわかります。

この高いリセールバリューの背景には、いくつかの明確な理由が存在します。

リセールが高い理由	内容
海外での絶大な需要	特に中東や東南アジアで「壊れない」という信頼から需要が供給を上回る
高い耐久性と信頼性	過酷な環境でも走り続けられる設計思想が世界中で評価されている
普遍的なデザイン	モデルチェンジ後も古さを感じさせないデザインが価値を維持
供給の制限	国内販売台数に対して海外需要が高く、中古車市場での希少価値が高まる

初期費用は決して安くありませんが、数年後に売却する際の価格を考慮すると、実質的な負担額は他の車種よりも少なくなる可能性があります。

プラドを所有することは、信頼性の高い車に乗る安心感と、賢い資産運用を両立させる選択なのです。

燃費は悪い？街乗りと高速での実燃費

「プラドは燃費が悪い」というイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、実際の利用シーンごとの燃費を理解すれば、そのイメージが変わる可能性があります。

もちろん、最新のハイブリッドカーなどには及びませんが、その屈強なボディと走行性能を考えれば、十分に納得できる数値です。

カタログ上のWLTCモード燃費は、ディーゼル車で11.2km/L、ガソリン車で8.3km/Lです。

実際の燃費は、走り方や道路状況によって変わります。

一般的に、ストップアンドゴーの多い市街地では燃費が悪化し、一定速度で走行できる高速道路では燃費が伸びる傾向にあります。

エンジン	WLTCモード燃費	実燃費（市街地）	実燃費（高速道路）
2.8L ディーゼル	11.2km/L	約8～9km/L	約12～14km/L
2.7L ガソリン	8.3km/L	約6～7km/L	約9～11km/L

特にディーゼル車は、高速道路ではカタログ燃費を超えることもあり、軽油価格の安さも相まって、長距離移動が多いユーザーにとっては経済的なメリットが大きくなります。

ご自身の使い方と照らし合わせて、年間の燃料費をシミュレーションしてみることをおすすめします。

乗り心地と7人乗りの使い勝手

ランドクルーザー プラドは、頑丈なラダーフレーム構造を持つ本格オフローダーでありながら、日常の快適な移動を約束する上質な乗り心地を両立しています。

ゴツゴツとした乗り味を想像するかもしれませんが、実際にはしなやかなサスペンションが路面からの衝撃を巧みに吸収し、長距離ドライブでも疲れにくいのが特徴です。

ファミリーカーとしての実用性も高く、オプションで選択できる7人乗り仕様は多くの家族に支持されています。

3列目シートは、大人が長時間過ごすには少し窮屈ですが、いざという時に友人や祖父母を乗せられる安心感は大きなメリットです。

使用しない時は床下に完全に格納でき、5人乗車時の荷室は621Lという広大な空間が生まれます。

週末のキャンプ道具を満載にしても余裕のある積載能力と、あらゆる道を走破できる安心感。

そして家族みんなが快適に過ごせる居住空間。

プラドは、アクティブな家族のあらゆる要望に応えてくれる、最高のパートナーとなる一台です。

• 新型ランクル250とプラドの違いは？
• ディーゼルとガソリンはどっちがいい？
• グレード（TX/L/TZ-G）ごとの違い
• 驚異的！リセールバリューの高さの秘密
• 燃費は悪い？街乗りと高速での実燃費
• 乗り心地と7人乗りの使い勝手

中古ランドクルーザー プラドの賢い買い方

ランドクルーザー プラドの中古車選びで後悔しないためには、価格や状態だけでなく、維持費やリセールバリューまで含めた総合的な情報収集が最も重要です。

高額な買い物だからこそ、事前に弱点やチェックポイントを把握し、納得の一台を見つけ出す必要があります。

これから、中古車価格の相場から、見過ごされがちな年間の維持費、購入前に知っておきたい弱点、そして将来高く売るための秘訣まで、賢い買い方のすべてを解説していきます。

中古車価格の相場と狙い目モデル

中古車価格相場とは、市場に出回っている車両の年式、走行距離、グレード、状態などによって形成される平均的な価格帯を指します。

プラドは人気が高いため、中古車でも価格が安定しているのが特徴です。

2025年現在、最後のモデルとなった150系後期型（2017年9月以降）は、およそ350万円から550万円が中心価格帯となっています。

中でも、価格と状態のバランスが取れた「2018年～2020年式の走行距離5万km前後、ディーゼルエンジンのTX“Lパッケージ”」が最も狙い目のモデルといえるでしょう。

年式	グレード	走行距離	価格帯の目安
2017年～2019年	TX / TX “Lパッケージ”	5万～8万km	350万円～450万円
2020年～2022年	TX / TX “Lパッケージ”	2万～5万km	420万円～520万円
2020年以降	TZ-G / Black Edition	3万km未満	500万円～600万円

予算に合わせて年式や走行距離を検討しつつ、装備が充実していてリセールでも有利な「TX“Lパッケージ”」を軸に探すのが、満足度の高い一台を見つける近道です。

年間維持費はいくら？税金や車検代

年間維持費とは、自動車を所有するために毎年必ずかかる費用の合計です。

税金、保険料、燃料代、そして定期的なメンテナンス費用が含まれます。

ランドクルーザー プラドの場合、自動車税や重量税、任意保険料、2年に1度の車検費用を平均すると、年間でおおよそ30万円から40万円が維持費の目安となります。

これに加えて、走行距離に応じた燃料代や駐車場代が必要になることを覚えておきましょう。

費用項目	2.8Lディーゼル車	2.7Lガソリン車	備考
自動車税（年額）	51,000円	50,000円	排気量による区分
自動車重量税	20,500円	20,500円	車検時に2年分（41,000円）を納付
自賠責保険料	約10,000円	約10,000円	車検時に2年分（約20,000円）を納付
車検基本料（目安）	80,000円～	80,000円～	交換部品代は別途
任意保険料（目安）	80,000円～	80,000円～	年齢・等級による

大きな車体のため、決して維持費は安くありません。

しかし、事前に年間のコストを把握し、計画的に予算を立てておくことで、安心してプラドとのカーライフを楽しめます。

「やめとけ」と言われる理由と弱点

インターネットでプラドを調べると見かける「やめとけ」という意見は、購入後に感じる可能性のあるネガティブな要素を指摘する声です。

事前にこれらの弱点を理解することが、購入後のミスマッチを防ぎます。

代表的な理由として、全長4,825mm、全幅1,885mmという大きなボディサイズによる運転のしにくさが挙げられます。

特に狭い道や駐車場での取り回しには慣れが必要です。

また、WLTCモード燃費がディーゼル車で11.2km/L、ガソリン車で8.3km/Lと、最新のSUVと比較すると燃費性能も弱点となります。

「やめとけ」と言われる理由	対策と考え方
ボディが大きく運転しづらい	試乗してサイズ感を確かめる
燃費が悪く燃料代がかかる	経済性を重視するならディーゼル車を選択
自動車盗難のリスクがある	ハンドルロックやGPS追跡装置などの対策が必須
古いモデルは故障が心配	信頼性は高いが、整備記録がしっかりした車両を選ぶ

プラドの持つ魅力は、これらの弱点を補って余りあるものです。

ネガティブな点を理解した上で、自分のライフスタイルや価値観に合っているかを判断することが、後悔しない車選びのコツになります。

後悔しないためのチェックポイント

中古車選びで最も重要なのが、販売店での実車確認です。

カタログスペックだけではわからない車両の状態を、自分の目で確かめる最後の砦となります。

特にランドクルーザー プラドは、前のオーナーがどのように乗っていたかで使用感が大きく変わる車です。

本格的なオフロード走行に使われていた車両は、下回りにサビや傷が多く残っている可能性があるため、入念なチェックが欠かせません。

しゃがみ込んで、フレームや足回り部品の状態をしっかり確認しましょう。

チェック項目	見るべきポイント
外装	大きな傷や凹み、塗装の色あせ、パネル間の隙間
内装	シートのへたりや汚れ、ステアリングのスレ、電装品の動作確認
エンジンルーム	オイル漏れの跡、異音や異常な振動がないか（特にディーゼル車）
下回り	フレームやサスペンションのサビ、オイルパンなどの凹みや傷
書類	整備記録簿（メンテナンス履歴）、車検証の記載内容

少しでも気になる点があれば、遠慮せずに販売店のスタッフに質問することが大切です。

すべての疑問点を解消し、自分が納得できる状態の車両を選ぶことが、満足のいく購入につながります。

リセールを考えたオプション選び

リセールバリューとは、購入した車を将来売却するときの再販価値のことです。

プラドはリセールバリューが非常に高いことで知られていますが、オプションの選択次第で査定額はさらに変わります。

中古車を選ぶ際も、将来の売却時に有利になる人気の装備が付いているかを意識すると賢い選択ができます。

ボディカラーは定番の「ホワイトパールクリスタルシャイン」と「ブラック」が圧倒的に人気です。

加えて、サンルーフ、ルーフレール、7人乗り仕様は査定額アップに直結します。

リセールで有利なオプション	査定への影響
ボディカラー（パール/ブラック）	最も影響が大きい定番の人気色
ムーンルーフ	開放感があり、不動の人気を誇る装備
ルーフレール	SUVらしさを強調し、実用性も高い
7人乗り仕様	ファミリー層からの需要が高い
モデリスタエアロ	ドレスアップの定番でプラス査定

これらの人気オプションが装備された車両は、購入時の価格が少し高くても、売却時の査定額で十分に取り戻せる可能性があります。

長期的な視点で、資産価値の高い一台を選ぶことをおすすめします。

特別仕様車ブラックエディションとは？

特別仕様車「TX“Lパッケージ・Black Edition”」とは、2020年8月に発売された、内外装の質感を高めた人気モデルです。

その名の通り、各所にブラックの加飾を施し、標準モデルとは一線を画す精悍な雰囲気をまとっています。

ベースは人気グレードの「TX“Lパッケージ”」で、快適装備はそのままに、グリルやヘッドランプガーニッシュ、ホイールなどをブラックで統一しています。

内装もセンタークラスターパネルなどがブラック塗装され、上質で引き締まった空間を演出。

中古市場でも指名買いが多く、高い人気を維持しているのが特徴です。

Black Editionの主な専用装備	標準車との違い
ラジエーターグリル＆グリルインナーバー	ブラック塗装
ヘッドランプガーニッシュ	漆黒メッキ
18インチアルミホイール	ブラック塗装
ルーフレール	ブラック
センタークラスターパネル	ブラック塗装

標準車とは少し違った個性を求める方や、リセールバリューを重視する方にとって、ブラックエディションは魅力的な選択肢です。

中古車市場で見つけたら、積極的に検討する価値のある一台といえます。

よくある質問（FAQ）

まとめ

この記事では、ランドクルーザー プラドの中古車購入で後悔しないためのポイントを、網羅的に解説してきました。

新型ランクル250が登場した今、熟成され価格もこなれてきた150系は、非常に魅力的な選択肢となります。

• 新型250との違いと、あえて150系を選ぶ価値
• ディーゼルやグレードなど、自分に合ったモデルの選び方
• 驚異的なリセールバリューと具体的な年間維持費
• 購入後に後悔しないための中古車のチェックポイント

まずはこの記事で得た知識を基に、中古車情報サイトでご自身の条件に合う一台を探してみましょう。

気になる車両を見つけ、実際に販売店で状態を確かめることが、最高のパートナーと出会うための最も重要なステップです。