浄水型ウォーターサーバーは便利ですが、ご自身の生活に合わないものを選ぶと後悔に繋がります。
この記事では、浄水型サーバーの種類ごとの違いから、料金、フィルター性能、契約条件、安全性まで、後悔しないための9つのポイントを徹底比較し、あなたに最適な一台を見つけるお手伝いをします。

種類が多くて、料金や手間の実態もよく分からないし、どれを選べば失敗しないの…?

大丈夫です!この記事を読めば、比較ポイントと注意点が分かり、納得の一台を選べますよ。
- 浄水型サーバーの種類(水道直結・補充)ごとのメリット・デメリット
- 料金・機能・フィルター性能で失敗しない比較ポイント
- 契約期間や安全性で後悔しないための注意点
後悔しない浄水型サーバー選びの基礎知識
浄水型ウォーターサーバーを選ぶ際に最も重要なのは、ご自身の生活スタイルや価値観に合った製品を見極めることです。
なんとなく選んでしまうと、「思っていたのと違った…」と後悔につながる可能性があります。
これから、浄水型ウォーターサーバーの基本から、注目される背景、他の水との相違点、選び方の考え方、そして必要な機能の整理まで、後悔しないために知っておくべき基礎知識を解説します。
これらの点を理解することで、数ある製品の中から最適な一台を選ぶための土台を築きましょう。
浄水型ウォーターサーバーの基本
浄水型ウォーターサーバーとは、家庭の水道水を本体内部のフィルターでろ過し、美味しい水を提供する家電製品です。
水道水を注ぐだけ、または水道管から直接給水することで、いつでも手軽に冷水や温水を利用できます。
従来の宅配水タイプのように、重い水ボトルの注文、受け取り、交換、保管といった手間が一切不要な点が大きな魅力です。
自宅の水道水を利用するため、水の残量を気にする必要もありません。

水道水をろ過するだけで、本当においしくなるの?

はい、内蔵された高性能フィルターが水道水に含まれる塩素や不純物をしっかり除去するため、水道水特有の臭みがなくなり、すっきりとした味わいの水になります。
手軽に安全で美味しい水を利用できるのが、浄水型ウォーターサーバーの基本的な仕組みであり、最大の利点といえます。
浄水型サーバーが注目される背景
近年、浄水型ウォーターサーバーが多くの家庭で選ばれるようになっている背景には、利便性の高さと経済性、そして健康や環境への意識の高まりがあります。
重たい水のボトルを運んだり保管したりする必要がなく、ゴミが出ない手軽さは、忙しい現代人のライフスタイルに合致しています。
また、月々の料金が定額制のものが多く、水をたくさん使うご家庭にとっては、使用量に応じて費用が増える宅配水やペットボトル水と比較して、コストを抑えられる可能性があります。
健康志ikówから、水道水に含まれる塩素や不純物を除去した安全な水を飲みたいというニーズも高まっています。

定額制って聞くけど、本当にお得なのかな?

たくさん水を使うご家庭なら、宅配水よりお得になるケースが多いです。ただし、電気代や初期費用、契約期間も考慮して総額で考えることが大切ですよ。
これらの理由から、従来の水の確保方法に代わる、賢く便利な選択肢として浄水型ウォーターサーバーが注目されています。
宅配水やペットボトルとの主な相違点
浄水型ウォーターサーバーは、同じく家庭で利用される宅配水やペットボトル水とは、コスト構造、利便性、環境負荷の点で大きく異なります。
それぞれの特徴を理解し、ご自身の優先順位に合った選択をすることが重要です。
以下の表で主な違いを確認してみましょう。
特徴項目 | 浄水型ウォーターサーバー | 宅配型ウォーターサーバー | ペットボトル水 |
---|---|---|---|
水源 | 家庭の水道水 | 天然水、RO水など | 天然水、ミネラルウォーターなど |
コスト構造 | 定額制(月額料金+電気代等) | 従量制(水代+レンタル料等) | 購入量に応じた変動費 |
利便性(水の管理) | ボトル管理不要、水切れなし | ボトル注文・受取・交換・保管必要 | 購入・持ち帰り・保管・ゴミ捨て必要 |
利便性(温度) | 冷水・温水(常温水も)がすぐ | 冷水・温水がすぐ | 冷蔵・加熱が必要 |
環境負荷(ゴミ) | ほぼなし | ボトルゴミあり | ペットボトルゴミあり |
味の選択肢 | フィルター性能と水道水次第 | 多様な味を選べる | 多様な味を選べる |
災害時の備蓄 | 不向き(水道・電気必須) | 備蓄水として活用可能 | 備蓄水として活用可能 |

重いボトルの交換やゴミ捨てがなくなるのは魅力的だけど…

浄水型はボトル関連の手間が一切ないのが大きなメリットです。その代わり、補充型の場合は給水やタンク洗浄の手間が発生します。
このように比較すると、手軽さやコスト面では浄水型にメリットがありますが、味の選択肢や災害時の備えでは宅配水やペットボトルに分があることが分かります。
失敗を防ぐための選び方の考え方
浄水型ウォーターサーバー選びで失敗しないためには、「自分や家族が何を最も重視するのか」という優先順位を明確にすることが大切です。
よくある失敗例としては、「月額料金の安さだけで選んだら、電気代が高かった」「契約期間が長すぎて、引っ越し時に高額な解約金がかかった」「タンクの洗浄が思ったより面倒だった」「子供のいたずら防止機能が不十分だった」などが挙げられます。
こうした失敗を防ぐには、まずご自身のライフスタイル(水の消費量、設置場所、手間への許容度など)や予算を把握しましょう。
その上で、各製品のメリットだけでなく、デメリットや注意点(契約期間、解約金、メンテナンスの手間など)もしっかりと比較検討する視点が不可欠です。

たくさん種類があって、どこから比べればいいか分からない…

まずは、ご自身の「これだけは譲れない」というポイントをいくつか書き出してみると、比較する軸が見えてきますよ。
焦って決めずに、情報を集め、優先順位に基づいて比較検討することが、後悔しないサーバー選びにつながります。
自身に必要な機能の優先順位整理
浄水型ウォーターサーバーには、様々な機能が搭載されていますが、すべての機能が必要とは限りません。
ご自身の生活に本当に必要な機能を見極め、優先順位をつけることが、無駄なコストをかけずに満足度を高めるコツです。
例えば、以下のような点を考慮して、機能の要不要を整理してみましょう。
- 温度設定: 冷水・温水だけで十分か? 常温水も使いたいか? 赤ちゃんのミルク作りに適した温度(70℃前後)や、カップ麺に便利な再加熱機能は必要か?
- 容量・サイズ: 水の消費量に対してタンク容量は十分か(補充型の場合)? 設置スペースに収まるサイズか? 床置き型か卓上型か?
- 衛生機能: UV殺菌や自動クリーン機能は重視するか?
- 安全機能: 小さなお子様がいる場合、チャイルドロックは必須。温水だけでなく冷水や操作パネル全体をロックできる方が安心か?
- 省エネ機能: 電気代を節約したいか?
- 静音性: 寝室の近くなど、静かな場所に置きたいか?
- デザイン: インテリアに合うデザインか?

機能がたくさんあっても、使いこなせるか心配…

まずは「絶対に必要な機能」と「あったら嬉しい機能」に分けて考えてみましょう。多機能なモデルほど高価になる傾向があるので、本当に使う機能を見極めることが大切です。
これらの項目について、ご自身の生活スタイルや家族構成、価値観と照らし合わせ、どの機能を優先するべきか整理することで、より具体的な製品選びに進むことができます。
徹底比較:タイプ・フィルター・コスト・機能
- 水道直結型と補充型の利点と注意点
- 浄水フィルターの種類と除去性能
- フィルター交換の頻度と作業内容
- 初期費用から総費用までのコスト計算
- 水温設定(冷水・温水・常温水)の選択肢
- タンク容量・本体サイズ・設置デザイン
浄水型ウォーターサーバーを選ぶ際に、特にじっくり比較検討したい重要なポイントは、ご自身の生活スタイルに合った「タイプ」選び、必要な浄水性能を持つ「フィルター」、長期的な視点で見た「総コスト」、そして日々の使い勝手を左右する「機能」です。
これらをしっかり比較することで、導入後の満足度が大きく変わってきます。
具体的には、まず「水道直結型」と「補充型」のどちらがご家庭に合っているかを見極めます。
次に、フィルターの種類によって「除去できる物質」がどう違うのか、そしてフィルター交換の手間や頻度を確認します。
費用面では、月額料金だけでなく、初期費用から電気代まで含めた「総費用」を計算することが肝心です。
さらに、あると便利な「水温設定」のバリエーション、設置スペースに関わる「本体サイズ」や「タンク容量」、お子様がいるご家庭では特に気になる「安全機能」や「衛生管理」、そして意外と見落としがちな「静音性」についても、一つひとつ詳しく見ていきましょう。
これらの要素を丁寧にご自身の希望や状況と照らし合わせて比較検討することで、「こんなはずじゃなかった…」という失敗を防ぎ、本当に納得できる一台が見えてきます。
水道直結型と補充型の利点と注意点
浄水型ウォーターサーバーは、水道水の供給方法によって大きく2つのタイプに分かれます。
「水道直結型」はキッチンの水道管などから分岐させて直接サーバーに水を供給するタイプで、「補充型」はサーバー上部などにあるタンクにご自身で手動で水道水を注ぎ入れるタイプを指します。
水道直結型の一番のメリットは、給水の手間が完全に不要になる点です。
しかし、設置には専門業者による初期工事が必要になる場合が多く、その際に費用(目安として5,000円~15,000円程度)が発生することもあります。
また、設置できる場所が水栓の近くに限られるという制約があります。
一方、補充型は電源コンセントがあれば基本的にどこにでも設置でき、工事も不要です。
ただし、定期的にタンクへ水道水を補充する作業(機種や使用量によりますが、例えば3日に1回程度)や、衛生を保つためのタンク洗浄の手間がかかる点がデメリットと言えます。
特徴項目 | 水道直結型 | 補充型(給水型) |
---|---|---|
設置工事 | 必要(専門業者、費用発生の場合あり) | 不要(電源のみ) |
設置場所 | 水道近く、チューブ範囲内 | 電源があれば比較的自由 |
給水の手間 | 不要(自動給水) | 必要(手動でタンクに補充) |
タンク清掃 | 不要 | 必要(定期的) |
主な利点 | 給水の手間ゼロ、水切れ心配なし | 設置場所自由、工事不要、移動が容易 |
主な注意点 | 初期工事費、設置場所制限、移動困難 | 給水・タンク清掃の手間、タンク容量による補充頻度 |

賃貸マンションだけど、水道直結型って本当に設置できるの?

多くの場合、壁に穴を開けるような大掛かりな工事は不要で、退去時の原状回復も可能なケースが多いです。ただ、念のため管理会社や大家さんに確認しておくと安心でしょう
ご自宅の状況(持ち家か賃貸か)、日々の手間に対する考え方(給水の手間をどう捉えるか)、そしてサーバーを置きたい場所などを総合的に考慮して、ご自身のライフスタイルにより合ったタイプを選ぶことが大切です。
浄水フィルターの種類と除去性能
浄水型ウォーターサーバーの性能を左右する最も重要な部品が「浄水フィルター」です。
どのような種類のフィルターが使われているかによって、除去できる水道水中の不純物や、ろ過後の水の味わいが変わってきます。
日本で主に使用されているフィルター技術には、「活性炭」(残留塩素やカルキ臭、カビ臭などを吸着除去)、「中空糸膜(UF)フィルター」(活性炭では除去できない細菌や水の濁りなどを物理的に除去)、そして「RO膜(逆浸透膜)フィルター」(ウイルスや重金属、ミネラル分まで含め、水分子以外のほとんどすべての不純物を除去)などがあります。
多くのサーバーではこれらのフィルターを複数組み合わせて浄水能力を高めています。
性能を比較する目安として、家庭用品品質表示法(JIS S 3201)や浄水器協会(JWPA)が定める除去対象物質の項目数(例えばJIS規格で最大17物質+JWPA規格で5物質など)を公表しているメーカーもあります。
フィルター種類 | 主な除去対象 | ミネラル保持 | 味への影響 | 交換頻度目安 |
---|---|---|---|---|
活性炭 | 塩素、臭い、カビ臭、一部有機物 | 保持 | 臭み・塩素臭を低減、すっきりした味 | 1~6ヶ月程度 |
中空糸膜 (UF) | 濁り、細菌、サビ、粒子 (ミネラル、ウイルス、塩素は通過) | 保持 | ミネラル保持のため味への影響少 | 3~12ヶ月程度 |
RO膜 (逆浸透膜) | ほぼ全ての不純物(ウイルス、重金属、ミネラル、塩分、化学物質含む) | 除去 | 純水に近くなり、味が平坦に感じることも | 6~24ヶ月程度 |
複合フィルター (例: 活性炭+UF) | 塩素、臭い、濁り、細菌、一部有機物 (ミネラルは保持、ウイルスは通過) | 保持 | 臭み・塩素臭を低減しつつミネラル感を保持 | 6~12ヶ月程度 |

最近聞くPFASっていうのも除去できるフィルターはあるの?

RO膜はPFAS(有機フッ素化合物)の除去に高い効果が期待できます。また、エブリィフレシャスやウォータースタンド ピュアライフなどが採用している高性能な活性炭・UF複合フィルターなどもPFAS対応を公表しています
ご自宅の水道水の水質(特に気になる臭いや味、不純物はあるか)や、どこまでのレベルの浄水を求めるか(塩素や臭いが取れれば十分か、あるいは細菌や特定の化学物質まで除去したいか)、そして水の味の好み(ミネラルを残した自然な味わいが良いか、純水に近いすっきりした味が良いか)などを考慮して、最適な浄水能力を持つフィルターを選びましょう。
フィルター交換の頻度と作業内容
浄水フィルターは、一定期間使用すると性能が低下するため、定期的な交換が必要な「消耗品」です。
交換を怠ると、本来の浄水能力を発揮できないばかりか、フィルター内部で雑菌が繁殖してしまうなど、衛生面でのリスクも考えられます。
フィルターの交換が必要になる頻度は、フィルターの種類やサーバーの機種、そしてご家庭での水の使用量によって異なりますが、現在の浄水型ウォーターサーバーでは「6ヶ月ごと」または「12ヶ月ごと」の交換が一般的です。
交換作業そのものは、利用者自身で行えるように設計されている機種がほとんどです。
多くの場合、メーカーから交換時期に合わせて新しいフィルターカートリッジが郵送されてきて、取扱説明書に従って古いものと付け替えるだけの簡単な作業で済みます。
手順 | 内容 |
---|---|
1 | メーカーから定期的に届く交換用フィルターを受け取る |
2 | サーバー本体の指定されたカバーを開ける |
3 | 古いフィルターカートリッジを、指定された方向に回すなどして取り外す |
4 | 新しいフィルターカートリッジを差し込み、指定された方向に回すなどしてしっかりと固定する |
5 | カバーを元通りに閉めて完了(機種によっては、リセット操作などが必要な場合があります) |

フィルター交換って、お金も別途かかるんでしょ?

いいえ、多くの浄水型ウォーターサーバーのレンタルプランでは、交換時期に合わせて送られてくるフィルターの費用は、月額のレンタル料金に含まれている場合がほとんどですので、追加の費用負担を心配する必要は少ないですよ
フィルター交換にかかる費用は月額料金に含まれていることが多い点は安心材料ですが、交換作業そのものは定期的に発生する手間となります。
この交換作業の頻度(年に1回か2回か)も、長期的に利用する上での負担感を左右する要素です。
ご自身にとって、どのくらいの頻度の交換作業なら無理なく続けられそうかも考慮して、モデルを選ぶことをおすすめします。
初期費用から総費用までのコスト計算
浄水型ウォーターサーバーを選ぶ上で、「費用」は最も気になるポイントの一つではないでしょうか。
月々の料金だけでなく、導入時にかかる初期費用、そして電気代などを含めた数年単位での総費用(トータルコスト)をきちんと把握しておくことが、後悔しない選択のために非常に重要です。
まず導入時にかかる可能性のある初期費用としては、契約時の事務手数料(無料の場合もあれば3,000円~5,000円程度かかることも)や、水道直結型の場合には設置工事費(無料~15,000円程度、状況により変動)などが挙げられます。
そして毎月継続的にかかる費用としては、サーバーのレンタル料(交換用フィルターの費用込みで月額2,500円~5,500円程度が目安)と、サーバーが水を冷やしたり温めたりするために消費する電気代(省エネ性能の高い機種で月300円台~、一般的な機種では月500円~1,000円程度が目安)が主なものです。
わずかながら水道代もかかりますが、こちらは通常、月数十円~百数十円程度です。
これらの費用を合計し、契約期間全体でかかる総費用を計算して比較検討することが大切です。
ブランド/モデル | タイプ | 月額レンタル料(フィルター込) | 推定月額電気代 | その他月額費用 | 初期費用 | 2年間の推定トータルコスト | 3年間の推定トータルコスト | 5年間の推定トータルコスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エブリィフレシャス tall | 補充型 | 3,300円 | 約401円~ | なし | 0円 | 約89,000円 | 約133,000円 | 約222,000円 |
ウォータースタンド ピュアライフ | 補充型 | 3,300円 | 約462円~ | なし | 0円 | 約90,000円 | 約135,000円 | 約226,000円 |
Locca litta | 補充型 | 2,580円 | 約469円~ | なし | 0円 | 約73,000円 | 約110,000円 | 約183,000円 |
ハミングウォーター flows | 補充型 | 3,300円 | 約475円~ | なし | 2,200円 | 約93,000円 | 約139,000円 | 約230,000円 |
しずくりあ Skitto | 補充型 | 2,640円 | 約500円~ | なし | 0円 | 約75,000円 | 約113,000円 | 約188,000円 |
*注意: 上記トータルコストは単純計算による推定値です。
電気代は使用状況により変動します。
キャンペーン等により初期費用や月額料金が変わる場合があります。
最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
*

月額が安い!と思っても、電気代が高いと意味ないですよね…

おっしゃる通りです。月額レンタル料の安さだけでなく、サーバーの省エネ性能(消費電力)もしっかりチェックして、電気代を含めたトータルコストで比較検討することが大切ですね
サーバー選びでは、表示されている月額レンタル料だけでなく、毎月変動する可能性のある電気代や、導入時にかかる初期費用、そしてこの後で触れる契約期間の長さと途中解約時の解約金まで含めて、総合的なコストを考慮に入れる必要があります。
ご自身の予算と照らし合わせ、無理なく続けられる料金プランの製品を選びましょう。
水温設定(冷水・温水・常温水)の選択肢
浄水型ウォーターサーバーを導入する大きなメリットの一つは、冷たい水や温かいお湯を、飲みたい時や使いたい時にいつでもすぐに利用できることです。
基本的な冷水・温水機能に加えて、最近ではさらに便利な温度設定機能を持つ機種も増えています。
ほとんどの機種で、しっかりと冷えた冷水(温度の目安は約5℃~10℃)と、お茶やコーヒー、インスタント食品などに便利な温水(温度の目安は約80℃~90℃)をいつでも使うことができます。
さらに近年人気が高まっているのが、「常温水」機能です。
薬を飲む時や、体を冷やしたくない時の水分補給、料理への利用などに重宝します。
機種によっては、カップ麺などにより適した約90℃以上にまでお湯を再加熱する「再加熱機能」や、赤ちゃんのミルク作りにちょうど良いとされる70℃程度の温水が出せる温度設定(ECOモードの温水温度など)が可能なもの(例:エブリィフレシャス tall、クリクラ feel free putioなど)もあります。
水温機能 | 温度目安 | 主な用途 |
---|---|---|
冷水 | 5~10℃ | 飲料水、スポーツ後の水分補給、冷たい料理 |
常温水 | 室温程度 | 薬の服用、料理(素材の風味を活かす)、体を冷やしたくない時の水分補給 |
温水 | 80~90℃ | コーヒー、緑茶、紅茶、インスタントスープ・味噌汁 |
再加熱温水 | 90℃以上 | カップ麺、温度が特に重要な飲み物(一部のハーブティーなど) |
ECOモード温水 | 70~75℃ | 赤ちゃんのミルク作り(調乳)、白湯、省エネ運転 |

赤ちゃんのミルクを作るのに、いちいちお湯を冷ますのが面倒で…

70℃程度の温水が出せる機種を選べば、粉ミルクを溶かした後に冷ます時間を短縮できて、ミルク作りの負担をかなり軽減できますよ
毎日の生活の中で、どのような温度の水をどれくらいの頻度で使うことが多いか、また、特に便利だと感じる用途(ミルク作り、常温での飲用など)があるかを考えてみましょう。
ご自身のニーズに合った水温設定機能を持つ機種を選ぶことで、ウォーターサーバーのある暮らしがより一層快適になります。
タンク容量・本体サイズ・設置デザイン
ウォーターサーバーを選ぶ際には、機能面だけでなく、補充型の場合の「タンク容量」、サーバー本体の「サイズ」、そしてお部屋の雰囲気に合わせた「デザイン」も、日々の使い勝手や満足度に影響する大切な比較ポイントです。
補充型の給水タンクの容量は、3L程度のコンパクトなものから、7L、10L、中には16Lを超える大型のものまで様々です。
ご家族の人数や水の消費
契約と維持管理の重要チェック項目
浄水型ウォーターサーバーを選ぶ際、機能や料金だけでなく、契約条件と日々の維持管理も長期的な満足度を左右する重要なポイントです。
ここでは、後悔しないために必ず確認すべき「長期契約期間と解約金の詳細」、「利用規約の重要箇所」、「日常的な手入れ」、「補充型タンク洗浄の手間」、そして万が一の際に頼りになる「サポート体制と保証範囲」について詳しく解説します。
これらの点を事前にしっかりチェックすることで、安心して長く使い続けられる一台を選ぶことができます。
長期契約期間と解約金の詳細確認
浄水型ウォーターサーバーの契約で特に注意が必要なのは、「最低利用期間」とも呼ばれる契約期間の長さと、期間内に解約した場合に発生する「解約金(違約金)」です。
多くの浄水型サーバーでは2年から5年程度の長期契約が一般的で、宅配型(1~2年が多い)と比較して長い傾向が見られます。
例えば、Locca littaは月額料金が魅力的ですが最低5年の利用期間が設定されています。
ブランド/モデル | 契約期間 | 解約金(例:契約1年未満) | 解約金(例:契約期間満了直前) |
---|---|---|---|
エブリィフレシャス tall | 3年 | 40,000円 | 40,000円(3年未満共通) |
Locca litta | 5年 | 50,000円 | 10,000円(4年以上5年未満) |
しずくりあ Pitto/Skitto | 5年 | 33,000円 | 11,000円(4年以上5年未満) |
ハミングウォーター flows | 2年 | 16,500円 | 16,500円(2年未満共通) |
クリクラ feel free (お得) | 5年 | 35,000円 | 5,000円(4年以上5年未満) |
ウォータースタンド ピュアライフ | なし | 0円 | 0円 |

契約期間が長いと、引越しとかあった時に心配…

転居の可能性がある場合、契約期間の短いモデルや縛りのないモデルを選ぶのが安心ですね
月額料金の安さだけでなく、ご自身のライフプランに合わせて契約期間と解約金の条件を必ず確認し、納得した上で契約することがトラブル回避につながります。
契約前に読み込むべき利用規約の箇所
利用規約は、契約内容の詳細やルールが記載された重要な書類です。
文字が多く読むのが大変かもしれませんが、特に注意して確認すべき箇所があります。
特に、解約に関する条項(解約手続き、解約金の計算方法、サーバー返却費用など)、支払いに関する条項(支払い遅延時の措置など)、禁止事項、免責事項は必ず目を通しましょう。
規約はWebサイトで公開されていることが多いので、申し込み前に確認できます。
確認すべき利用規約の主な箇所 | チェックポイント |
---|---|
契約期間と自動更新 | 最低利用期間の開始日と終了日、契約が自動更新される場合の条件 |
解約方法と解約金 | 解約申請の期限と方法、解約金が発生する条件と金額、契約期間に応じた解約金の変動 |
支払い条件 | 支払い方法、請求日、支払い遅延時の遅延損害金やサービス停止の条件 |
サーバーの取り扱い | 故障・破損時の自己負担の有無、禁止されている改造や使用方法、サーバー返却時のルールと費用 |
フィルター交換 | 交換時期、フィルター代金の負担(月額に含まれるか)、交換方法 |
メンテナンスとサポート | 定期メンテナンスの有無と内容・費用、故障時の連絡先と対応範囲 |
禁止事項 | 転売、譲渡、指定外の使用など |
免責事項 | メーカーが責任を負わないケース(天災、利用者過失など) |
不明な点があれば、契約前に必ずメーカーのカスタマーサポートに問い合わせて疑問点を解消しておくことが大切です。
日常的な手入れが必要な部分とその頻度
浄水型ウォーターサーバーを衛生的に使い続けるためには、日常的なお手入れが欠かせません。
「ボトル交換不要=手入れ不要」ではない点を理解しておくことが重要です。
メーカーや機種によって推奨される頻度は異なりますが、給水口(蛇口)、水受け皿、本体外面などは、汚れや雑菌が付着しやすいため、定期的な清掃が必要です。
例えば、給水口は最低でも週に1回は清潔な布やアルコールシートで拭くことが推奨されます。
手入れが必要な箇所 | 推奨頻度(目安) | 手入れ方法 |
---|---|---|
給水口(蛇口) | 毎日~週1回 | 清潔な布、キッチンペーパー、アルコール除菌シート、綿棒などで拭き掃除 |
水受け皿 | 週1回 or 汚れ次第 | 取り外して中性洗剤で洗浄、よくすすぎ乾燥させる |
本体外面 | 汚れが気になった時 | 柔らかい布で拭く。汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤を使用後、水拭き・乾拭き |
サーバー背面 | 月1回 | 電源プラグを抜き、掃除機でホコリを吸い取るか、乾いた布で拭く |
補充タンク | (補充型のみ)後述 | 後述 |
これらのお手入れを怠ると、水の味や衛生状態に影響が出る可能性があるため、メーカーの指示に従って定期的に実施しましょう。
補充型タンク洗浄における実際の手間
補充型ウォーターサーバーを選ぶ上で、見落としがちながら重要なのが「給水タンクの洗浄」という手間です。
水を直接貯めるタンクは、衛生管理上こまめな清掃が推奨されており、多くのメーカーでは「3日に1回」や「週に1回」程度の頻度で、タンクを取り外して中性洗剤で洗い、よくすすいで乾燥させるよう指示しています。
例えば、ハミングウォーターは週に1回程度のお手入れを推奨しています。
項目 | 詳細 | 考慮点 |
---|---|---|
推奨される洗浄頻度 | 週1回~数日に1回(メーカー・機種による) | この頻度で洗浄を継続できるか |
洗浄作業内容 | タンクの取り外し、中性洗剤での洗浄、すすぎ、乾燥、再設置 | タンクの大きさ・重さ、シンクのサイズ、乾燥させる場所の確保 |
タンク容量との関係 | 大容量タンクは補充回数が減るが、洗浄時の持ち運びや取り回しが大変になる可能性がある | 小容量タンクは洗浄は楽でも、給水頻度が増える |
清掃を怠った場合のリスク | 雑菌の繁殖、水垢やヌメリの発生、味や臭いの変化 | 衛生面での不安、サーバー内部への影響 |

毎週タンクを洗うのは、ちょっと大変そうかも…

ご自身の生活スタイルで続けられるか、事前にしっかりイメージすることが大切ですね
「ボトル交換がない手軽さ」の裏には「タンク洗浄の手間」があることを理解し、ご自身のライフスタイルで無理なく続けられるか検討することが、補充型サーバー選びの重要なポイントとなります。
各メーカーのサポート体制と保証範囲
長く安心してウォーターサーバーを利用するためには、故障時やトラブル発生時のメーカーのサポート体制と保証内容を確認しておくことが非常に重要です。
メーカーによって、定期メンテナンスの有無や内容・費用、故障時の無償修理・交換の条件、問い合わせ窓口の対応時間などは異なります。
例えば、クリクラ feel freeでは年に1回のサーバー本体交換サービスが含まれているプランがあります。
チェック項目 | 確認内容 | 例 |
---|---|---|
定期メンテナンス | 有無、頻度(年1回など)、内容(点検、洗浄、部品交換)、費用(月額に含まれるか、別途か) | クリクラ feel free: 年1回サーバー交換(プランによる) |
故障・破損時の対応 | 通常使用での故障時の対応(無償修理/交換)、利用者過失時の対応(有償/保証範囲)、連絡方法 | 各社: 通常故障は保証期間内なら無償対応が多い |
保証期間と範囲 | サーバー本体の保証期間、保証対象外となるケース(消耗品、天災など) | – |
カスタマーサポート | 問い合わせ方法(電話、メール、チャット)、受付時間、対応の評判 | ウォータースタンド: サポート体制の評判が良い傾向 |
付帯サービス | あんしんサポートパックのような任意/必須加入のサービスの有無と内容・費用 | 一部メーカー: 月額数百円のサポート料で、破損時の保証などが手厚くなる場合がある |
契約前にサポート体制や保証の詳細を比較検討し、万が一の際にも安心して頼れるメーカーを選ぶことが、長期的な満足感につながります。
最適な一台を見つけるための最終ステップ
浄水型ウォーターサーバーを選ぶための情報は集まりましたが、最後の決定には勇気がいるものです。
ここまで検討してきた内容を踏まえ、ご自身の生活に本当にフィットする一台を見極めるための最終段階に進みましょう。
このステップでは、生活スタイルに合わせた考え方や人気モデル比較時の注意点、利用者レビューの賢い使い方、そして最終確認のためのチェックリストと情報収集の大切さについて解説します。
ご自身にとって最高の選択をするための、最後の後押しとなれば幸いです。
生活スタイル別に見る最適なサーバー
ご自身の生活スタイルによって、ウォーターサーバーに求める機能や優先順位は異なります。
何を最も重視するかを明確にすることで、数ある選択肢の中から最適なものが見えてきます。
例えば、小さなお子様がいらっしゃるご家庭(ペルソナの方のようなケース)では、やはり安全性と衛生面が最優先事項となります。
具体的には、以下のような点が重要になります。
重視ポイント | 具体的な機能・仕様例 |
---|---|
安全性 | 温水だけでなく冷水や操作パネル全体にかかるチャイルドロック |
衛生面 | UV殺菌機能、自動クリーン機能、手入れのしやすい構造 |
ミルク作り・離乳食 | 70℃程度の温水設定(エコモード温水など)、常温水機能 |
利便性 | 給水の手間が少ない(大容量タンクor水道直結)、静音設計 |

うちみたいな小さい子がいる家庭だと、何を見ればいいの?

お子様の安全と衛生、そして日々の使い勝手を最優先に考えましょう。
エブリィフレシャス tall+cafeは6段階温度設定やUV殺菌機能があり、ウォータースタンド ピュアライフは契約期間の縛りがなく、全操作ロックも可能です。
ご自身の優先順位に合わせて、これらの機能を比較検討すると良いでしょう。
人気モデル比較時の着眼点と落とし穴
人気モデルを比較検討する際には、カタログスペックだけでなく、見落としがちなコストや契約条件、実際の使い勝手に関わる点までしっかりと確認することが後悔しないための鍵です。
特に注意したいのが、月額料金の安さに惹かれて契約したものの、想定外の費用や長期の契約期間に縛られてしまうケースです。
また、補充型サーバーの場合、宣伝ではあまり触れられないタンク洗浄の手間が、実際に使ってみると負担になることもあります。
以下の表で、比較時に注意すべき点と、その落とし穴の例を確認しましょう。
着眼点 | 落とし穴の例 | 確認事項 |
---|---|---|
月額料金 | 電気代・サポート料が別途必要で総額が高くなる | フィルター代込みか、月額に含まれない追加費用はないか |
電気代 | 省エネ性能が低いモデルで予想以上に高額になる | メーカー公表の目安、エコモード有無とその効果 |
契約期間/解約金 | 5年縛りなど長期契約、数万円単位の高額な違約金が発生 | 最低利用期間の長さ、期間内解約時の正確な金額と条件 |
フィルター性能 | PFASなど特定の除去したい物質に対応していない | JIS規格除去対象物質数、特定物質(PFAS等)への対応有無 |
タンク容量(補充型) | 小さすぎて頻繁な給水が必要となり、手間がかかる | 世帯人数・使用量に見合う容量か、洗浄時の扱いやすさ(重さ等) |
衛生機能 | UV殺菌機能がない、または範囲が限定的である | UV殺菌の有無・照射箇所、自動クリーン機能の詳細 |
チャイルドロック | 温水のみロックで冷水は対象外、操作が複雑で使いにくい | ロック対象(温水/冷水/全操作)、操作方法の分かりやすさ |
メンテナンス | 補充型タンクの洗浄頻度が高く、負担に感じる | メーカー推奨の清掃頻度、清掃方法の容易さ |
これらの点を事前に把握しておくことで、「こんなはずじゃなかった」という失敗を防ぐことができます。
利用者レビューの活用法
メーカーの公式サイトやパンフレットだけでは分からない、実際の使用感を知る上で、利用者レビュー(口コミ・評判)は非常に貴重な情報源となります。
レビューを参考にする際は、肯定的な意見と否定的な意見の両方に目を通すことが大切です。
肯定的な意見からはその製品の具体的なメリットや満足度の高い点が、否定的な意見からは注意すべき点やデメリット、起こりうるトラブルなどが読み取れます。
「ボトル交換がなくて楽」「水がおいしい」といった良い点だけでなく、「タンクの掃除が意外と面倒」「思ったより音が気になる」「解約金が高かった」などのネガティブな声にも耳を傾けましょう。

口コミって、良いことばかりじゃないですよね?

はい、メリット・デメリット両方の声に触れることで、より実態に近い情報を把握しましょう。
ただし、レビューは個人の主観や特定の状況に基づいている場合が多い点に注意が必要です。
書かれた時期が古い情報や、ご自身の状況とは異なる使い方をしている人の意見もあります。
そのため、一つのレビューを鵜呑みにせず、複数のレビューを参考にしながら、ご自身のライフスタイルや優先順位に照らし合わせて、客観的に判断するように心がけましょう。
最終決定に役立つチェックリスト
いよいよ最終決定です。
これまでの検討内容を整理し、後悔のない選択をするために、以下の具体的なチェック項目で最終確認を行いましょう。
チェック項目 | 確認ポイント |
---|---|
予算 | 初期費用、月額総額(電気代込)、契約期間内のトータルコストは予算内か |
契約条件 | 最低利用期間はライフプラン(転居可能性等)と照らして許容できるか、解約金はいくらか |
設置場所 | 十分なスペースはあるか、電源は確保できるか、水道接続(直結型)は問題ないか |
タイプ(直結/補充) | 給水やタンク清掃の手間を含め、生活スタイルに合っているか |
フィルター | 求める浄水能力を満たしているか、交換頻度や作業の手間は問題ないか |
機能(温度・安全・衛生) | 必要な機能(チャイルドロック、常温水、UV殺菌等)は十分に備わっているか |
タンク容量(補充型) | 水の消費量に対して給水頻度は現実的か、タンクの扱いは容易か |
サイズ・デザイン | 設置スペースに無理なく収まるか、キッチンの雰囲気などデザインは好みか |
メンテナンス(日常の手入れ) | 補充型タンクの洗浄など、推奨される手入れを継続できそうか |
サポート体制 | 故障時の対応(修理・交換)、保証内容、問い合わせ窓口は安心できるか |
このチェックリストを使って、候補となっているウォーターサーバーがご自身の希望条件をどれだけ満たしているか、一つひとつ確認してみてください。
情報収集と実機確認の重要性
インターネット上の情報やパンフレットだけでは、分からないこともあります。
最終的な納得感を得るためには、Webサイトの情報だけに頼らず、メーカーへの問い合わせや、可能であれば実機に触れてみることも有効です。
公式サイトでは、料金プラン、最新のキャンペーン情報、そして特に重要な契約約款(解約金に関する詳細など)を必ずご自身の目で確認しましょう。
不明な点があれば、カスタマーサポートに電話やメールで問い合わせてみることをお勧めします。
また、もしお近くにメーカーのショールームや、ウォーターサーバーを取り扱っている家電量販店などがあれば、実際に製品を見て、触れてみることを強く推奨します。
本体のサイズ感、質感、操作パネルの使いやすさ、給水口の高さ、補充型であればタンクの重さや持ちやすさなど、実物でないと分からない感覚を確かめることができます。
最終的には、情報を多角的に集め、比較検討し、ご自身が「これなら納得できる」と思える一台を選ぶことが大切です。
ご自身の判断に自信を持って、快適なウォーターサーバーライフをスタートさせてください。
よくある質問(FAQ)
- Q賃貸マンションなのですが、浄水型ウォーターサーバーは設置できますか?
- A
はい、設置可能です。
特に、工事不要の補充型(タンク式)なら、電源があれば好きな場所に置けます。
水道直結型も、多くの場合、壁に穴を開けずに設置でき、退去時の原状回復も可能なため、賃貸住宅にお住まいの方にも選ばれています。
ただし、念のため管理会社や大家さんにご確認いただくとより安心でしょう。
- Q赤ちゃんのミルク作りにも使えますか? 安全性や衛生面で気をつけることはありますか?
- A
はい、浄水型ウォーターサーバーは赤ちゃんのミルク作りにも便利です。
お湯の温度をミルクに適した約70℃に設定できる機種を選ぶと調乳が楽になります。
安全性の面では、お子様が誤って操作しないよう、チャイルドロック機能がしっかりしている機種を選びましょう。
温水だけでなく冷水や操作パネル全体をロックできると、より安心です。
衛生的に使うためには、UV殺菌機能付きのサーバーを選んだり、給水口などの日常的なお手入れを欠かさず行ったりすることも大切です。
- Q補充型のタンクを洗うメンテナンスは、どのくらいの頻度で、実際には大変ですか?
- A
補充型サーバーのタンク洗浄は、衛生を保つために大切なメンテナンス方法の一つです。
多くのメーカーでは、週に1回から数日に1回程度の洗浄を推奨しています。
方法自体は、タンクを取り外して中性洗剤で洗い、よくすすいで乾燥させるだけですが、タンクの大きさや重さ、ご自宅のキッチンスペースによっては、少し手間に感じる方もいます。
サーバーを選ぶ際には、このお手入れを無理なく続けられるかどうかも考慮点となります。
- Q浄水型ウォーターサーバーの電気代は、月々どのくらいかかりますか? 目安を知りたいです。
- A
サーバーの電気代は、機種の冷却・加熱方式や省エネ性能、お部屋の環境、使用頻度によって変わりますが、目安としては月額500円~800円程度の機種が多いです。
省エネ性能が高いモデルでは月額300円台のものも存在します。
電気代を抑えたい場合は、エコモード(省エネモード)搭載機種を選ぶのがおすすめです。
経済的なコスパを考える上でも、電気代は重要な比較ポイントになります。
- Q一人暮らしでも浄水型ウォーターサーバーを使うメリットはありますか?
- A
はい、一人暮らしの方にも多くのメリットがあります。
まず、重いペットボトルを買いに行ったり、ゴミを捨てたりする手間がなくなるため、手軽で便利です。
いつでも美味しい冷水・温水が使えるので、飲み物はもちろん、料理にもすぐ活用できます。
デメリットとしては、利用量が少ない場合、月額の固定費が少し割高に感じるかもしれません。
ご自身のライフスタイルに合わせて検討してみてください。
- Q契約期間が長いと聞きましたが、途中解約した場合の注意点はありますか?
- A
浄水型ウォーターサーバーは、2年から5年程度の最低利用期間が設定されていることが多く、期間内に解約すると解約金(違約金)が発生する点が注意点です。
この解約金は、契約からの経過期間によって変動しますが、数万円単位になる場合もあります。
失敗しない選び方のためにも、契約前には月々のレンタル料金だけでなく、契約期間の長さと解約金の条件を必ず確認し、ご自身のライフプランに合っているか慎重に検討してください。
まとめ
この記事では、浄水型ウォーターサーバー選びで後悔しないためのポイントを、種類、費用、機能、契約条件など様々な角度から詳しく解説しました。
最も重要なのは、ご自身の生活スタイルや価値観に本当に合う一台を、メリット・デメリットの両方を理解した上で見極めることです。
- ご自身の生活スタイルに合った種類(水道直結 or 補充)とフィルター性能
- 月額料金だけでなく、電気代や契約期間・解約金まで含めた総費用
- 必要な機能(特に安全性・衛生面)と日常のメンテナンスの手間
これらのポイントを踏まえ、まずは気になるモデルの公式サイトで最新情報を確認し、ご自身の優先順位と照らし合わせてみましょう。
コメント